「徹底解剖」などと言うといささか大袈裟なのですが、とにかく、あれやこれやのいろんな機能がてんこ盛りなのが「D-07X」の特徴です。ですから、その「あれやこれや」の機能を紹介しながら、それらの「機能」の実用性を検証してみたいと思います。
Voyage MPDとの相性
まず最初に気になるのは、「Voyage MPD」が「D-07X」を認識するかどうかです。一般的には、最新のMacで特別なドライバをインストールすることなしに認識できれば、「Voyage MPD」でも認識でるというのが定石です。
メーカーのサイト見ると、「Mac OS 10.6.4以降」で別途ドライバのダウンロードが必要だと明記してあります。定石から言うとあまりよろしくない雰囲気なのですが、実際にやってみると、取りあえずは認識してくれることが分かりました。
「Voyage MPD」に「D-07X」を接続してから
cat /proc/asound/cards
としてみますと、
0 [default ]: USB-Audio – ESOTERIC USB AUDIO DEVICE
TEAC ESOTERIC USB AUDIO DEVICE at usb-0000:00:0f.4-1, full speed
と返事が返ってきます。
入力をUSBに変更して再生してみますと、問題なく音楽は再生されます。一見すると、目出度し目出度しなのですが、詳しく調べてみるといくつかの問題点が分かりました。
取説を見てみますと、「D-07X」は3つのモードでUSB接続ができると書いてあります。
- NORMALモード:「ESOTERIC USB AUDIO」して認識され、96KHzまで再生可能
- HIGH SPEED1モード:「ESOTERIC USB HS AUDIO」として認識され、192KHzまで再生の可能
- HIGH SPEED2モード:「ESOTERIC USB HS ASYNC AUDIO」として認識され、アシンクロナスモードで接続されて192KHzまで再生の可能
太字の部分を見てもらえれば分かるように、「Voyage MPD」は「D-07X」をNORMALモードでしか認識できないようなのです。試しに、HIGH SPEEDモードで接続すると、「Voyage MPD」は「D-07X」を認識しません。
と言うことで、「Voyage MPD」は「D-07X」を極めて限定的な形でしか認識しないと言うことになります。
ただし、個人的には、最初から「Voyage MPD」に「D-07X」をUSB接続で直結するつもりは全くなかったので、いわゆる「想定の範囲内」という奴です。メインシステムの構成図を見てもらえれば分かるように、基本は「Voyage MPD」→USB→「UDIF7」→同軸デジタル→「D-07X」という接続ですから、NORMALモードでしか接続できないことは何の問題にもなりません。
また、音質的にも、間にDDCを挟んだ方が有利です。
もっとも、「D-07X」への直結はNORMALモード、「UDIF7」への接続はアシンクロナスモードと言うことで、比較がフェアではないのですが、音質的にははっきりと分かるほどの差があります。
ただし、「UDIF7」は極めて優秀なDDCですから、それと比較されるというのはいささかきつい比較であることは承知してください。パッと聞きだけならば、「Voyage MPD」から「D-07X」へのUSB直結の音は充分に満足できる領域にあることは事実です。
また、もう一つ補足しておくと、「Voyage MPD」に「D-07X」と「UDIF7」の両方を接続すると
0 [default ]: USB-Audio – Phase Tech UDIF7
KYODO Phase Tech UDIF7 at usb-0000:00:0f.4-2, full speed
1 [DEVICE ]: USB-Audio – ESOTERIC USB AUDIO DEVICE
