PCオーディオの都市伝説(5)~ノイズのそもそも論から「都市伝説」を考える

さて、しばし間隔が開いてしまいました。理由は、そもそも「ノイズ」とはどういう性質を持っているのかと言うことを素人なりに見直していたためです。その事で役に立ったのが、「なるほどノイズ(EMC)入門」と「なるほどノイズ(EMC)入門2」です。自分なりの覚え書きもかねて、この「なるほどノイズ(EMC)入門」をもとに「ノイズ」のそもそも論と、それに基づいた有効な対処法とは何かについてまとめておきたいと思います。

まずは、私たちの身の回りにある電子機器は多かれ少なかれノイズの発生源になっています。そして、その発生の仕方によって3つのパターンに分類できるそうです。

(1)意図的に電磁波を外部に放射するもの
携帯電話・無線LAN・リモコン・Bluetooth・コードレス電話…etc.
(2)回路の電磁エネルギーが外部に漏洩
パソコン・CDプレーヤー・DVDプレーヤー・USB-DAC・テレビ・電子レンジ…etc.
(3)機器の使用時に副次的に発生
冷蔵庫・掃除機・エアコン・洗濯機…etc.

(3)のエアコンや冷蔵庫などは平和な家庭生活や熱中症などに対する危機を招かない範囲で対応するしかないでしょう。
(1)に関しても日常生活の利便性とのかねあいで決めていくしかありません。
それ以外にも、そもそも外部電源がノイズによって汚染されているという話もあって、行き着く先は「マイ電信柱」になったりするのですが、そう言う「ハイエンド」な話もひとまずは脇に置いておきましょう。

PCオーディオに取り組んでいくときに問題となるのは(2)の「回路の電磁エネルギーが外部に漏洩」するノイズだと言うことになります。
この(2)の発生源における最大の元凶がパソコンだというのが、PCオーディオに取り組むものにとって最も悩ましいところです。そして、PCオーディオに否定的な立場をとる人はまさにこの点を指摘されるわけです。

しかしながら、現実問題としてCDプレーヤーを使って音楽を再生するよりは、パソコンを介して音楽を再生する方が音質的にはメリットが多いことは多くの人によって確認されています。それは理屈云々ではなくて、実感としてそう感じる人が多いからこそ、今日のPCオーディオへの流れが生まれたのだろうと思います。

しかし、理屈で考えれば、電磁波ノイズの固まりのようなパソコンが再生システムの中に介在するのはどう考えても気分がいいはずがありません。ですから、パソコンから漏洩する電磁波ノイズを適切に遮断すれば、さらに再生のレベルを上げられるだろうと言う発想が出てくるのは当然です。電源の改良やケーブルの工夫などという「都市伝説」は「電磁波ノイズの適切な遮断」を行おうとする中で生まれてきたものだと言えます。
そうだとするならば、ノイズを遮断するために原則的に有効であるとされている手法と様々な都市伝説をつきあわせてみることが、オカルトか否かの見極めにつながるはずだというのが今回のテーマなのです。

伝導ノイズと放射ノイズ

そこで、まずはじめに「電磁波ノイズの適切な遮断」に関する「そもそも論」について簡単にまとめておきたいと思います。

まずは、ノイズは「熱」とよく似ていると言われます。
熱は「伝導・対流・輻射」という3つの方法で周辺に広がっていきます。もしも、周囲に熱が広がっていくのを防ぎたければ、この3つの伝わり方をきちんと遮断する必要があります。
たとえば、魔法びんは内部に真空の層を作ることで熱の伝導と対流を防ぎ、さらには銀メッキによって赤外線を反射させて輻射による熱の広がりを防いでいます。
もしも、この3つ以外の対策で熱が広がるのを防ぐことができたと主張するものがいたら、例えば備長炭を置いておけば熱が伝わるのを防ぐことができるなどと主張すれば(^^;・・・それは明らかに「オカルト」です。

電磁波ノイズも事情は全く同じです。
電磁波ノイズは「伝導」と「放射」によって外部に伝わるそうです。
「伝導ノイズ」とは電源線や信号線、プリント基板の回路パターンなどを通じて信号と一緒に伝わるノイズのことです。これは「熱」の「伝導」とよく似ています。これに対して不要電磁波となって空間を飛来することで周辺に漏れ出してくるノイズのことを「放射ノイズ」と言います。こちらは「熱」の「輻射」と似ていると言えるのでしょうか。

このうち、伝導ノイズに関しては侵入経路がはっきりしているので対処はしやすいように見えるのですが、ノイズそのものが電気信号と同じ形をしているために、ノイズそのものをきちんと把握して対処するのはそれほど簡単ではないようです。
放射ノイズに関しては、ケーブルで接続されていくなくてもちょっとした隙間があればそこから外部に漏れ出したり、逆に外部から侵入したりしてくるので実にやっかいな代物です。
パソコンの場合ならば、CD/DVDドライブの取り出し口、通気口、金属板の継ぎ目、周辺機器を結ぶケーブルやゆるんだビス1本に至るまで、それこそちょっとした隙間があればノイズが漏れ出します。
つまり、侵入経路を完全にふさぐのが非常に困難なのが「放射ノイズ」です。

