RAMDiskで回転系からの解放?

考えてみると、音楽再生というのは随分と進歩したように見えて、SP盤であってもスーパーCDであっても「お皿を回転させる」という基本は変わっていないんですね。
つまり、再生メディアは丸いのであって、それは時間芸術である音楽にとって、時間軸にそってもっとも効率的にデータを読み取れる形が「お皿を回す」なんでしょうね。これは、PCオーディオであっても理屈は同じであって、ハードディスクもまた「回転」するのです。

そう考えると、パソコン上のメモリの余剰分を「RAMDisk」という形で実ドライブのように作り出して、そこに音楽ファイルをコピーして読み出すと、こ の「回転の呪い」から逃れられるのではないか?というのが、最近のPCオーディオ界の(?)のトレンドになっているようです。もっとも、あまり難しいこと は考えないでUSBメモリなんかにコピーして読み出しても「回転の呪い」からは逃れられるのですが、どうも電源関係の問題などもあるのか、音質的にはあま り芳しくありません。
やじゃり、パソコンの中にしっかりと組み込まれた物理メモリを実ドライブのように扱うのがよろしいようです。

さて、そんな便利なソフトがフリーであるのかあれこれ探してみるといくつかめぼしいものがあるようです。
世間で有名なのは「Gavotte Ramdisk」ですが、何だかユーザー登録しないと落とせなくなっているようです。中国のサイトなので、そこへユーザー登録というのはどう考えても気が 進む話ではないのでこれはパス。本家のマイクロソフトのものはお金を払わないと64Mbしか使えないという実にマイクロソフトらしい作りなのでこれもパ ス。
やはり、有料でないといいのはないのかと諦めかけた頃に目についたのが、ERAMです。

ERAM for WindowsNT3.51/4.0/2000/XP Ver 2.20 ドライバ 2というのを落としてきて解凍します。
インストールの仕方は、実行ファイルをクリックして「次へ」という形ではできないので要注意。
コントロールパネルから「ハードウェアの追加」を選びます。「ハードウェアは接続をしている」を選び、「新しいハードウェアデバイスの追加」を選びます。

「一覧から選ぶ」を選択して「全てのデバイスを表示」を選びます。

さらに、「ディスク使用」をクリックして、先ほど解凍した「ERAM」の「2000」のフォルダを読み込みますと準備完了です。

デジタル署名はされていないようですが、まあ気にしないで(^^;、次へを押すとインストールされます。再起動が促されますので、素直に再起動します。

設定の仕方は「コントロールパネル」を開くと「ERAM」という項目が出来ているので、それをクリックすると管理画面が開きます。

理想は、メモリが4Gb以上積んで、OS管理外領域でドライブとして認識させることですが、上みたいなやり方で物理メモリの一部を実ドライブのように認識させても充分です。
ただし、私のパソコンではCD一枚分の640Mbぐらいを切り出そうとしたのですが、上手くいきませんでした。この辺はもう少しトライしてみる必要があります。

なお、肝腎の音質の方ですが、これはまさに「回転の呪い」から解き放たれた「驚くべき透明感」に満ちたものに一変します。
ただし、現世の汚れにまみれたHD回転系の音も意外と侮りがたいものがあることも確認できました。今日は、ちょっと長くなってきたので、音質の詳細レポートは後日にまわしましょう。