CUEファイルを生成する

恥ずかしながら、ファイルリストとしてのCUEファイルというのは初耳でした。しかし、あれこれ調べてみると、「Exact Audio Copy(EAC)」でリッピングすると、このファイルを作成できることが分かりました。
「cMP2 = cMP + cPlay」が基本的にCUEベースで動くことを考えると、「Exact Audio Copy(EAC)」と一体となってリッピングから再生までを統一的に行うシステムだと考えるべきなのでしょう。

リッピングに関しては、エラーを検知すると読み取りをリトライして訂正する機能があればそれほど神経質になる必要なないようなので、これからはリッピングソフトも「Exact Audio Copy(EAC)」に乗り換えた方がいいようです。

しかし、すでにリッピング済みのファイル群のCUEファイルをテキストファイルでコチコチと入力していくのはどう考えても現実的ではありません。
そこで、ネット上をあれこれ調べてみるとクールなソフトを発見しました。

CPlayListEditor

Javaで書かれたプログラムなので、PCにJava環境が必要です。
私の音楽再生用のPCには当然のことながらその様な環境は入れていないので、慌ててインストールしました。

起動すると、このような画面が起ち上がります。

まず最初に、一番左上の「Set Playlist Directory」をクリックしてリストファイルを置く場所を決めます。
取りあえずはCドライブの直下に「PlayList」というフォルダを作ってそこにリストファイルを置くとすると次のようになります。

次に、「Libraries」から音楽ファイルを入れているルートフォルダを指定します。

後は、作成したいアルバムを選んで、Saveをクリックして保存すればCUEファイルが生成されます。

ただ、「Settings」から「Enable Sending Playlist to Cplay」にチェックを入れておくと、CUEファイルをいちいち生成しなくても左下の「PLAY」ボタンから直接「cPlay」を起動することができます。

リッピング済みのファイルが多いときは、いちいちCUEファイルを作成するよりは、ここから直接起動させた方が便利かもしれません。

今回、あれこれと調べてみて、あらためて再生ソフトの進歩に驚かされました。そして、それは同時に、再生の主流がCDプレーヤーからPCに動き出したことに確信を持たせてくれました。
おそらく、2010年は本当の意味でPCオーディオの幕開けの年になるような気がします。

正直言って、この「cPlay」は使い勝手の良いソフトではありません。しかし、それが再生する音には驚かされます。おそらく、使い勝手も含めて、音質面でもいっそうの磨きがかけられたソフトが次々と輩出してくることでしょう。もしかしたら、今まで考えもしなかったような提案もあらわれてくるかもしれません。
実に楽しみな一年になりそうなので、これはアンテナを精一杯高くしておかないといけないようです。