これらの電磁波ノイズに対処していくためには基本的に二つの側面から「対処」を考える必要があるそうです。

それは、
まず第一義的には電子機器そのものがノイズの発生源とならないように対策すること
しかしながら電磁波ノイズを皆無にすることはできないので、たとえノイズにさらされても影響を受けないように対策することです。

ですから、PCオーディオにおいては、基本的にパソコンそのものからできる限りノイズを発生させないようにすることがまずは第一義的に重要だと言うことになります。

しかしながら、パソコンの電磁波ノイズというのはマザーボードやメモリから発生するものが圧倒的に多いので、それらを完全になくすことは基本的には不可能です。しかし、皆無にすることは不可能であっても、その量をできる限り少なくするように配慮することは可能です。
例えば、デュアルコアやクアッドコアのハイパワーのマシンとALIX3D2のような基盤一枚でできているようなマシンを比べれば、そこから発生する電磁波ノイズの量には大きな差があるはずです。実際に測定したわけではないので断定的なことは言えませんが、放射ノイズに限って言えばその量は周波数の二乗に比例するらしいので、CPUは非力な方がノイズ的には絶対に有利です。
さらに言えば、マウスやキーボード、ディスプレイ、ハードディスク、CD/DVDドライブ等々はすべてノイズの発生源でしょうから、無くてすむならない方がいいことも容易に察しがつきます。

つまり、PCオーディオで再生用に使うパソコンはハード構成がシンプルであればあるほど、そしてCPUのクロックも小さければ小さいほどノイズ的には有利だと言うことになります。
そのように考えると、現時点では「ALIX3D2」と言う基盤一枚で動作する「Voyage MPD Starter Kit」は、ノイズ的には最も賢い選択だと言えそうです。
まずは、この基本的な部分をしっかりと押さえずに、ただただノイズ対策に奔走してもそれは対症療法の域を出ませんから、いつまでたっても芳しい結果を得られないことになります。

しかしながら、それでもパソコンである限りはノイズは発生しますから、次はその発生したノイズの影響を最小にとどめるような対処法が求められることになるわけです。

言うまでもないことですが、ノイズを適切に遮断したいのであるならば「伝導」と「放射」と言う二つの伝わり方に対して対処する必要があります。
そして、その対処法は基本的には(1)シールド(2)反射(3)吸収(4)バイパスの4つだとされています。

(1)シールド
金属などで表面を覆って、電磁波ノイズを外部に出さない。
(2)反射
伝導ノイズを回路に侵入させないようにする。
(3)吸収
回路に侵入してしまった伝導ノイズは吸収して熱に変換する。
(4)バイパス
回路に侵入してしまった伝導ノイズをフレームやグラウンドに流す。

伝導ノイズに対処する

先にも述べたように、伝導ノイズは侵入経路がはっきりしているのですが、肝心要の電気信号と見極めがつけにくいという性質を持っています。つまり、電気信号は一般的に電圧の変動として送信されるのですが、伝導ノイズはこの変動に重畳してくるので、それだけを取り出して対処するのは非常に難しいのです。
一般的には、ICフィルタやコンデンサ、フェライトなどによって反射、吸収、バイバスなどをする・・・らしい・・・のですが、いずれにしても機器の誤動作を防ぐというのが本来の目的であって、オーディオにおける音質の変化などと言うデリケートなレベルに対してどこまで有効かは疑問です。

「データ専用USBケーブル」

それと比べれば、前回の都市伝説でふれた「データ専用USBケーブル」のように、パソコン内部の電源をオーディオ機器に持ち込まないというやり方も、この伝導ノイズを遮断するためにはきわめて有効な手法だと言えます。実際、このケーブルを使用することによる音質の改善効果にはめざましいものがあります。

とはいえ、信号線を通して伝わってくる伝導ノイズに関してはどうしていいのか全く見当がつきません。
ですから、オーディオ的に言えば、この信号線を通して伝わってくる伝導ノイズに関してはデジタル段からアナログ段につながる境界線で何らかの対策を施して、音質に直結するアナログ段がたとえノイズにさらされても影響を受けないように対策することが最も有効な方法かもしれないな・・・等と素人は考えてしまいます。
まだ実態がよく理解できていないのですが、ONKYOが最近リリースしたReference Hi-Fiシリーズに搭載された「DIDRC回路」などは注目に値するかもしれません。とは言え、なかなか素人には対処しにくいのが伝導ノイズです。

