UDIF7のケースをとりあえず完成させました(かなり不細工・・・^^;)

前回報告した翌日に必要な工具(リーマー)を買い込んできてUSB入力端子とSPDIF端子にあわせて穴を開け、ケースを完成させたのですが、レンタルサーバーを使っての「FLACファイル」の配布という言う新しい試みに時間が取られてなかなか報告ができませんでした。
さらに、4月1日付で12年ぶりの「転勤」となりまして、さらにあれこれと忙しくなって、時間がとれなくなりました。
ようやくにして、少しばかり落ち着きましたので、中途半端に終わっていたケースの自作の後段を報告しておきます。

まずは、この世の中に「リーマー」と呼ばれる便利な工具があることを発見しました。

これは、金属板にドリルで空けた穴を拡大したり、形状を整えたりする工具で、見て分かるとおり、開けた穴にこれを突っ込んでぐりぐりと回転させると簡単に穴を大きくすることができます。
ですから、「SPDIF端子」にあわせて穴の大きさを広げるのはこれを使えば簡単にできそうです。ただし、「USB入力端子」にあわせて四角く穴を開けるのはかなり難しそうで、金属用の糸鋸でチャレンジしてみましたが私の技量では無理でした。よって、「USB入力端子」の方も、リーマーを使ってグリグリと穴を大きくすることで対応することにしました。

電動ドリルで小さい穴から少しずつ直径を大きくしていって、最終的に最大の6.5ミリメートルまで開け、あとはリーマーで根気よく穴を広げていきます。
ところが、「SPDIF端子」の位置を入念にはかって穴を開け始めたはずだったのですがどうも中心がずれてしまったようで、必要以上に穴を大きくする事が必要となってしまいました。その結果、さらに「USB入力端子」の位置も少しすれてしまったようで、こちらもかなり大きな穴を開ける必要に迫られてしまいました。

よって、最終的には、こんな不細工な形になってしまいましたが、何とか無事に最後の一面を塞ぐことができました。

うーん、かなり不細工です・・・(^^;
ただし、ケーブルをつなぐと不細工なところが隠れるので、まあいいか(^^;と言うところです。

そして、この完成したケースにタオックのインシュレーターを3点支持で履かせて、上からは鉛のインゴットで抑え込んで使っています。

それから、この写真はラックの中では撮れないので、外へ引っ張り出してきたものです。
実際は、木製のかなりがっしりとしたラックの中におさめられています。

さて、肝心の音質の方ですが、これは中途半端な状態で聞いていたときよりははっきりと一段向上しているのが分かりました。
中途半端な状態では、高域にやや癖が乗っているような雰囲気があったのですが、それが綺麗さっぱりとれてさらにナチュラルな感じになりました。
さらに付け加えると、弱音時の表現力が出色です。
音がどんなに小さくなっても、元となる演奏家が出していた音が中身の詰まったみっちり感のあるものなら、まさにそのみっちり感をしっかりと表現してくれます。言葉をかえれば、ピアニシモのかすかな音でもしっかりとした生命感を宿した音として再生する能力を持っています。
この事はクラシック音楽の再生においては演奏に対する評価を根底から覆すほどの違いをもたらしてくれる事もあるので、いささか怖いほどの変化でもあったりします。

この基盤(UDIF7)は、振動に関してはかなりシビアに反応するようで、基盤むき出しで使うのではなく、しっかりとしたケースにがっちりと固定してあげる事が「必須」のようです。
また、その結果として、周辺環境に対する反応もより敏感になったような気がします。とりわけ、クライアントPCと「Voyage MPD」の接続にルーターを介すると、音質がはっきりと劣化するのが確認できます。ですから、このケースにおさめてからは、音楽再生時にはハブだけを介して接続するようにしています。

私のように、必要な工具類を一式そろえても、基盤と込みで3万円程度で出来上がりますから、そのコストパフォーマンスの高さは出色でしょう。ただし、「自作」というのは、上で報告したようにきわめて不細工な形であっても仕上げるのはかなり大変です。
しかし、どんなに不細工な形であっても、自作には自作の楽しさがあることを感じ取ることができました。

さて、問題は、次はどこに手をつけるかです。
まずは、お金のかからないところで、「Voyage MPD」をインストールしてあるファンレスPCの電源あたりに手をつけてみようかと考えています。


3 comments for “UDIF7のケースをとりあえず完成させました(かなり不細工・・・^^;)

  1. fake
    2011年4月11日 at 10:11 PM

    先日、穴あけ作業のリポートをお願いしたfakeです。
    早速に詳しい内容をアップしていただき有難うございます。
    仕上がり具合を謙遜されていますが、私からみれは羨ましい限りです。
    私も、先日、加工に取り組んだのですが、ユングさんより遥かに作業しやすいプラスチックにも関わらず、かなりグダグダな結果となってしまいました。
    尤も、ケースの枠自体は重量のある金属製なので、安定感はぐっと増し、結果として音質も向上したので不満はありません。
    今後の使いこなしのリポートも楽しみに読ませていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

  2. onG
    2011年4月15日 at 2:57 PM

    果敢なチャレンジ、いつも拝見しております。この種の穴開けは「フリーウェイコッピングソー」というツールが効果的です。「ねじれ型鋸刃」という螺旋状の刃で、自在に方向転換できます。
    http://www.hands-net.jp/goods/2081
    またリーマは疲れますので、出来れば電動ドリルと「ステップドリル」というピットがあれば、大抵の穴はこれで対応出来ます。
    http://www.amazon.co.jp/s/?ie=UTF8&keywords=ステップドリル&tag=googhydr-22&index=aps&field-adult-product=0&hvadid=7910823905&ref=pd_sl_83zeigkw5v_e
    最近は分かりやすいオーディオ工作本も減って、大変ですね。
    ご健闘を心から祈ります。

  3. ユング君
    2011年4月18日 at 9:21 PM

    >果敢なチャレンジ、いつも拝見しております。

    ・・・「無謀」なチャレンジでしょうかね・・・我ながらあきれていますが、そこが趣味の趣味たる所以でしょうね。

    それから、いろいろ便利な道具があるものなんですね。教えていただいて感謝感謝です。
    「自作」とまではいかなくても、こういう「基盤」があれば「使える」という目処と自信がついたのは、私にとっては大きな一歩でした。

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