お得な「Voyage MPD Starter Kit」
前回は「Voyage MPD Starter Kit」の初期設定について報告しました。
さらに、MPDをソースコードからビルドして0.17にヴァージョンアップしたり、yanさんのパッチを当てたりするとどうなるのかという興味はありますが、今日は「初期設定」の状態での音質を報告したいと思います。
音楽再生とPCの関係については、ハイパワーマシンがいいのかシンプル構成の方がいいのかという論議がありましたが、最近はシンプル構成のPCの方がいいと言うことで決着はついたようです。
そうなると、この「Voyage MPD Starter Kit」に採用されている「ALIX3D2」という基盤は最有力の候補だと言えそうです。
ちなみに、この「Voyage MPD Starter Kit」に採用されている部品は国内でも入手が可能です。
このページから国内の価格を調べてみると、
ALIX.3D2 (256MB / 1LAN / USB):14,175円
BOX2C for ALIX.3D2 (1 LAN/USB):1.575円
コンパクトフラッシュ 4GB:3,139円
で、合計金額が「18,889円」になります。
「Voyage MPD Starter Kit」は、コンパクトフラッシュに「Voyage MPD」がインストールされていて、約12,000円(送料込み)ですから、実にお得です。
ALIX.3D2の実力
とは言っても、そんな低スペックのPCで大丈夫なの?と言う向きもあるでしょう。
ところが、大丈夫なのです。
PC音楽さんが「ALIX3D2の実力を検証!」というページで述べられているように、昨今のPCにとって「音楽再生」というジョブは実に「軽い仕事」なのです。
「まずは、そのスペック。
CPUは500MHzで使用率は7%程度、メモリは256MBで使用率は40%程度と全くの余裕だ。楽曲データの処理速度も、192kHz24bit のデータは(192k/s×24bit=)4.6Mbit/s もあるが、CPU=500Mhz、LAN=100Mbit/s、USB2.0=480Mbit/s、と全く問題のない速度だ。NASも最低でも30Mbit/sはあるので大丈夫。」
つまりは余裕なのです。
私の場合は基本的には「16bit 44.1KHz」というCDクオリティの音源がメインですので、全く問題はありませんね。
なお、メモリに関しては音楽再生を続けるとどんどん食いつぶされていくように見えますが、これはLinuxの「仕様」みたいなものなので、問題はありません。
なお、データベースを構築するときにはかなりパワーを要するようですが、それでもCPUの使用率は30%を超えることはないようですね。
「Voyage MPD Starter Kit」の素晴らしい音質
さて、問題は「音」です。シンプル構成であっても音楽再生のためにはスペック的には十分であり、さらには国内で部品をそろえるよりははるかにお買い得・・・と、いいことずくめなのですが、肝心の「音」がショボかったら問題外です。
ところが、実際に音を出してみると、やはり「シンプル構成のPCの方が音がいい」という原則が当てはまるようで、実に素晴らしい音がします。
残念な話なのですが、現在使っているシンプル構成のファンレスPCよりはワンランク上の音です。
明らかに、音の透明度が向上して、すっきりしたと思っていた音からさらに「えぐ味」がとれます。音場の広がりも良好で、楽器の定位もよりクリアになったような気がします。予想はしていたことなのですが、「参ったなぁ」という感じです。
2台も買い込んだファンレスPCの別の使い道を考えてあげる必要があるようです。
ところが、話はここで終わらなかったのですね。
よーく考えてみると、このPCは10W~15Wもあれば動作します。と言うことは、少し前に「fireface400」の電源強化のために買い込んだYAMAHAのトランス式電源「YAMAHA PA-6」が使えるじゃないですか。
つまりは、簡単に電源が強化できそうなのです。
電源強化でさらに音質向上
早速ためしに安物電源から「YAMAHA PA-6」に交換してみました。
結果は「エクセレント」の一言につきます。やはり電源の強化は音質向上に大きく寄与します。
すぐに分かることは、低域の押し出しが強くなって音に「力」が加わったことです。低弦楽器のボディ感みたいなものがはっきりと表現されていて、今までは何と薄い「低音」を聞いたいたのだろうかと反省してしまいました。
おそらくは、この低域の改善が効いているのだと思うのですが、それ以外の楽器もよりリアルなボディ感が感じ取れます。そして、その変化は「じっくりと聞き比べてみれば、そう言う違いもあるのかな?」というようなレベルではなくて、最初の一音が出た時点ではっきりと違いが聞き取れるくらいの差です。
この状態で、今まで使っていたファンレスPCと聞き比べてみると、もう後戻りは出来ないほどの差が存在します。これは本当にもう、「参ったなぁ」です。
ところがです。