放射ノイズに対処する

それに対して、放射ノイズに関しては、素人レベルでもいろいろやれることがあります。
放射ノイズへの対処法は「シールド」の一点です。喩えがおかしいかもしれませんが「耳なし芳一」みたいなもので、放射ノイズの発生源となりそうなものに、くまなく「経文」を貼り付けていけばいいわけです。そして、経文の書き忘れがあったために芳一は耳をもぎ取られることになるのですが、放射ノイズもシールドを仕損ねるとそこから漏れ出して悪さをすることになります。

では、放射ノイズのシールドはどのようにするのかと言えば、それは金属で覆うのが最も有効な方法らしいのです。
ですから、パソコンはアルミのような金属ケースのものを使用するのが必須だと言えます。間違っても、プラスチック成形のケースに入ったノートパソコンなどは使うべきではないようです。
2~3年前に「パソコンは非力な方が音がいい」と言うことが言われたので、試しに古いノートパソコンを再生用に試してみたことがあります。しかしながら、実際に試してみると、CPUのクロックが低いにもかかわらず音質的にはどうにもパッとしないのですぐに撤去しました。その時は、「パソコンは非力な方が音がいい」なんて嘘だと判断したのですが、今から考えるとケースの差が大きかったようです。
メインのハイパワーマシンはしっかりとしたアルミケースに入っていましたが、古いノートパソコンはプラスチックのケースでした。プラスチックのケースではCPUやメモリから発生する放射ノイズは外部にじゃじゃ漏れです。そして、この経験をふまえれば、パソコンから外部に漏れ出す放射ノイズがもたらす悪影響はかなり大きいことが推測されます。

この事をふまえて「Voyage MPD Starter Kit」を点検してみれば、ケースはアルミなのでひとまずは安心ですが、いかにも薄っぺらいのが心許ないです。できれば、ケースだけはもう少ししっかりとしたアルミのケースに移し替えるか、もしくは簡易的には「ノイズ抑制シート」みたいなものでシールドを行った方がいいかもしれません。もっと簡便な方法としては、アルミ箔をぐるぐると巻き付けるという方法でも効果が期待できるかもしれません。いたって見栄えは悪いですが、ケースの継ぎ目やUSBやLANのポートをシールドできると言うことでは、もしかしたらかなり有効な対処法かもしれません。

<追記>
やってみよう電波の実験」というページもシールドの問題を考える上で興味深い実験です。アルミのシールド力というのはかなりのもののようで、表面をできる限りデコボコにして何重にも巻くほどシールドする力は大きくなるようです。ただしアルミ箔をぐるぐる巻きにすると静電気の影響や熱暴走でパソコンが故障することもあるようですから、やはりしかるべきシールド材を使用する方がいいようです。
とは言え、元手いらずで簡単に検証が可能ですから、実際に試してみました。「Voyage MPD Starter Kit」を台所にあるアルミ箔でぐるぐる巻きにするだけですからいとも簡単です。見栄えはいたって悪いですが・・・。
まあ、「Voyage MPD Starter Kit」だと熱暴走することはないでしょうが、静電気による障害は少しばかり心配です・・・が、まあ大丈夫でしょう(根拠なき楽観論?)

さて、その結果ですが、・・・いやぁ、驚いてしまいました。
凄まじいまでの改善ではないですか!!

例えば、このアルバムです。

天満敦子 祈り
icon

パイプオルガンをバックにヴァイオリンの独奏というオーディオ的にはかなりおいしい録音なのですが、対策をしてみてすぐに分かるのは目覚ましいまでの低域方向の改善です。
パイプオルガンの響きがしっかりと締まって、まさに地を這います。

この手の対策というのは、変わったと言えば変わったような、変わらないと言われればたんなる気のせいだったような、と言うような微妙な変化であることが多いのですが、これはもう歴然とした改善です。
やはり、薄いアルミケースだけではシールドは不十分だったようです。そして、こういうノイズ対策の福音は立ち上がりの瞬発力の改善と低域方向の改善という形で現れることが多いようです。
それから、じっくりと耳を澄ませば、個々の楽器の響きに今までは微妙な付帯音がついていたのではないかと言う疑惑も浮かび上がってきます。アルミ箔でシールドをした音はそう言う微妙な付帯音がとれて、その下に隠れていた素の響きが表に現れてきたように思います。何というか、ざらっとした生成の手触りみたいなものが出てきて、より生音に近くなったような気もします。

これは、安全性も考えると、アルミ箔ではなくてしかるべきシールド材で対策はした方がいいようです。コストパフォーマンスの非常に高い対策であることは間違いありません。
<追記終わり>

