fireface400の電源強化

オンキヨーの「ND-S1用アナログ電源」について報告したときに、「fireface400の方も「汎用アナログ電源DC12V 2.5A」と言うのに変えてみてもいいかもしれません。」と書きました。
エルサウンドでは「汎用アナログ電源」として「DC5V 4A」、「DC12V 2.5A」、「DC15V 2A」の3種類が用意されています。
「fireface400」に付属している音源は「12V 2A」なのでそれにぴったり合うものはありません。しかし、あれこれ調べてみると、「fireface400」は「12V?24V」の範囲内で動作するようなので、最終的に「DC12V 2.5A」ではなくて「DC15V 2A」の方を選択しました。

手元に届いてから1週間ほど使っているのですが、今のところ不具合は発生していませんし、音質改善の効果は絶大です。

「ND-S1用アナログ電源」の時は、「電源ケーブルと込みで14000円も投資したのだから、これくらいの改善は当然という気もします。それにプラス、自作品と違って安心して使えるという「安心料」も込みだと考えれば、まあ適切な価格設定という気はします。」という風に、どこか奥歯に物の挟まったような書き方をしたのですが、「fireface400」に関しては文句なしに素晴らしいです。

前回はヤマハの「PA-6」という電源を使うことでもかなりの改善が確認できたのですが、エルサウンドの「汎用アナログ電源DC15V2A」を使った改良はさらに上の世界をかいまみせてくれました。
そして、この一週間ほど使い込んでいくうちに、その改善の効果がより確かなものになってきました。

まず大きな改善点は二点です。
一つは、バックグラウンドの静けさが大幅に向上たこと。
それは、オケが全休止したときの「無音状態」が大幅に改善されていることで実感できます。たとえば、チャイコフスキーの弦楽セレナードの第4楽章、序奏主題が再現されるコーダに流れ込む直前で大きなためを作るようにオケが一斉に沈黙します。この沈黙がこんなにも緊張感と美しさを持って表現されたことはありませんでした。
ある方は、「fireface400」の電源を強化すると「雑味」がとれる表現されていましたが、まさに「このことだな!」と実感できました。

そして、このバックグランドの静けさが向上することで、楽器の分離がクリアになって内部の見通しが格段に向上します。そして、そのことが、平面的に並んでいた楽器が前後にも広がりを持って表現されるようになり、今までは2次元空間での表現に留まっていたのだなと教えられました。
この部分での改善効果がもっとも顕著です。

第2の改善点は、低域方向の表現力が改善されたことです。
先ほどもふれた、チャイコフスキーの弦楽セレナードを聞いたときの低弦楽器の響きの素晴らしさは今まで聞いたことがないものでした。
これはクラシック音楽を聴くものにはうれしい改善効果です。

結論として、やはり、「fireface400」を使うものにとっては、電源の強化は「必須」と考えた方がいいようです、と言うか、何らかの対策を施してやらないと「fireface400」がかわいそうだと思うべし・・・です。
自作する勇気とスキルがないものにとっては、このエルサウンドの「汎用アナログ電源」は有力な選択肢になりそうです。