Windwsでの音楽再生

最近は「Voyage MPD」での音楽再生に力を傾注してきたので、Windowsによる音楽再生を話題にすることほとんどなくなってしまいました。
そのせいで、Windowsがらみの話題にはほとんどついて行けていない状態です。しかしながら、Winmdows PCを使ったごく普通の音楽再生を捨ててしまっているわけではありません。

確かに、本腰を入れて音楽を聴くときは、「Voyage MPD」を組み込んだメインのシステムを使うのですが、サイトの更新などでファイルの内容をチェックするときなどはWindows PCを使っています。
おかしな話なのですが、このサブで使っているPCオーディオ系のシステムは、価格的に言うとメインシステムの何倍にもなります。

ちなみに、メインのシステムは以下のようなラインナップです。

再生用のPC:Voyage MPD Starter Kit(当時のレートで、送料込みで11000円程度)
DDC:デジタルインターフェース基板 UDIF7(自作用のケース込みで30000円程度)

<UDIF7>

これに対して、サブの方は

再生用のPC:オーダーメイドの静音PC(確か130000円程度)
DDC:Fireface400(確か140000円程度)&hiFace Evo(50000円程度)

<Fireface400>

<hiFace Evo>

それぞれ、ここからDAC→アンプ→スピーカーとつないでいます。
当然のことながら、DAC以降はメインとサブでは全くグレードが異なりますが、面白いのはPCオーディオ系というのはお金をかければ音が良くなると言う「単純」なものではないと言うことです。

再生用のPCについて言えば、「良かれ」と思って部品にまでこだわって静音使用のPCを組み立ててもらいましたが、結果としては一枚基盤でできている「Voyage MPD Starter Kit」に負けてしまいました。
再生用のPCに関して言えば、できる限りお金をかけずに「シンプルな仕様のPC」にする事が重要らしくて、この結果となりました。今注目しているのは、「Starter Kit」に使われている一枚基盤の「alix3d2」よりもさらにシンプルだと言われている「Raspberry Pi」です。名刺サイズの基盤で、3500円程度だそうです。

<Raspberry Pi>

そして、そのあおりを食って、これまた「良かれ」と思って買い込んだ高価な「Fireface400」や「hiFace Evo」は「Voyage MPD」との相性が悪くてサブシステムへと格下げになってしまいました。
ただし、フェーズメーションの「UDIF7」は「Voyage MPD」との相性がいいだけでメインシステムに生き残ったのではなくて、電池駆動の状態でサブシステムに組み込むと、「Fireface400」や「hiFace Evo」にも負けないだけの実力を持っています。DDCに関しても、馬鹿みたいに高い機器を買い込まなくても、賢い選択すればかなりの音質は確保できます。

ただし、このあとに繋がる「DAC」「アンプ」「スピーカー」に関して言えば、残念ながら10万円単位の投資が必要になるでしょう。とりわけ、アンプやスピーカーのようなローテクの世界では「質=物量」という公式は不動のものがあります。DACについても、最終的にはアナログに変換するので、一定の物量はどうして求められると思います。
確かに安価なDACもたくさん出回っていて、パッと聞いた感じでは解像度や透明感も高くてクオリティも高そうなのですが、長く聞くと愛想のない音で色気にかけると言わざるを得ません。(とは言え、そのあたりの価値観は人によって異なるわけであって、それで十分という人がいても当然だとは思います。)

ただし、個人的には色気のなさがつまらないと思うのであって、現在メインのシステムでがんばっているBENCHMARKのDAC1もそろそろ後継機に主役の座をゆずるときが来たかなとは思っています。後継機が入れば、BENCHMARKのDAC1がサブシステムに参入します。

<BENCHMARKのDAC1>

そのような事情で、気がつけばファイルの内容をチェックするために使っていたサブのシステムも結構充実してきました。(^^;
今までは、このサブシステムで音質云々の話はできないと思っていたのですが、最近は、この環境ならば充分にいろんなチャレンジができるかなと思うようになってきました。
ただし、今回は、かつてメインのシステムでやっていたような「音楽しか再生できない」状態にまで追い込むつもりはありません。
ネットにもつなげたりメールもチェックしたり、CDをリッピングしたりタグを編集したり、・・・と言うようなごく普通の状態で音楽を再生したいと思います。
そして、そのような「ごく普通の状態で」で、どのようにすれば「いい音で再生」できるのかというチャレンジです。

考えてみれば、「Voyage MPD」を使って再生するなどと言うのは、極めて一部の好事家の趣味です。
もちろん、それはそれで、とことんやってみることで見えてくるものも多いですから、この道は捨てません。
しかし、上で述べたような「ごく普通の状態」で、少しでも音楽をよりよく再生するための手練手管や情報というのも、それはそれで必要ではないかと思うようになりました。ネット上を調べてみると、最先端のとんがった部分の情報は意外と多いのですが、普及レベルの話や、ごく普通の状態で少しでもいい音を得るための情報は意外と少ないことに気づきました。
それに、何よりも、サイトの更新などをするときは、このサブのシステムで音楽を流しっぱなしにして作業をしていることが多いので、少しでもいい音にしたいという思いもあります。

ですから、「Voyage MPD」を使った「PCオーディオのハイエンド路線」は引き続き追求していきますが、自分の勉強もかねて、ごく普通の状態」における普及レベルの話題も今後は積極的に取り上げていこうかと思っています。


7 comments for “Windwsでの音楽再生

  1. Sugar
    2012年3月27日 at 9:38 AM

    WindowsによるPCオーディオの挑戦。期待しております。勉強させてください。

  2. 冷やし中華
    2012年3月28日 at 6:33 PM

    PCオーディオ初心者です。

    >ミミガー様
    >再生ソフトの優先度を「リアルタイム」にしておけば
    とはどういうことでしょうか?
    なにせ初心者なものでよくわかりません。
    ご教授いただくと幸いです。