つまりは、パソコンそのものを耳なし芳一よろしく、徹底的にシールドすることは必須の対処法だと言えるのではないでしょうか。

次に問題になるのは、周辺機器とパソコンを結ぶケーブルです。
実は、このケーブルがアンテナのような役割を果たして放射ノイズの発生源となるらしいのです。
ただし、USB規格で使用されている「差動伝送方式」というのは理想的に動作すれば放射ノイズは発生しないならしいのですが、現実にはそのような理想的な環境は実現するわけはないので、多かれ少なかれ放射ノイズの発生源になります。ですから、再生用のパソコンには音楽再生に不要な周辺機器は接続しない方がいいと言うことになります。つまり、マウスであれ、キーボードであれ、それらを接続するためのケーブル部分が放射ノイズの発生源になることは間違いないのです。

しかしながら、PCオーディオの場合は最低限外部のDACと接続するためのケーブルが必要になりますし、音楽ファイルをNASに置いてある場合もLANケーブルは必要です。
そして、この手のケーブルが素材の優秀性で音質改善を主張するならそれはオカルトに近いと断言したのですが、放射ノイズの発生源にならないためにしっかりとシールドしてあることで音質改善がなされていると主張しているなら、それは明らかに根拠のあることだと言えます。しかし、放射ノイズをシールドする上で有効なのはまずは金属で覆うこと、それ以外では電波吸収対や電磁波シールド材で覆うことです。特に優秀な電磁波シールド材だと、それで携帯電話を覆ってしまえば「圏外」にしてしまうほどのシールド効果があるらしいので、そう言うシートでUSBケーブルやLANケーブルをぐるぐる巻きにすればかなりの効果が期待できるのではないかと思います。
ただし、ネット上でそう言うシールド材の原価を調べたのですが、どう考えても1メートルあたり何万円もするような馬鹿高いUSBケーブルやLANケーブルと言うものは納得がいきません。
そう言えば、未だオーディオが趣味としての勢いがあった時代にプチルゴムなるものを使ってケーブルを自作することがはやりました。同じような感覚で、いろいろなシールド材を買い込んで市販のケーブルを改良するのも面白いかもしれません。
もちろん、そんなシールド材を使わなくても、台所からアルミ箔を持ってきてケーブルをぐるぐる巻きにすればある程度の効果は確認できるかと思います。これは簡単にやれるので、エルサウンドの「データ専用USBケーブル」に試してみましたが、低域ががっちりして音像が太くなったように感じました。さらに、定位がはっきりして音場がより立体的になったようにも感じます。理屈の上では、何らかの効果が期待できるはずです。

最後にやってみる価値があるのは、再生用のパソコンと再生機器との最適な距離を探ってみることです。
確かに放射ノイズはかなり距離が離れていても悪影響を及ぼしますが、一般的には離れれば離れるほど影響は小さくなるはずです。だとするならば、再生用のパソコンと再生機器はできる限り離した方がいいと言うことになります。しかしながら、その距離を長くすると今度はケーブルが長くなって、その長いケーブルが強力なノイズの発生源になったり、逆に外来ノイズからの影響を受けることで音質の劣化を招きます。個人的には少し前までケーブルは短ければ短いほどいいと思っていたのですが、実際にあれこれやっている間に必ずしも問題はそれほど単純ではないと思うようになってきました。
そして、実にアナログな方法なのですが、しっかりとシールドされたケーブルを使ってある程度の距離をとった方が音質的にはベターだと思うようになってきました。いろいろやってみた感覚としては、USBケーブルは1~2メートルぐらいあって、パソコンと再生機器もその程度離した方がベターではないかと思っています。
なお、LANケーブルに関しては直接再生機器に接続されるものではないので、USBケーブルなどと比べると影響は非常に小さいようです。

とりあえずのまとめ

と言うことで、ノイズ対策として有効性が認められるのは以下の7点程度かと思われます。

(1)USBケーブルの電源は外部からクリーンなものを供給すべし。(データ専用USBケーブル)
(2)パソコンはできる限りハード構成をシンプルにすべし。
(3)パソコンのケースはアルミなどの金属ケースを用いるべし。
(4)パソコンから漏れ出す放射ノイズを徹底的にシールドすべし。
(5)不必要な周辺機器は一切接続すべからず。
(6)DACに接続するUSBケーブルは徹底的にシールドすべし。
(7)再生用のパソコンと再生機器は適度の距離を保つべし。

これ以外に、パソコンに供給する電源をできる限りクリーンなものにすることで音質の改善が可能なことも確認されています。
よって、「Voyage MPD Starter Kit」を使って上記の対策を施せば、現時点における最良の再生環境が得られるのではないかと愚考する次第です。

上記でまとめたことは、いろいろな思い違いや間違いもあるかと思いますので、自由に突っ込んでいただけると幸いです。


15 comments for “PCオーディオの都市伝説(5)~ノイズのそもそも論から「都市伝説」を考える

  1. Phoenicia
    2011年10月10日 at 4:23 PM

    金属で周りをシールドするのは外来電波を遮断するのに効果がありますね。
    但し、シールドは必ずどこかで機器内のアースと接続したほうが良い様です。
    アースから浮いた金属は逆にアンテナになるとのことです。