さらによーく考えてみると、その後「fireface400」のさらなる電源強化のためにエルサウンドさんのアナログ電源を買い込んでいたじゃないですか。今ではあまり使われていない「fireface400」につないでおくよりは、「Voyage MPD Starter Kit」につないだ方がいいに決まっています。
これはもう、実に素晴らしい「改善」です。
「YAMAHA PA-6」で感じた美点がよりグレードが上がった状態になります。おそらく、省電力PCゆえに、簡単に電源を強化できることはこの「Voyage MPD Starter Kit」の大きなメリットでしょう。
エルサウンドさんのアナログ電源とのコンビだとすっきりとラックにも収まりますので、これは現時点におけるベストマッチかと思います。
もちろん世間には自分で電源を制作したり、バッテリを導入される方もいて、その音質向上にかける熱意には頭が下がるのですが、手軽に見栄え良くシステムを組むにはこれで十分かなと思います。
結論
最近は「Voyage MPD」に興味を持つ方が増えています。
しかし、導入する上での敷居の高さが大きなネックになっているのですが、この「Voyage MPD Starter Kit」はその敷居の高さを大幅に軽減してくれることは間違いありません。
そして、一番重要なことは、その「簡便さ」が音質を多少は犠牲にした上で成り立っているのではなくて、そのシンプルさが音質の良さに結びつくのですから、これは「Voyage MPD」を導入するためのファーストチョイスと断言していいと思います。
おまけに価格も、今の円高水準のおかげで12,000円(送料込み)なのですから、これを選ばない手はないでしょう。
はっきり言って、これはお勧めです!!(私は決して、「Voyage Store」のまわし者ではありません^^;)
はじめまして。VOYAGE-MPD ALIX3D2を音楽再生用のPCとして使用しているQooといいます。ユングさんのHPを参考にさせて戴き、ALIXでの音楽再生を楽しんでおります。最近、ALIXによる音楽再生で不思議なことが起きたので、ご存知ならば(暇なときでも)お教え戴ければとおもいメール致しました。
現在ALIXに接続しているのは音楽データがはいっている外部HDDとDDCにONKYOのNS-1を使用し、DACとしてCECのDA53に同軸接続で使用しております。ふとALIXとDA53を直接USBでつなげたらどうなるかやってみたところ、48Khzのみならず96Khzのデータも音が出ちゃいました。DA53のデータを調べてみると同軸や光は192まで対応していますが、USBの入力は48Khzまでと書いてあるではありませんか。これが正しいならばどうして音が出るのかわかりません。ALIXで44.1もしくは48にコンバートしているなんてことがあるのでしょうか。ちなみにDA53のインジケータは96を再生しても44.1で点灯しています。
音質としてはNS-1を挟んだときよりも中域は軽くなっているものの高音域は強めに出ているように感じます。DA53はUSB接続でもハイレゾデータをちゃんと再生しているということなのでしょうか。
少し記憶が曖昧なのですが、確かMPDの仕様として、接続しているデバイスがハイレゾに対応していない場合は、ハイレゾ音源は自動的にダウンコンバートされるのではなかったでしょうか。
ですから、
>USBの入力は48Khzまでと書いてあるではありませんか。
ならば、96Khzの音源は44.1か48にして出力されるかと思います。
基盤であるALIXではなくて、再生ソフトのMPDの仕様かと思います。
ユング様 ご回答いただきましてありがとうございました。MPD側の仕様でダウンコンバートしているのですね。なかなか簡単にはいかないことがよくわかりました。今後もいろいろと参考にさせて戴きます。ありがとうございました。
はじめまして。
最近 Voyage MPD Starter Kit を導入しました。
DDCはエレクトロアートのUSB DUAL ADIO(192Khzまで対応) 、音源はUSB外付HDで楽しんでいます。
Qooさんのコメントにもあるように、私の環境も、88Khzが44Khzになってしまいます。
「再生ソフトのMPDの仕様かと思います。」との指摘がありますが、これはどういうことなのでしょう。
Voyage MPD Starter Kit 特有のことなのでしょうか。
設定を変えて88Khz、96Khzが再生できるようになるのでしょうか。
>「再生ソフトのMPDの仕様かと思います。」との指摘がありますが、これはどういうことなのでしょう。
書いてあるとおりです・・・(^^;
たとえば、48Kまでにしか対応していないDAコンバーターをつないでいると、88kや96kのハイレゾ音源を再生しようとすると、ご親切にもダウンコンバートしてくれると言うことです。
確か、そのような仕様だったと思います。
>DDCはエレクトロアートのUSB DUAL ADIO(192Khzまで対応) 、音源はUSB外付HDで楽しんでいます。
Qooさんのコメントにもあるように、私の環境も、88Khzが44Khzになってしまいます。
「エレクトロアートのUSB DUAL ADIO」というのは、お書きのようにDDCなのでしょうか?
