HD-7AのUSB Asyncデーターフローエンジンを基板化

HD-7AのUSB Asyncデーターフローエンジンを基板化しました。

自作のD/Aコンバーターへ組み込んだり、単体のUSB-DDCとしても動作します。

USB – デジタルインターフェース基板 UDIF7を頒布します

詳細は

  • 電源はDC5から7.5V(1.5Vの乾電池4個でも動作します)
  • 入力:USB(Type-Bコネクタ)、I2S(基板に配線が必要)
  • 出力:I2S、SPDIF(RCA同軸)
  • 自作のSPDIF入力のD/Aコンバーターに追加してUSB/SPDIF入力のD/Aコンバーターにできます。
  • 高精度のクロックジェネレーターを搭載していますが外部のクロック(22.5792/24.576MHz )も接続可、LEDを配線すればUSBのサンプリングレートを表示できます。
  • (USBはHD-7Aと同様、44.1:48:88.2:96k/24bit対応)

と言うことらしいです。かなり魅力的です。さらに、頒布価格はいかにと思いきや、なんと「20000円」と言うこと。
さらに、さらに・・・、コメント欄を見ると、

「Ubuntu studio で使いたいのですが、認識してくれるでしょうか。」
に対して
「現在のALSAドライバーはUSB Audio Class 1をサポートしています。
去年Ubuntu StudioをWindows機にインストールして動作させたことがあります。問題なくアシンクロナスモードで動作確認できました。大丈夫だと思います。 」

という力強い返事が返っているではないですか。

個人的にはこのような「自作」には全く縁がなかったのですが、失敗しても20000円ですから、これは頒布開始と同時にポチルでしょうね。
果てさて、これでまた一つ「お楽しみ」が増えたことは間違いないようです。


7 comments for “HD-7AのUSB Asyncデーターフローエンジンを基板化

  1. candi
    2011年2月7日 at 6:57 PM

    いつも興味深く読ませていただいております。
    わたしはLinuxど素人なもので、このサイトを参考にVine MPDの構築をボチボチやってるところですが、久しぶりに自作ネタが出ましたので、ネットで見つけた類似品をご紹介したいと思います。

    http://fpga.cool.coocan.jp/electrart/usb_dual_audio.html

    これは、FPGAの回路設計などをやっておられるElectrArtという個人事業者の方が、PCオーディオかつ自作マニアの為に販売されているもので、すごくマニアックな基板ですが、上記フェーズテックの基板にそっくりです。
    大きな違いは、フェーズテックの方は「クロック生成部にAnalog Devices社Direct Digital Synthesizer AD9852を搭載」している点ぐらいでしょうか。
    マニアック度では、ElectrArtさんの基板が上でしょうね?
    ページを抜粋すると、
    「44.1kHzから192kHzまでのwaveファイルと、2.8MHzと5.6MHzのDSD(DSDIFFファイル)を再生可能な、Bulk転送を使った独自のUSB AUDIOインターフェース」とか、「さらに、上記の「Bulk転送」モードに加えて本基板では、標準の「USB AUDIO Class 1.0」に準拠した「アイソクロナス転送」モードを追加」とか、「新たに搭載した「アイソクロナス転送」モードは、PCに対してフロー制御を行うことによって「真の」Asynchronous転送を実現し、クロックジッタという側面では「バルク転送」モードに劣らない性能としました。この技術はAyreのQB-9と同様の方法を使っています」とか、いろいろ魅力的なワード満載となっています。
    さらに極めつけが、「「USB AUDIO Class 2.0」に準拠したファームウェアの御提供も開始しました。現在、Intel Mac のOS X 10.6.5以降にアップデート頂くことでMac上で24bit/192kHzまでの再生ができることを上記MacBookで確認しました。」というとこです。
    わたし的にかなりそそられる内容となってまして、値段も、22,800円とほぼ同格なことから、どちらか購入してみようと思っています。
    うーん悩む!!