TEAC ESOTERIC USB AUDIO DEVICE at usb-0000:00:0f.4-1, full speed
と言う感じで認識するので、それにあわせて「mpd.conf」を編集してみると、再生が不安定になります。理由はよく分かりませんが、こういう使い方はあまりよろしくないようです。
クロック設定
残念ながら、クロックジェネレーターなる機器や、クロック入力が可能なトランスポートも持っていませんので、「D-07X」が持っているクロック設定に関する機能は「宝(かどうかは分かりませんが・・・)の持ち腐れ」になっています。
ただし、調べてみると、「UDIF7」にはクロック入力が可能なようなので、暇ができれば弄ってみようかとは思っています。
と言うことで、クロック設定に関しては以下の二つのモードが選べるだけと言うことになります。
- PLL1:入力デジタルオーディオ信号に追従したマスタークロックを内蔵のPLL回路で生成します。広い範囲の入力クロック周波数に対応した動作が可能です。
- PLL2:入力デジタルオーディオ信号に追従したPLL回路と内蔵の高精度水晶発振器によるPLLを併用してマスタークロックを生成します。特性の違うPLL回路を2段で使うことにより、オーディオ信号の伝送ジッターを抑制します。
雰囲気的には「PLL2」の方が良さそうです。
ところが・・・、「D-07X」と「UDIF7」の接続で「PLL2」を選ぶと、同期をするのに時間がかかって曲の冒頭が上手く再生されません。おかしいなと思って、試しにオンキョーの「ND-S1」と接続すると、こちらは「PLL1」でも「PLL2」でも問題なく曲の冒頭部分は再生されます。
となると、問題は「UDIF7」の側になると言うことになります。
そこで、調べてみると、フェーズメーションのサイトで次のように解説されているのを発見しました。
「ファイルの先頭が欠けるのはSPDIFに接続したDACによって程度が違います。PCオーディオの場合、ファイルを再生開始してからUSBにデーターが出力開始されます。
(CDプレーヤーの場合は停止中でも無音の状態でデーターが常に出力されています。ここがPCオーディオと違うところです)
UDIF7はデーターをSPDIFにダイレクトに出力していますがSPDIFに接続されたDAC(SPDIFレシーバー)が無信号の状態から同期を取るのに短いものでも100mS程度の時間がかかり、そのあとに音が出ます。
長いものでは数秒かかるDACもございます。
従いまして、頭が欠けるのはPCオーディオの再生方式とSPDIF接続の特質ということになります。(I2S接続では頭切れの現象は起きません)
これはSPDIF出力のUSB-DDコンバーターで起きる現象です。」
まあ、バグではないと言う事なのでしょうが、オンキョーのDDCではこの症状が出ないのですから、「仕様」と言い切るにはいささか苦しい気はします。
ただし、「PLL1」でも「PLL2」でも音質的にはほとんど差は感じませんので、「USIF7」との接続では「PLL1」モードを選択しています。
アップサンプリング
「D-07X」では3種類のアップサンプリングが可能です。
- 2Fs:32kHz/44.1kHz/48kHzのソースを、それぞれ2倍の64kHz/88.2kHz/96kHzにアップコンバートし、D/Aコンバータ部に伝送します。
- 4Fs:32kHz/44.1kHz/48kHz/88.2kHz/96kHzのソースを、それぞれ4倍または2倍の128kHz/176.4kHz/ 192kHzにアップコンバートし、D/Aコンバータ部に伝送します。
- DSD:DSDにデジタルフォーマット変換し、D/Aコンバータ部に伝送します。
一時はこのアップサンプリングに凝ったことがあるのですが、最近は懐疑的です。
その最大の理由は、「音がヘタれる」からです。