もしもその通りだとすると、さらにこれにDACをつないでいるのですよね。そうしないと音は出ないはずですから。
そのDACは88kや96kなどの音源に対応しているのでしょうか?
もしも対応していないのなら、当然のことながらハイレゾ音源は再生できません。
もしも、DACの方もハイレゾ音源に対応しているのなら、その「エレクトロアートのUSB DUAL ADIO」が「USB Audio Class 2」に対応していないことなどが考えられます。
ただし、私は件のDDCの仕様については全く知識がありませんので、製造元に問い合わせていただくのが一番の近道かと思います。
ただし、一般的には「USB Audio Class 2」に対応している機器ならば、何の問題もなく認識されてハイレゾ音源は再生できるはずです。
>Voyage MPD Starter Kit 特有のことなのでしょうか。
「Starter Kit」等というとまるで「簡易版」のような気がするのですが、Voyage MPDのLive CDを落としてきてインストールしたものと全く同等です。
「Starter Kit」だからといって、何かの機能が制限されているというようなことは全くありません。
早速の連絡、有り難うございました。
これまで、ubuntu studio に USB DUAL ADIO + DACという環境で、88Khzも96Khzも問題なく再生していたので、なんでかな?と思っています。
Voyage MPD Starter Kit はハイレゾ音源でも問題なしということですから、私の環境、もしくは設定の何かに問題があるのでしょうね。
いろいろ試して探ってみます。
何かお気付きのことがありましたら、コメントよろしくお願いします。
USB DUAL ADIOとALIX Starter Kitの組み合わせで44.1kHz?192kHzまで問題なく動作します。DACを調整するために偶々周波数を表示させていますので間違いはないと思います。
PuTTY等のSSH対応ターミナルでVoyage MPDにログインして
cat /proc/asound/card0/stream0
を実行すると現在接続されたUSBサウンドデバイスがMPDからどう見えているかが判ります。
下記はALIX + USB DUAL ADIOの表示結果です。
root@voyage:~# cat /proc/asound/card0/stream0
Cypress EZ_USB(UDA2) at usb-0000:00:0f.5-2, high speed : USB Audio
Playback:
Status: Stop
Interface 1
Altset 1
Format: S24_3LE
Channels: 2
Endpoint: 2 OUT (ASYNC)
Rates: 44100, 48000, 96000, 192000, 88200, 176400
Data packet interval: 125 us
Interface 1
Altset 2
Format: U8
Channels: 8
Endpoint: 2 OUT (ASYNC)
Rates: 44100, 48000, 96000, 192000, 88200, 176400
Data packet interval: 125 us
と言うことで44.1kHz?192kHzまで問題ないことが判ります。
尚、USB DUAL ADIOのファームウェアROMはUSB Audio class 2.0にアップデートしてあります。
うまく解決できるといいですね。
>尚、USB DUAL ADIOのファームウェアROMはUSB Audio class 2.0にアップデートしてあります。
ということは、フォームウェアをアップデートしていないとAudio class 2.0に対応していないと言うことなのでしょうか?