  3. スルーレート
    2012年3月28日 at 9:05 PM

    >冷やし中華様
    「Windows タスク マネージャ」の「プロセス」タブに表示されている音楽再生に使用しているソフトを「優先度の設定」で「リアルタイム」に変更する事です。

  4. yung
    2012年3月28日 at 9:56 PM

    >優先度に手を出すのは非常に危険です。
    昨今のハイパワーPCならば、たかが再生ソフトの優先度をリアルタイムにしたくらいで動作が不安定になることはないかと思いますが、注意するにこしたことはありません。
    タスクマネージャーを起ち上げて、再生ソフトで音楽を再生してみて、その時のCPUの使用率を確認されればいいと思います。普通は10%を超えることもないでしょうから、まずは大丈夫だと思います。

    ただし、年代物の古いPCだと、もちろん要注意です。
    ですから、そのあたりは、自分である程度調べてから自己責任で試されるのがいいかと思います。

    ちななみに、私が推奨していた(過去形・・・^^;)「CMP2」は、音楽再生以外のプロセスをほとんど停止させて、自分たちだけを「リアルタイム」にしてしまうと言う仕様です。
    音質は抜群にいいのですが、音楽再生以外は何もできなくなるのが困りものです。
    まあ、そこまでやるなら「Linux」にしましょうと言うことで、「Voyage MPD」に至る流れとなったわけです。

    ですから、音質を追求したければ基本的には「Windpws」は捨てた方がいいと思うのですが、それは言うほど簡単なことではないですよね。
    そんなわけで、できる限り普通の状態での「再生」となると、基本は「音質」よりは「使い勝手」にも重点を置かないといけないでしょうね。

    >私は再生ソフトによる音質差は特に気にしてません。使い勝手だけです。

    おそらく、こういう割り切った考え方が必要かと思いますね。使い勝手を犠牲にしてまで音質を優先するなら、違う道があると言うことです。

  5. 中リング
    2012年3月30日 at 1:22 PM

    はじめまして。

    >ミミガー様
    >そこにボトルネック(欠陥)が存在している
    電磁波やノイズの再生が「ボトルネック(欠陥)」(Jung様の紹介されているNASやハブやルーターやLANケーブル)によって阻まれていくのは私一ノイズファンとしては寂しいところです。
    またJung様の2011年2月20日OSSvsALSAの記事など具体例を助けとして読み手の理解を易くしてくれるのが有り難いですよね。

  6. 2012年3月30日 at 4:27 PM

    ミミガーさん

    Windowsを好む方には厳しく響いたかもしれませんね。ま、感じ方や方法は人それぞれですって。

    ・Lilithでリアルタイム
    uLilithでやってみました。結構効きますね。紹介有難うございます。

    私のWindowsの設定はけっこういい加減ですが、XPの時からの癖で、システムの詳細設定でパフォマンス優先(+スクリーンフォントの縁を滑らかにする)ぐらいはしています。少し前のマイブームは、キャッシュの停止でした。一口にキャッシュと言っても、沢山あり過ぎてどこに何のキャッシュがあるのか全然わかりませんが、Windows7のSuperFetchとPreFetchは停止させてます。結構いいですよ(当社比 笑)。HDDのリードキャッシュを停止してみたこともあります。古めのHITACHIのHDDでFeature Toolを使ってなかなか良かったんですが、最近のHDDでは試してませんね (^^;;

    フルにバッファリングすれば関係ない?、そうかもしれませんね(そうでないかもしれませんが)。すみません。私は(いまのところ)メモリーが嫌いなのです (^^ヾ

    Windowsならこんなふうに、皆からネタを集めたほうが早いかもしれませんね。

    >伸びしろが沢山在るほど理想的な再生からは程遠いという事なのです。
    もともとPCは音楽再生に向いていないと思いますので、のびしろは沢山あると思います。いっそのことオーディオ機器でやってしまうほうが、(金銭面を別にすれば ^^;;)簡単だ、というのが私の持論ですが(笑)。

    最後に、
    >仕事とはいえセンセイも大変なんだなぁ~と同情
    ホント、これはまったく同感です。

  7. nino
    2012年3月30日 at 10:18 PM

    >もともとPCは音楽再生に向いていないと思いますので、のびしろは沢山あると思います。いっそのことオーディオ機器でやってしまうほうが、(金銭面を別にすれば ^^;;)簡単だ、というのが私の持論ですが(笑)。

    いやまったくその通りだと思いますよ。現時点でのPCオーディオの音質はどう頑張ってもミドルクラスがいいところで、ハイエンドオーディオのレベルに達しているとも思っていませんし、おそらく永久に追いつかないでしょう。

    ではなぜPCオーディオをやるのか、その理由は人ぞれぞれだと思いますが、私の場合は、音質など全く考慮されていないありふれた機器を駆使して音質を向上させていく一種の知的遊戯として捉えています。そして何より重要なことは、金をかけなくても頭を使えば音楽を楽しむうえで十分なレベルの音質は得られる。趣味としての条件が揃っているからです。

    かつては真空管アンプなどの自作にせっせと励んでいた時期もありましたが、それにも飽きてオーディオにも飽きて10年近く、4年ほど前に格好の遊び道具を見つけたというところです。私のようなタイプの人間は「もうあんたなんかの弄るところなんてありませんよ」と言われてしまうと、とたんに興味も失ってしまうのです(笑)。だから、理想的かどうかではなく、伸びしろの大きいことが重要なのです。

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