確かに、アップサンプリングすると天井が高くなったようなメリットは感じられるのですが、その対価として、ザラッとした生成りの手触りみたいな良さが失われるのが残念でした。ただし、今まではPC側でソフト的にアップサンプリングしていたので、今回のようにDAC側でハード的にアップサンプリングすると多少は傾向は変わるかなという期待がありました。
しかしながら、実際に試してみると、「2Fs」と「4Fs」に関しては、ソフト的にアップサンプリングしたときと同じような傾向の音で、私の好みではありませんでした。しかし、「DSD」に関しては、「うーん!」とうならされるほどの「化粧上手」です。
おそらく、これは充分に実用範囲ですし、特に古い録音に関しては積極的に使うメリットはあると思います。
おそらく、今後のアップサンプリングは単純に整数倍するようなやり方ではなくて、DSDフォーマットに変換してからアップサンプリングするやり方が主流になるだろうと思います。
ただし、個人的には、それでも素のままのザラッとした生成りの感触が後退するのが我慢できないので、SP盤時代の録音以外では使用していません。
デジタルフィルター
デジタルフィルターとはデジタル信号に含まれる高周波成分をカットオフする機能です。「D-07X」ではそのカットオフの仕方が「FIR型」と「S_DLY型」という二通りの方法が選択できます。さらに、それぞれのタイプにおいてカットオフ周波数を80KHz固定型と可変型の二通りが選べます。
- FIR1:入力Fsにしたがって、FIR型フィルターのカットオフ周波数を可変します。
- FIR2:入力Fsにかかわらず、カットオフ周波数約80kHzのFIR型フィルターを使用します。
- S_DLY1:入力Fsにしたがって、S_DLY型フィルターのカットオフ周波数を可変します。
- S_DLY2:入力Fsにかかわらず、カットオフ周波数約80kHzのS_DLY型フィルターを使用します。
メーカーの資料によると、「FIR型」は「濃密で豊かな音の響きと音の切れを両立させた音色」、「S_DLY型」は「音の立ち上がりや音の余韻が自然で、原音に近い音色」が特徴らしいです。
しかし、個人的には、これらの機能は全てオフにした状態が最も好ましく思えますので、いろいろ試した後は一切使用していません。聞くところによると、メーカー側もオフの状態を推奨していると言うことなのでそれでいいのでしょうが、それならば何故にこんな機能を搭載したのかと疑問に思わざるを得ません。
<追記>
これは勘違い!「D-07」にはこの「オフ」機能が無くて、何らかのフィルターがかかった状態でしか再生ができなかったらしいのです。ですから、この「オフ」のポジションができたことは一歩前進なのですね。
XLR出力の設定
「D-07X」とプリアンプの接続はXLR接続の方が好ましく思えます。ですから、XLR出力のゲインやHOT出力を変更できるのは有り難い機能です。
アンプによってはXLR出力はRCA出力に比べて6db低くなるものがあります。その時には「+6db」設定が可能です。
また、XLR出力端子は一般的には2番HOTですが、国産の一部メーカーのアンプは3番HOTです。そう言うアンプのために「D-07X」では2番HOTと3番HOTが選択できます。
私が使っているアキュフェーズはその特殊な3番HOTのアンプなので、この機能は非常に助かります。
ただし、音質的にそれで差が出るのかと聞かれれば極めて微妙なのですが、精神的には非常に心安らかになれるので、そのメリットは大きいです。(^^;
極めて大雑把ですが、以上が、実際に使ってみての率直な感想です。
次回は、300K円は必要と思っていた「D-07X」が260K円で入手できたので、その差額を利用して、最近話題になっている「サンシャイン」の制震アクセサリを買い込みました。
それを使って、どこまで「D-07X」を追い込めるか試行錯誤していますので、そのあたりをポチポチ報告できればと思っております。
>また、音質的にも、間にDDCを挟んだ方が有利です。