  2. 闇異人
    2011年2月8日 at 11:26 AM

    ユング様、お久しぶりです。

    こういうものも出たんですね、いろいろな選択ができるのはいいですよね。
    私のところはMacなのでUSB DUAL AUDIO基板を導入しました。
    電源はエルサウンドの5Vです。
    まだS/PDIFでの出力ですが、こちらもかなりいい音がでています。
    非常に緻密で質量とエネルギーを感じる音で、分解能はかなり高いです。
    USB AUDIO Classについては、同じ44.1kHz/16bitのソースでも1.0と
    2.0ではまるで違う音になります。2.0の方がさらに高密度でストレートに
    なり、エネルギー感もUPします。
    こういう傾向ですので、どちらかというとカッチリとして解像度の音の
    方向に振れると思います。

    ご参考までに・・・。

  3. 2011年2月9日 at 8:49 AM

    アイソクロナス動作の場合にはインターフェース側のクロックで決まるので、この辺も更にグレードを上げると着実に変わっていきます。この辺が自作の面白いところです。ElectArtさんのは中々入手難ですから、選択先が増えるのは良いことでしょう。
     ubuntu10.10のalsaではclass2に対応しているようです。USB DUAL AUDIO基板は動きましたが、これが動くかはもちろん未確認。

  4. かめ
    2011年2月10日 at 9:19 PM

    はじめまして。時々興味深く拝見しておりました。
    最近デジタルアンプのキットも幾つか市販されています。
    上記の製品とデジタルアンプのキットを組み合わせてUSB入力のあるデジタルプリメインアンプを作れたら面白いと思います。
    腕さえあれば可能なのでしょうけど難易度が高い工作なのでしょうか?
    素人には無理ですか?

  5. ユング君
    2011年2月11日 at 1:07 PM

    >腕さえあれば可能なのでしょうけど難易度が高い工作なのでしょうか?素人には無理ですか?

    最初にも述べたように、私もこういう「自作」の世界は全くの素人です。振り返れば、PCも全く素人でしたし、Linuxの世界なんてまったくの素人でした。
    最初は素人ではななかった玄人なんてこの世には存在しないわけですから、大事なことはそこに横たわる「苦労」を楽しめる「ココロ」があるかどうかでしょうね。
    最初は上手くいかなくて「お釈迦」にしてしまうものも多いかと思いますが、そう言う「授業料」を払わないといつまでも前に進めないのかなと思っています。

    私の方はとりあえずフェーズテックの基盤が発売されればすぐにゲットして、それを収めるケースの制作と電源をどうするかを思案しています。そう言うことは全くやったことがなかったのですが、ネット上を探せばいろいろ情報は転がっているものですね。

    面白いと思えることなら、時間をゆっくりかけて取り組んでみようじゃないですか。

  6. 2011年2月12日 at 8:42 AM

     自作の世界は面白いですよ。内部にまで手が出せるようになると選択の範囲が各段に広がります。機器の買換えばかりではそう簡単にはできませんからね。
     ま、その分勉強もしなければならないのですが、それも含めて楽しめるようになればよいかと。
     デジタルアンプの難易度も色々有るので、最初はキットなど身の丈にあったものを探せばよいかと思いいます。

  7. かめ
    2011年2月12日 at 12:32 PM

    ユング君さん、ケンさん
    励ましのお言葉をありがとうございます。
    USB入力デジタルアンプは既製品(ラステーム)でほぼニーズにぴったりのものを半年くらい前に購入したばかりであり、直ぐの需要はありませんがじっくり調べます。
    USB?DAC→パッシブコントローラ→デジタルアンプを一体化できたら面白いと思ってます。
    当方化学屋ですが一年ほど前PCオーディオを達成するためにLANケーブルと電気ドリルを持って床下に潜った経験があります。
    今後ともよろしくお願いします。

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