    それと蛇足ですが、安全を考えると機器同士の金属ケース部は接触させない方が無難です。

  2. 2011年10月10日 at 6:07 PM

     大変良く纏められた対処方法であると思います。
     電気用品安全法(PSE法)では、放射ノイズも伝導ノイズも規制がされていますので、大手メーカーが市販している機器はこの規格に合致しているはずです。しかしこれはあくまでも最低限の要求ですから、音を良くする為には更なる改善も必要でしょう。
     自作PCでは、この様な評価は出来ませんので、ここで書かれたような対策を自分で行う必要があります。
     高周波やパルス伝送を行うケーブルでの注意点は、ケーブルの特性インピーダンスが機器のインピーダンスとマッチングしている事が大切です。ミスマッチの場合には信号の一部は反射し、ケーブルの長さが信号の波長と合致すると共振現象を起こし、ケーブルがアンテナと成ります。例えばCat.6等のLANケーブルでは、100MHzで波長が2mに成りますが、実際にはこの1/10程度の周波数から影響を受けます。因って、ケーブルを短く使う方が、仮にミスマッチがあった場合でも安全であると言えます。
     ケーブルのシールドはPCのボディーと一体化しないと意味が有りません。ケーブル部から外部に放出されるノイズの多くはコネクタ部からです。コネクタ部にアルミ箔(出来れば銅箔の方が良い)を巻くと効果大です。

  3. ユング君
    2011年10月10日 at 9:28 PM

    AVCTNEGYサン、コメントありがとうございます。
    「AVケーブルの教科書」を拝見させていただきました。実に勉強になることばかりで、今後じっくりと読み込ませていただこうかと思います。

    それから、
    >高周波やパルス伝送を行うケーブルでの注意点は、ケーブルの特性インピーダンスが機器のインピーダンスとマッチングしている事が大切です。

    このあたり、十分に理解はできていないのですが、何人もの方からこの「インピーダンスマッチング」の重要性は指摘されていますね。ケーブルの素材である程度音が変わるとすると、このマッチングが起因しているのかもしれませんね。

    ただ、この数日、アルミ箔ぐるぐる状態で聞いているのですが、驚くほどの音の変わりようで自分でも驚いています。
    ただ、いつまでも「アルミ箔ぐるぐる」でもないだろうとは思っているので(写真で公開するのも恥ずかしい^^;)、時間のあるときに同様の効果が期待できて、もう少し見栄えもよく安全性も高い対策に取り組んでみたいと思っています。
    そのためにも、もう少し電磁気学のことを勉強しないといけないなと思っております。

  4. 2011年10月11日 at 9:18 PM

    こちらやリンク先の文章を拝読し、AMラジオという簡易的なノイズ探索器をあちこちに当ててみましたが、確かにPCは驚くほどのノイズ源ですね。CPU周辺は予想できましたが、スイッチング電源から出るノイズが想像以上にあるのには驚きました。ファン排気口も大きな「出口」なので、目の細かいメッシュで覆いたいところ。

    盲点なのが、充電していない充電器。負荷がつながっていないのに、壮大なノイズを出していることがわかりましたので、これは確実に電源ラインから抜く必要がありそうです。

    ちなみに、当方ではコンデンサ等を使ったノイズ回避策をいくつかテストしていましたが、音に影響を及ぼすのは間違いないものの、好みの方向へ変わるかどうかは微妙だということが改めてわかりましたので、やめました。
    一方で、PC内部の電源線を捻るのは、ある程度効果があったように思います。これも、コードをメッシュで覆った電源ユニットが増えているので、施工は難しいですが……。

  5. 2011年10月12日 at 1:05 PM

    ●ユング君様

    検証お疲れ様です。
    アルミホイル巻きも何回か試しているのですが、あまりパッとしなかったので、かえって放射ノイズを内に戻しているかも?、とか考えて、(個人的には)あまり有効な手段になっていなかったりします。ケースバイケースでしょうか。

    ファイル再生の音質も魅力的ですが、私としては、総合的にはCD再生を採ります。個人的な感想では、ファイル再生は音の外見が素晴らしいですが、中身が貧弱でニュアンスに乏しいと思うからです。これは記憶媒体の記録密度に由来しているのでは?と愚考しているところです。

    PCオーディオ、と一括りにされていますが、PCでもCDは再生できるのですから、ファイル再生とCD再生、PCでの再生とオーディオ機器での再生、としたらいかがでしょうか。あくまで比較ですが、Alixは現行の一般的なPCよりオーディオ機器に近い、と言えると思いますし、PCの余計な機能を省く試みは少しでもオーディオ機器に近づこうとする試み、に思えます。