もっとも、「D-07X」への直結はNORMALモード、「UDIF7」への接続はアシンクロナスモードと言うことで、比較がフェアではないのですが、音質的にははっきりと分かるほどの差があります。
やっぱりそういうことなんですね…。
つまり、現状ではVoyageMPDのUSB接続ではアシンクロナス接続が使えないので、それに代わる手段を使ったほうが音がよくなるということですね。この場合は本来必要ないはずのDDC(DDCでジッタ軽減の仕組みを備えていることが前提ですが)を入れるということですが。
こういうことは経験上デジタル伝送ではよくあることで、アナログと違って「シンプルに直結する」ことがベストの結果を生むとは限らないようです。デジタルの場合はいかにジッタを経験するかが音質上のポイントであり、途中に何かを経由しても理論上それによる音質の劣化はない(ここでは一応そういうことにしておきます)ため、うまくジッタやノイズを解消させることができるのであれば、あえてそういった手段を使ったほうが、結果としてそのメリットがデメリットを上回って音質向上につながるようです。
具体的には、内蔵HDDかNASという問題や、USB/LAN/SPDIF接続におけるアイソレーション手段の活用などがあげられると思います。
ところで「UDIF7」はエレクトロアートのOEMだったような記憶があるのですが、違うのかな。バルク転送のUSB AUDIO基板はWindows時代に使っていたのですが、今はDSD対応のUDA基板になっていますね。自作派にとっては、これにDSD1794Aデジタルドメイン基板を加えてDSD再生を目指すのが現状のベストかもしれません。
さすがにPCオーディオの世界は動きが早くてついていくのが大変です。でも、貧乏人でも頭と手を使えば金持ちに勝てるかもしれないと思わせてくれるところがPCオーディオの最大の魅力です(笑)。
ユング様
初めまして。藤井と申します。初めてコメントと言うか、お尋ねしたいことがありメールを差し上げた次第です。
今年の4月頃に、ふとしたことから、このサイトを知り興味深く読ませていただくとともに、記事から色々と勉強をさせていただいて、Linuxや電気のこともまるっきり素人ながらVoyageMPDのインストールに挑戦し何とか音出しに成功しました。
ただ、最初は、昨年退職金をはたいて購入したESTERICのX-03のDACに繋いだのですが、認識してくれませんでしたので、それならばと、以前にオーディオテープのデジタル化に使用していたローランドのUA-3FXを繋いでみると認識してくれました。こういう訳で、今のところUA-3FXを繋いで楽しんでいます。
X-03のDACを繋いだ時は、USB接続の設定をこの記事にあるようにノーマルにしたり色々と試してみましたが駄目でした。DACを繋がずにVoyageMPDを立ち上げた後にUSBケーブルを差し込むとLinuxの画面の中に、私には理解不能な英文字の中にESOTERCと言う文字は表示されますが、「 cat /proc/asound/cards」のコマンドを入れても、X-03を認識した表示はされませんでした。
その後、この記事を読ませていただき、D-07Xで認識したとのを知ったのですが、やはり、VoyageMPDは単体のDACでないと認識はしてくれないのでしょうか?
記事にも書いておられる各種の設定のところを読む限りではX-03のマニュアルにある解説と同じですし、同じ会社のDAC付きCDプレイヤーからDAC部分だけを取り出した機器(D-07Xの方が1年ほど新しいですが)のような気がしますので、お尋ねした次第です。何かご示唆いただけるようなことがありましたらよろしくお願いいたします。
「ESTERICのX-03」って、これのことでしょうか?
http://www.esoteric.jp/products/esoteric/x03/index.html
2006年に製造中止になった古い機種なので、USBの接続端子がそもそも装備されていないと思うのですが?
何かの勘違いでしょうか?
