株式会社バッファローは13日、ネットワークオーディオ環境向けスイッチングハブ「BSL-WS-G2108M/A」を発表した。8ポート仕様で、全ポートとも1000BASE-Tをサポートする。オープンプライスで、自社直販サイト価格は2万7800円。受注生産品となっており、注文から配送までの日数は約1.5カ月。
バッファロー、オーディオ愛好家向けスイッチングハブ「BSL-WS-G2108M/A」
その昔、「スイッチングハブを選ぶ基準は?」というページを掲載したときは、随分怪しげな事を言うモンだという反応もあったものです。(^^;
それが、ついに大手のメーカーが「オーディオ愛好家向けスイッチングハブ」を発売するようになったのかと、感慨深いものがありました。
ところが、この「オーディオ愛好家向けスイッチングハブ」の仕様を眺めていて「?」と思うような部分がありました。
それがこの部分です。
「電波漏洩防止に関する規格「VCCI ClassA」「FCC ClassA」の認証を取得。周囲の電化製品に悪影響を与えにくい高シールド性を実現。外部からのノイズに対しても影響を受けにくい設計により、本製品の安定動作を実現しています。」
思わず、「ClassA」じゃなくて「ClassB」でないと駄目だろう!!と突っ込んでしまいましたね。
「二重シールド構造のカテゴリー7LANケーブル(2m)を付属」とか「金属筺体を採用」とか、「日本製電解コンデンサ」を使用」なという細かい点には配慮しながら、肝心の電磁波対策で「ClassA」取得を誇るようでは何も分かっていないなんだな・・・と思ってしまいます。
ちなみに、同じメーカーの製品である「LSW4-GT-8NS/WH」は「ClassA」よりも厳しい「ClassB」の規格を取得しています。バッファ容量は128KByteなので劣るかもしれませんが、「金属筺体を採用」や「日本製電解コンデンサ」を使用」などに関しては遜色がありません。
PCオーディオの浸透でこの手のメーカーもオーディオ向けを意識し始めたみたいですが、もう一息頑張って勉強してほしいものです。