先日、Cubaseが「外付け型のPremium2」を認識してくれないと書きましたが、すぐに「お助け」が入りました。
オーディオCD を選択した場合、ドライブ名に何も表示されずオーディオCDの読み込みができません。
「特定のコンピュータ環境において、CD/DVDドライブ名が表示されず、オーディオCD読み込み機能が使用できない場合がございます。該当の場合は、下記 URLページの右上にある「ASPI driver」をクリックして「wnaspi32.dll」ファイルをダウンロードしていただき、そのファイルを、Windowsメニュー「スタート」> 「マイ コンピュータ」>「ローカルディスク(C:)」>「WINDOWS」>「system32」の中に移動させ、コンピュータを再起動した後、Cubaseを 起動し、CD/DVDドライブが認識されているかご確認ください。」
なお、このページには「オーディオCD読み込み機能は内蔵ドライブのみが対象となります。USB等の外付けドライブの場合は、仕様としてこの機能はご利用いただけませんので、ご注意ください。」と書かれていたのですが、私の環境ではこの「wnaspi32.dll」を放り込むことで「外付け型のPremium2」を無事に認識してくれました。
さて、私が持っているのは、Cubaseの一番下のヴァージョンである「Cubase LE」です。しかし、Cubase LEを見る限りは、再生だけに使うなら上位ヴァージョンとあまり差はないように見えます。どんなものなのでしょうか?
実際、Cubase LEでドライブに「外付け型のPremium2」を使ってストリーミング再生したときの音はなかなかのものです。
当然のことですが、「外付け型のPremium2」はサイレンスモードで読み取り速度も4倍速に固定します。この状態だと、再生時の動作音はほとんど気にならない範囲ですし、振動もほとんど感じません。
とは言っても、オーディオ的にキチンと対策をされたプレーヤーと比べると心許ないことは事実です。先達たちは鉛のインゴットを置いたりして振動を抑え込んでいるようですので、このあたりはもう少しやりようがあるようです。
と言うことで、前回も述べたように接続ケーブルは間に合わせのものですし、振動対策に関してもまだまだ不十分な点は残ります。しかし、基本的なセッティングに関しては、無垢の木のキチンとしたラックの天板に水平をとって設置しています。
以下に述べる感想は、そう言う状態での再生音と言うことをご承知おきください。
まずはじめに痛感したのは、ストリーミング再生は使用するソフトによってクオリティが大きく変わると言うことです。
まず、一般的な「Windows Media Playe」を使うと、これは「酷い」の一言に尽きます。
次にリッピングソフトの「Plextools Professional」だと、何とか「聞ける」という範囲にまでは到達します。
しかし、「Cubase LE」だと、「これはこれで一つの世界」かな?と思わせる力を持っています。
ですから、いかに「外付け型のPremium2」を使っても、再生ソフトに最低でも「Cubase LE」程度は必要だといえそうです。
ただし、「Cubase LE」はバンドルソフトですので市販はされていませんし、ましてやフリーでダウンロードも出来ません。市販されているCubase一族の一番下のヴァージョンは「Cubase Essential 4」で、市場価格は2万円程度でしょうか?それならば、ZOOMのギターエフェクトシステムのZFXや、TASCAMのUSBオーディオインターフェイスのUS-122Lなど2万円以下のハードウェア製品にCubase LE 4がバンドルされているので、そう言う製品を購入する予定があるなら、その方が圧倒的にお得です。
なお、「Cubase」以外にも優れた「DAW」は存在しますが、CDの全てのトラックをリッピングして順次再生してくれる機能を持っているのは「Cubase」だけです。再生しかしない人間にとってそんなことは当たり前のように思えますが、「DAW」は基本的に一曲単位で音楽を編集していくソフトですから、その「当たり前」のことが出来ないのが当たり前なのです。
そう言う意味でも、「Cubase」一族は有り難い存在です。
ちょっと長くなってきましたので、このあたりで次回に続く・・・。