    昨今のいわゆるPCオーディオへの流れの中には、「CD再生にはデータの欠損があるが、リッピングにはそれがない」というデマがもたらしたものも含まれていると思います。CD再生にも欠損がないことは測定すればすぐわかるのですから、これは考え方の違いではなく、事実を知っているかどうか、だけだと思います。誤っている箇所をLINNに連絡したらwebページを直してくれましたが、YAMAHAはまだそのままになっています。

    ●いちてつ様

    ほんと?うに、お久しぶりです(覚えていらっしゃるかな)。
    私も、簡易的な電磁波計でやってみたことがありますが、ATX電源の放射は凄まじいですね。電源ケースを取り去って電源基板をしっかりしたベースに固定したら音は好みになったものの、近くにいると気分が悪くなるくらいだったので、即中止したことがあります(笑)。ちょっとぐらいのアルミ板では全然遮断できなかったですね。

    ケミコンで対策するのもよいかしれませんが、なにかとクセが出るのかあまり好きじゃなかったので、シンプルにケーブルを捻っておくだけのほうが私も好みで、効果は薄いかもしれませんが、まず失敗しない対策ですね(かつて、HTPCの定番技だったですが)。

    いろいろ(主にCD-Rで)試したところ、電源よりCPUがまず大事だと思うようになったので、voyageMPDではPentium75を使っていたりします。

  6. ユング君
    2011年10月12日 at 8:05 PM

    >Alixは現行の一般的なPCよりオーディオ機器に近い、と言えると思いますし、PCの余計な機能を省く試みは少しでもオーディオ機器に近づこうとする試み、に思えます。

    その通りだと思います。
    にも関わらず、なぜにPCにこだわるのかと己の心に問い直してみると答えは二つかえってきます。

    (1)CDプレーヤーは素人にはブラックボックスでいじれる部分がほとんどないので面白くない。その点、PCは良いも悪いも含めていじれるポイントがてんこ盛りで個人的には「趣味性」満点でこれほど楽しいものはない。

    (2)オーディオ機器がきわめてチープな機器か、常軌を逸したような価格のハイエンドに二極分化してしまって、本当に欲しいと思えるような機器がほとんど存在しない。

    まあ、きわめて個人的な理由ではありますが・・・。
    しかし、それ故に、PCオーディオと言いながらその実態はオーディオ機器に近づいていくのは理の当然かもしれません。

  7. 2011年10月12日 at 9:34 PM

    juubeeさん、こちらこそお久しぶりです。

    ケースをシールドする件ですが、
    ・中から出さないようにする
    ・外から入らないようにする
    のどちらをメインにするのかが、ポイントになると思います。しかし、ケースのシールドが完璧だとすると、内部は電子レンジのように電磁波の嵐?になってしまいそうな気がするのですが。

    そのため、電磁ノイズを吸収するシートをケース内部に貼ろうかとたくらんでいますが、もしかするとノイズ吸収よりも防振のほうが結果として音に与える影響が大きいのかもしれませんね。

  8. Phoenicia
    2011年10月12日 at 11:17 PM

    ユングさん

    機器シールドに関して為になる読み物を見つけましたので貼っておきます。
    http://homepage3.nifty.com/tsato/dtemc2/part4.html#4.2

    お暇な時にでも見ると面白いですよ。

  9. 2011年10月13日 at 3:08 AM

    juubeeさん
    数年前 オーディオ雑誌(ステレオ誌だったかな)にDENONのPCトランスポートの試作モデルの記事の中でDENONの技術者がCDをリアルタイムで読み取って再生するよりHDDにリッピングしてしまえばファイルになるから良いというような解説をしていたと記憶しています。知識のない人間は、コロリと騙されるということでしょうか?
    alixとVoyage MPDの組み合わせは、音場感が良くなった様に聴こえたのですが 錯覚だったのかな。またCDプレイヤーと聞き比べてみます。

  10. 2011年10月13日 at 5:59 PM

    ●いちてつさん

    ATX電源のノイズや電磁波はとても悩ましいですね(ちなみに、電源ケースに使われているのは確か珪素鋼鈑で、あれでも電磁波はかなり遮断できてるはずなのですが・・)。
    万人にできる方法でもないのですが、個人的な解は、リニア電源です。EIコアのトランスでもATX電源と比べれば、電磁波はないと言っていいほどのレベルでした。私が使っている486やPentiumのCPUなら電力もそんなに喰いません(爆)。最近のPC用に巨大なトランスを並べる方もいらっしゃらないことはないのですが、あまりにあまりなので、お勧めはしません(笑)。まずは省電力なPCにすることが先かと思います。そういった意味では、電源アダプターを使うPCはある程度対策しやすいですね。一般的なデスクトップPCでも、電源をアダプタータイプに変更できますが、ファンがなくなるので冷却が悩ましいですね。