もしそうだとすると、このあたりが躓きの石になっているかもしれませんね。
単純に192kHzを再生したかったのでUSB Audio class 2.0にしました。
USB Audio class 1.0の場合はどうなるのかは判りません。
ひょっとして下記みみず工房さんのご説明されている現象が該当しませんでしょうか。
http://kubotayo.web.fc2.com/articles007.html#022
USB DUAL AUDIOはそこで言及されているS24_3LEです。
今使っているmpd.confを確認してみるとファイル末尾に
decoder {
plugin “sndfile”
enabled “no”
}
を追加していました。
有益なコメント有り難うございました。
cat /proc/asound/card0/stream0
を実行したところ、Phoeniciaさんと同様の
Playback:
Status: Stop
Interface 1
Altset 1
Format: S24_3LE
Channels: 2
Endpoint: 2 OUT (ASYNC)
Rates: 44100, 48000, 96000, 192000, 88200, 176400
Data packet interval: 125 us
を表示しました。
UDAは6月頃の購入ですので、フォームウェアはアップデートされていたようです。
ならば、DACの問題かと思い、FF400のSPDIF IN に入力しましたが、やはり88Khzでも96Khzでも44Khzのデーターで入力されます。
私の勝手な思い込みですが、USB HD での音源入力に問題があるのでは?
音源とDACと2つのUSBを同時に使うために、負荷が大きくなり、自動的にMPDが44Khzにダウンコンバートしてしまう、そんなことはないでしょか。
もちろん、外付USB HD でハイレゾ音源をそのまま再生して見える方があれば、私の思い込みの間違いが、いとも簡単にはっきりするわけですが。
>音源とDACと2つのUSBを同時に使うために、負荷が大きくなり、自動的にMPDが44Khzにダウンコンバートしてしまう、そんなことはないでしょか。
そう言うことは絶対にあり得ないですね。万が一あり得たとしても、そのときはきっと「音が出ない」ようになると思います。
あと考えられるのは、Phoeniciaさんもふれておられるmpd.confの設定かもしれませんね。
不確かなコメント書いているその時に、Phoeniciaさんの核心をつくようなコメントがありました。
この点を探ってみたいです。
今使っているmpd.confを確認してみるとファイル末尾に
decoder {
plugin “sndfile”
enabled “no”
}
とのことですが、mpd.confの操作がイマイチわかりません。
私、Mac使用で、PuTTY は仮想Windowsを立ち上げ実行している者です。
WebGUIでmpd.confが操作できればありがたいのですが・・・。
USB DUAL AUDIOはデフォルトではUSB AUDIO CLASS2.0にはなってなかったと思うのですが。
上記cat /proc/asound/card0/stream0
を実行して、最初の行に
Cypress EZ_USB(UDA2) at usb-0000:00:0f.5-2, high speed : USB Audio
と表示されていますか。内容が異なっていればUSB AUDIO CLASS2.0になってないと思われます。
>Cypress EZ_USB(UDA2) at usb-0000:00:0f.5-2, high speed : USB Audio
私の表示は
Cypress EZ_USB at usb-0000:00:0f.5-1, high speed : USB Audio
若干ちがいますが、hight speed ですから、CLASS2.0だと思っているのですが。どうなんでしょう?