ユング様
早速のお返事ありがとうございます。申し訳ありません。型番を間違っておりました。XではなくK-03でした。よろしくお願いします。
基本的には、
>「cat /proc/asound/cards」のコマンドを入れても、X-03を認識した表示はされませんでした。
の時は、諦めるしかない・・・というのが定石です。
それからもう一つの定石は、
「新たなドライバを組み込まなくても最新のMacならば認識する」
時は、「Voyage MPD」でも認識する・・・です。
調べてみると、Mac用のドライバが配布されていますので、おそらく「Voyage MPD」では認識されないのではないでしょうか。
ただし、「ローランドのUA-3FX」と「K-03」では音質に雲泥の差がありますから、あまりにももったいないですね。
できれば、何か素性のよいUSB-DDC(例えば、「UDIF7」のようなもの)を間に挟み込んで「K-03」を活用できればいいですね。
ユング様
早速のお返事ありがとうございました。やはり難しいようですね。
CDを一枚一枚入れ替えることも無く、また、好きな曲のリストを作って聴くこともでき、加えて音も良い、このVoyageMPDを知ってしまったので、とてもこれを捨てることはできません。ご提案の「UDIF7」を使ってみたいと思っています。
サイトの記事の中には、私にはちんぷんかんぷんな内容のものもありますが、丁寧なインストール方法とかを書いていただいているおかげで、私のような者でもVoyageMPDを楽しむことができそうです。
本当にありがとうございました。
こんばんは。
いつも楽しみに見させていただいております。
このたび、NA-11S1を購入しました。
そこで質問なのですが、hi-faceを今まで使っていたのですが、DACの前に構成として入れるべきか悩んでいます。
ユング様は、DAC前の構成に入れてるようですが、どんなもんでしょうか。
おおーっ!思い切りましたね。
私が「hiFace Evo」を前段に入れているのは「D-07X」がシンプルなDAC機能しか持っていないからです。
「NA-11S1」の前に「hiFace」を入れてしまうとせっかくのネットワーク機能が使えなくなりますから、基本的にはNGだと思います。
つまりは、私のような「lightmpd+APU」→「hiFace Evo」→「D-07X」という複雑な構成を「NA-11S1」のようなネットワークプレーヤーならば一台でまかなってくれるわけです。さらに言えば、、メーカーもその事を前提として音決めをしているはずです。変に弄らないのが賢いやり方だと思います。
ご返事ありがとうございます。
DAC機能だけ使用するか悩んでる所でしたので、ありがとうございます。
もう一つ質問なのですが、前からパワーメーターに憧れていまして、予算的に届く範囲で過去作のアキュフェーズのE-305Vをパワーアンプとしてだけ使用してみたいと前から思っていました。
現在は、色付けの少ないA-5vlを使用しています。yungさんのシステムの場合もおそらくパワーアンプとして使用していると思うのですが、色付けは結構されてしまいますか?
DACから流れてくる音を素直に鳴らしてくれるならば将来的に組み込みたいと考えております。
機器によって色づけがされるというレベルの話でしたら、一番気をつけるべきはスピーカーだと考えています。よく言われるように、スピーカーはオーディオの劣等生です。
それと比べれば、アンプは枯れた技術です。
それなりの物量を投入した普通の機器であれば、変な色づけをされるような心配はありません。そう言う意味では、非常識な値札が付いたハイエンド機器なんかは逆に注意が必要です。
要はスピーカーに何を使っていて、そのスピーカーを十全に駆動するだけの力があるかどうかです。
ただし、オンキヨーの「A-5v」とアキュフェーズの「E-305V」では駆動力が全く違います。「A-5v」でそれなりに鳴っているのであれば、「E-305V」ならば随分と違った世界を見せてくれると思います。
音の傾向としては、どちらも典型的な国産アンプですから端正な鳴り方をすると思います。
お返事ありがとうございました。
色付けはあまりされないという事でとても参考になりました。
次回購入を検討したいとおもいます。
パワーメーターは見ててわくわくするので楽しみです。
追記250kくらいまででアキュの過去作でyungさんのおすすめがあれば良かったらお願いします。
中古市場の相場などは全く分かりませんので、こればかりは何のお役にも立てません。
ただ、「パワーメーターは見ててわくわくする」のであれば、オンキヨーの「M-5000R」あたりはどうでしょうか。
店頭で一度聞いただけですが、非常に端正な日本的な美にあふれたアンプだと思いました。
プリの「P-3000R」との組み合わせで実売350K円程度ではないかと思います。少し予算オーバーですが、長く使える機種だとは思います。