    振動を抑えることはノイズを抑えることになるので、PCでも重要と思うのですが、一般的なPCケースでは難しいところもありますね。

    ●visioman さん

    音の判断はそれぞれで異なるのが当たり前です。私はCD再生のほうが好き、と言っただけです。ユングさんが(ブログなのでしかたないのですが)ちょっと決め付けすぎかな?と思ったので、反対意見も交えてみた、とご理解下さい。
    音場感に関しては私もHDDやNAND上のファイルを再生したほうが良いと思います。聴き比べは、できたら、再生環境を統一するのに、CDもPCで再生したいですが、StarterKitでは無理かな。じゃ、Windowsで (^^;;

    >知識のない人間は、コロリと騙されるということでしょうか?
    知っている人は知っているのでいまさらなんですが、ファイル再生がCD再生に優る理由として、「CD再生にはデータの欠損がある」ことを挙げる方がいまだに多いですね。でもこれはデマです。簡単に確認できますので、なんならやってみて下さい。

    1、音楽CDから1曲リッピングしてWAVにする(この時、Accurate Rip で正確性を確認できると良い)
    2、同じ曲をCDPで再生し、デジタル出力からPCにデジタル録音する(WAVで)。
    3、1と2を比較する(efuさんのWaveCompareを使うのがいいかと。比較開始点前のゼロはスキップします[無音部分を無視]。)。

    2の注意点は、入力をミックスしないこと、44.1kHzにネイティブ対応しているサウンドデバイスを使う、です。最近のある程度のものやASIOドライバーが付属しているものはたいてい大丈夫と思いますが、ちょっと古い一般用のものや安価なものだとダメかもしれません。

    ずぼらな方?には、私のページと、それを詳しく解説してくださった、えるえむさんのページ
    http://juubee.org/BJ/sokutei15_spdif2wav/sokutei.html(もうちょっと穏やかな文にしないといけないかな ^^;;)
    http://www.spatiality.jp/pcaudio-research/pcaudio-learning/error-interporation

    LINNのページ(ユーザーの文なので、LINNの文ではないですが)
    http://www.linn.jp/ds/voice/02/1_02.html
    を紹介しておきます。

    広まってしまったのは、「メーカーの売らんかなのためのプロパガンダ」と、「音が違う=デジタルだからデータ的に違うはずだ、の思い込み」のせいではないかと思います。

    長くなってすみません (^^;;

  11. 2011年10月13日 at 6:02 PM

    ●ユングさん

    確かにPCはプラモデルみたいに、いろいろいじれて楽しいですね。適度に良質なホームオーディオ志向の私にも、あまりに高額な機器は要りません(笑)。

    ですが、PCで音質を詰めようとすると、無駄なものがありすぎて、労力のわりに報われないことが多いと思うのです。CD-Rの例で恐縮ですが、一生懸命カスタマイズしたPCより、デュプリケーターのほうが良かったりするのです。

    また、PCのスキルのない方は、やりたくてもやれません。PCオーディオのセミナーには、耳は肥えているけどPCに慣れない中高年が多いと聞きます。もちろん簡単便利に使えたり、マニアックなPCオーディオは残っていくと思いますが、一般オーディオファンは、折り合える価格のネットワークプレーヤーになっていくんじゃないでしょうか。今度のPioneerのN-50やN-30もよさげですね。

    ま、個人個人がどうしようと勝手なんですけどね (^^;;

  12. ユング君
    2011年10月13日 at 8:51 PM

    少し前にこんな事を書いていました。

    「古い人に聞いてみると、オーディオの黎明期は基本は「自作」だったようです。スピーカーもアンプも基本的には自分で組み立てて音楽を聞いていたそうです。
    やがて、そう言うオーディオへの興味が一般に広がっていく中で、オーディオメーカーなるものがあらわれて、そう言う自作のノウハウを取り込んで民生用のオーディオ機器が誕生したそうな・・・。
    そう言う意味で言えば、今のPCオーディオは、突っ込んでいけばいくほど「自作」の雰囲気が強くなっていくように感じています。
    ただ、昔と違うのは半田ごてのかわりにキーボードを使って、いろんなコマンドやプログラムを駆使して追い込んでいくことです。そして、かつての「自作」には回路設計に関するノウハウが必要だったように、昨今のPCオーディオも突き進んでいけばいくほどパソコンに関するノウハウが必要になってきて、全くの素人にはおいそれと手が出さないような領域になってきています。」

    そして、こんな風にまとめていました。

    「この矛盾を解決するのはかつての自作オーディオがオーディオメーカーの民生機に内包されていったように、PCオーディオもまた民生機の中に組み込まれていくことで解決されるのではないかと思います。」