私の記憶が確かなら、USB DUAL AUDIO のサイトで「このごろMacの方が増えたのでCLASS2.0をデフォルトにした」というようなコメントがあったようです。
追伸ですが、私のMDPのmpd.conf の最後の行には
decoder {
plugin “sndfile”
enabled “no”
}
という文字が並んでいました。
念の為にUSBメモリを繋いで24bit44.1kHzから192kHzまでのwavファイルを再生してみました。
結果は、問題なく元の周波数のまま再生されています。
アップコンバートやダウンコンバートされることはありません。
御足労をおかけしました。
私の何かが問題なんですね。
頭を冷やして考えてみます。
そうですか。
まさかとは思いながらも最後に
mpd.confで
audio_output {
type “alsa”
name “My ALSA Device”
device “hw:1,0”
# format “44100:24:2”
# mixer_device “default”
# mixer_control “PCM”
# mixer_index “0”
}
のようにformat 44100:24:2をコメントアウトされていますか。
コメントアウトされてなければ仕様上44.1kHzの再生になるんではなかったでしょうか。
尚、上記のhw:1,0は音が出るのなら現状のままで良いと思います。
asoyajiさんのこちらなどをご参考に
http://asoyaji.blogspot.com/2011/01/voyage-mpd-2011122_25.html
上記のようになるのか下記3種を入れ替えてみてテスト
format “44100:24:2″
format “96000:24:2″
format “192000:24:2″
見事にどんな周波数のソースも指定した周波数で出力されます。
しかもソース周波数と出力周波数が異なって、アップコンバートやダウンコンバートが機能した状態ではCPU使用率が最悪95%程度に跳ね上がって音切れが発生します。
結論から言えば、周波数の異なるソースを色々聞くならformat “44100:24:2″
は必ずコメントアウトすべきです。
これで直ればいいですが。
度重なるコメント、恐縮です。
御迷惑を顧みず、質問を続けさせてもらいます。
私のMPD、WebGUIでmpd.confの中身を探ると
audio_output {
type “alsa”
name “My ALSA Device”
device “hw:0,0” # optional
format “44100:16:2” # optional
mixer_device “default” # optional
mixer_control “PCM” # optional
mixer_index “0” # optional
}
format “44100:16:2” # optional がコメントアウトされていない。ここに問題があるのでしょうか。
WebGUIでは、どういうわけか、mpd.confを操作することができません。
#をつけても、書き込むことができません。SAVEのボタンを押してはみたのですが。
PuTTyから # vi /etc/mpdconf と実行しても、何やらリードオンリーの長文の文字が出るだけで、目的の項目が出ません。
mpd.confの設定は、どのように行うのでしょう。
Linuxの操作、まるきり初心者ですので、わすらわしいでしょうが、御教授お願いします。
それはファイルの書き換え権限を持っていない為ですね。
viで編集する前に
remountrw
を実行して書き換え可能な状態にして下さい。
ゴメンナサイ
mpd.confの目的の項目がPuTTyに出ていました。
下へもっとさがればよかっただけでした。
やってみます。
書き忘れです。
asoyajiさんのこちらは熟読して下さい。
http://asoyaji.blogspot.com/2011/01/voyage-mpd-2011122_25.html
mpd.confを書き換えたら
/etc/init.d/mpd restart
を実行してmpd.confの内容を反映させることもお忘れなく。
できました。
format “44100:16:2″ # optional に#をつけ
# format “44100:16:2″ # optional として成功です。
MPDのダウンコンバート設定が外れて、UDAからハイレゾ音源がそのままのサンプリングレートで再生されました。
こういうことだったのか、と膝をたたいた所です。
mixer_device等にも#を付けたら、音が良くなりました。
mdp.confを書き換えるまでは、大変でした。
私にviエディタを使いこなす知識がなかったからです。
また、この知識が必要だとは思っていなかった所に落とし穴があったのでした。
「i」で文字入力可能とか、escを押して「:」で最終行に飛ぶとか、みなさんにとっては常識のことがわかっていなかったのでした。
有り難うございました。
ここまで、根気強く御指導頂いたこと、感謝にたえません。
これからも、よろしくお願いします。
まずは、お礼までに・・・。
ずいぶん長くなってしまい申し訳ありません。
多分WebGUIでmpd.confをセーブできるようにするために下記を実行してみてください。
1.PuTTYなどでloginする。
2.remountrw
を実行して変更を保存可にする。
3.vi ./.bashrc
を実行し、viエディタで最終行の1行前に下記の1行のみ追加。
asoyajiさんの例の通りに他の行も追加するとALIXを立ち上げ
た時にエラーが出るため1行のみ。
エラーが出てもMPDの動作は問題ないんですが念のためという
ことで。
remountrw
「ESC」「:」「wq」で終了。
4.reboot
を実行して再起動。
再起動後にはWebGUIからmpd.confをセーブできるようになっていると思います。
くれぐれもbashrcの編集を間違ったり、消してしまったりしないでくださいね。事前にviの仕様を良く読んでおきましょう。
http://net-newbie.com/linux/commands/vi.html
上記で使うのは最低限で
i 現在のカーソル位置から挿入
o 現在行の次に行挿入
エスケープ コマンドモードへの移行
:wq セーブして終了
くらいで足りると思います。
そうですね。
「viの仕様を良く読んでおく」、これが一番のポイントでした。
有り難うございました。
はじめまして。Voyage MPDのスターターキット用の電源を検討していますが、エルサウンドの場合、標準の端子で加工しなくても使用可能なのでしょうか。
また、エネループのバッテリーも気になっていますが、両者の比較をした事のある人がいればご意見頂けるとありがたいです。
>Voyage MPDのスターターキット用の電源を検討していますが、エルサウンドの場合、標準の端子で加工しなくても使用可能なのでしょうか。
これに関しては標準の端子で問題なく使用できます。さらには、センタープラスですからその点も大丈夫です。
エネループのバッテリーに関しては使ったことがないので確たる事は言えませんが、あまり芳しい評判は聞かないようです。それと、あれってもしかしたらセンターマイナスじゃなかったでしょうか?
もしもセンターマイナスの電源をつなぐと基盤が壊れますから、そちらの方も注意が必要です。
エネループのミュジックブースター使ってます。付属のセンタープラスに変換するものを使えば大丈夫そうです。音質はわかりませんが充電は長く持ちます。voyageに電力を供給している際は私は、ノイズが外から入ってこないようにDC INの方の線は抜いて聴いています。
先日はご回答ありがとうございました。スターターキットをオーダーはしているのですが、まだ用意に時間がかかるようです。実際に音だしまでいけるか不安なため、とりあえずヤマハのPA-6を購入しました。
皆さん音源はNASを利用されているみたいですが、個人的には外付けHDDでやってみたいと思っています。
先日PCオーディオファンでHDDのフォーマットがfat32よりもexFATの方が良いという記事を読んだのですが、LinuxでもexFATのデータを読む事は可能なのでしょうか?
早くスターターキットを導入して色々と試してみたいです。
>先日PCオーディオファンでHDDのフォーマットがfat32よりもexFATの方が良いという記事を読んだのですが、LinuxでもexFATのデータを読む事は可能なのでしょうか?
これもまた、かなり都市伝説に近い話ではないかと思います。個人的には、こういう細かいことよりもシステムをできる限り安定した状態で動作せることが重要かと思います。
その意味では、LinuxでexFATを読ませることにはいささか不安を感じます。(当初は70%程度は読める・・・なんて話でスタートしましたから)
話が前後しましたが、基本的にはLinuxでもexFATは読めるようです。
やり方は「Linux exFAT」とでもしてGoogle先生に聞けばいくらでも情報はあるかと思います。
一例→http://aruneko.f-space.org/archives/1223
ただし、試されるときは自己責任で(^^;、お願いします。
初めまして、いつも楽しく拝見して居ります。
有用な情報をありがとうございます。
数年前からWinXP、Win7 でPCオーディオを楽しんで居りますが、仕事で日々Linuxと格闘をして居りますので、Voyage MPDの記事を拝見し飛びつきました。
現在は少し古いPC(SSD仕様で)にインストールして、楽しんで居ります。
遅ればせながら、こちらのサイトで、最近 HPET の有用性の記事を拝見し、早々にHPETを有効にして音質の変化に驚きました。
素晴らしいです。
ただ、PCのマザーには余計な物が多く、また電源もどうにも気になって居て、更なる高音質を求めて、 Voyage MPD starter kit を導入しようか?と検討して居ります。
そこで、恐縮なのですが、質問させて下さい。
本日、ある掲示板で、ALIX3D2 は HPETはサポートされて居ない、と言う旨の記述が有ったのですが、実際はどうなのでしょうか?
組み込みボードなので、それもあり得るか、と思いますが、HPETを有効にした際の音質を知ってしまうと、
これは致命的か?と思えて来ました。
HPETの有用性は間違い無い事だと思いますので、
あえて、サポートして居ない ALIX3D2 を、本家が
starter kit に採用するのも解せないのですが……。
>本日、ある掲示板で、ALIX3D2 は HPETはサポートされて居ない、と言う旨の記述が有ったのですが、実際はどうなのでしょうか?
組み込みボードなので、それもあり得るか、と思いますが、HPETを有効にした際の音質を知ってしまうと、これは致命的か?と思えて来ました。
ALIX3D2が「HPET」をサポートして異な事は私の中でも全く盲点になっていました。これは面白い話題なので、新しいページとして取り上げさせていただきました。
とりあえず私なりの結論から言いますと、「あまり気にする必要はないだろう」です。
ただし、思い違いなどがあるかもしれませんので、いろいろ突っ込んでいただけると幸いです。(^^;