    損得抜きに最先端の部分に切り込んでいけるのはアマチュアの特権でしょう。そして、そう言う突撃精神の中で開拓されていったノウハウが最終的に誰もが取り扱える機器としてメーカーからリリースされるようになればいいかなと思っています。そう言う意味では、ネットワークオーディオという形でいろいろなメーカーからかなりこなれた価格設定でいろんな提案が出てきているのは注目です。

    ただし、アマチュアにとってはそう言う機器を取っ替え引っ替えして聞き比べてみるのは不可能ですから、結局はオーディオ雑誌の記事に頼らなければいけないのが癪の種です。何故ならば、その手の記事にはどこか紐付きの提灯記事という疑惑が拭いきれないからです。
    それと、その手のネットワークオーディオ関連の評価に関してはネット上でもあまり出回っていないような気がします。宣伝しているほどには売れていないでしょうか。
    そうなると、いよいよオーディオの世界も死に体かと不安になってきます。

  13. 2011年10月14日 at 2:31 AM

    juubeeさん

    CDプレイヤーとの比較(安いBDPやDVDPしか所有してませんが)
    聴き比べましたがalix(Voyage Mpd)の方が色付けがない。無色透明な感じ。このことが音場の再現性に繋がっている様に思います。

    CDのPC環境での同一条件比較
    お蔵入りのCUSL2Cボード引っ張り出してコマンドラインでVoyage MpdにCDからデータを渡してみます。パイプとかを繋ぐんだっけ(・・?
    Windowsでは、いまさら無理です。もともとwindowsMediaPlayerでNASのファイル再生くらいしかやってません。

    >簡単に確認できますので、なんならやってみて下さい。

    2、のところでまず壁がありますね。録音は、したことないですね。面白そう。(回想・・・カセットテープのエアチェックの時代)

    >ずぼらな方?には、私のページと、それを詳しく解説してくださった、えるえむさんのページ

    読み応えありですね。定量把握、論理的解釈に努力していられる方がいてWebで公開されているのは素晴らしいですね。

  14. 2011年10月14日 at 5:49 PM

    ●ユングさん

    プロトタイプ、大いに結構だと思います。逆に、PCは手軽に取り組めるのもいいですね。音楽を楽しむ方法はいくつあってもよいと思います。

    CD再生とファイル再生、オーディオ機器での再生とPCでの再生、どれもメリットとデメリットがあると思うので、そこを各人が気侭に楽しんでいけたらと思っています。

    ●visioman さん

    早速やられましたか。行動が早いですね。
    >alix(Voyage Mpd)の方が色付けがない。無色透明な感じ。
    このあたりをどう感じるかが分かれ目になるように思います。私も初めはそう思ったのですが、次第に、微妙なニュアンスがなく演奏者の顔や気持ちが見えないように思われてきました。すっきりした感じは情報量が少ないことの裏返しではないかとも思われるのです。

    私もCD再生の音に満足しているわけではありません。先におっしゃった音場感、周波数バランス、アタック感、おかしな癖がない、などはファイル再生の方が良いと思います。総合的な判断は各人の重視するポイントで変ってくると思いますが、現在の私としては、トータルではCD再生を採ります。

    違いの原因として、記憶媒体の種類(特にリムーバルに拠るメディアのぶれや泣き)や記録密度の違いが大きいのではないかと思うようになりました。現在、MO、ZIP、JAZ、FD、などのリムーバブルメディアや4GB?2TBのHDD、32MB?8GBのSD(HC)カードなど、気長に聴いているところです。結論は、さていつのことやら・・ (笑)。

    ・voyageMPDでCD再生
    比較だけですから、わざわざ難しいことしなくてももっと簡単にWindowsやubuntu studio で十分じゃないかと思うのですが・・(笑)。ユングさんほどLinuxに詳しくないので、もっといい方法があるのじゃないかと思うのですが、いちおう私もパイプでやりました。私のHPトップの9月4日を御覧下さい。

    >2、のところでまず壁がありますね。
    最近は結構そんなまともなサウンドデバイスも増えてきたのじゃないかと思うのです。ビット・エクザクトな再生の確認にも使えますよ。

    >定量把握、論理的解釈
    有難うございます。
    コピーしたCD-Rは元のCDと論理的に同じ、というのがCD-Rの常識でしたが、PCオーディオではなぜか非常識?でした。憤慨して作ったのがあのページです。ちょっと言葉が荒々しく、もう少し穏やかにしたい、と今回思いました (^^;;

  15. Phoenicia
    2011年10月14日 at 10:04 PM

    juubeeさん

    個々人によって感じ方は色々ですね。

    CDを探して入れ替える作業が煩わしくて始めたPCオーディオですが、ALIX+Voyage MPDで、個人的にはCDプレーヤで再生する音を越えた感がしています。

    これ以降、更に好みの音質に近づけるには、多分DACやアナログアンプ部分に手を入れるのが正道だろうなと思っています。

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