エソテリックの「D07-X」が届きました。
試聴した環境はあまり良くなかったのですが、それでも充分なポテンシャルは感じられたので思い切って購入しました。「D07-X」に関してはあらためて詳しく報告したいと思いますが、買ってきてポンと置いただけなのですが結構いい音で鳴っています。
このあたりが純粋民生機の有り難さでしょうか。
それから、「D07-X」の導入によってBENCHMARKの「DAC1」がサブシステムに下りてくることになりました。
よって、現時点のサブシステムの構成は以下の通りになりました。
この機器の入れ替えのついでに、大掃除をしました。ε=(-ω―;)フーッ
新しい機器が入ってくるたびに旅館の建て増しのように「その場しのぎ」で対応していたのですが、もう、後ろの方はわけが分からなくなっています。
そこで、使わないPCなども大胆に整理してレイアウトなども大幅に変更しました。8時前からはじめて11時過ぎまでかかりましたが、随分スッキリしました。
パッと見た感じでは、あまり変化はないようなのですが棚の下がスッキリしました。
あとは、オーディオ関係の機器を収納しているラックが極めてプアなので、これを近いうちに何とかしたいと思っています。BENCHMARKの「DAC1」はセッティングも含めて使いこなしには結構シビアなので、あまり実力が発揮できていない雰囲気です。
あー、でも疲れました。(^^;
リッピングソフト
さて、Windowsで気楽に音楽を楽しむとなると、肝心の音楽ファイルはどうして入手しているでしょうか。基本的には以下の3つの方法しかないと思われます。
- ネットから落としてくる(無料)
- ネットから落としてくる(有料)
- CDからリッピングする
今回は、このうちのリッピングについて少しばかり考えてみたいと思います。
リッピングソフトとしては、おそらく「iTunes」を使われている方が大部分だと思われます。
もちろん、「iTunes」は悪いソフトではありません。とりわけ、アルバム管理の機能は出色です。
リッピングしたファイルがどんどん増えていく環境では、演奏者名のフォルダ、アルバムタイトルのフォルダといった形で整理してくれる「iTunes」は非常に便利です。
再生に関しても、「iTunes」は音が悪いといわれますが、再生エンジンを外付けするなどの改善手段が可能です。
このような拡張性が高いのも「iTunes」の優れた点です。
ただし、どうしても気に入らない点が一つだけあります。
それは、「iTunes」でリッピングしたファイルは音が悪いのです。
まあ、こんな事を書くと「何を馬鹿なことを言っているんだ!!」と批判のつぶてが飛んでくるのは目に見えています。
どんなリッピングソフトを使おうとファイルのバイナリは一致するんだから音の差など出るわけがない・・・だろう!!・・・と。
そんなことは、今さらいっていただかなくても十分承知しています。(^∧^;)
しかし、不思議なことに、全く同じCDをリッピングしても、リッピングソフトによって明らかに音が違います。ですから、開き直った言い方をすれば、どれだけ親切に教えていただいても、「iTunes」でリッピングすると音が悪いといわざるを得ません。
しかし、こういう事は、他の分野でも良くあることです。
例えば、薬の開発などでは、何故効果があるのかが理論的に解明されていなくても臨床的に効果があることが実証されれば新薬として認められるそうです。
最近も、アスピリンの摂取がガンの抑制に効果があるという研究結果が報告されていましたが、理由はよく分からないそうです。それでも、臨床的に効果が実証されさえすれば、取りあえずはそれで良しとなるらしいのです。(もしかしたら、私の理解不足かもしれませんが・・・)
つまりは、何故かはよく分からないけれども(バイナリが一致する)、臨床的に効果(実際に聞いてみれば音が悪い)が確認されれば、個人的にはそれで良しとするスタンスで事に臨みたいと思うのです。もしも、本当に効果があるのならば、理屈の方はそのうち誰かが証明してくれるでしょう。
専門家でもない私たちにとってできることは、臨床データをできる限りたくさん提供することだと思っています。
そして、そのように思う方は他にもたくさんおられるようで、リッピングに関しては「iTunes」ではなく「EAC(Exact Audio Copy)」などを使われている方も少なくないようです。
確かに、「EAC」は優れたソフトです。
音質的にも、私が長年使ってきた「PlexTools Professional」と比べても遜色はありません。しかし、使い勝手という点では「iTunes」と比べると大きく劣ります。逆に言えば、それだけ「iTunes」のアルバム管理機能は優秀だと言うことです。
できることならば、「EAC」の高音質と「iTunes」の管理機能が同居したようなソフトがあれば理想だな・・・と思っていました。
そして、漸く見つけたのが「dBpoweramp」と言うソフトです。
このソフトの唯一の難点は「有料」だということです。しかし、この3ヶ月ほど使い込んでみて、その価格に充分見合うだけの価値はあると確信しました。
dBpoweramp
「dBpoweramp」はLINNが推奨しているリッピングソフトと言うことで有名になりました。
使い勝手については、「iTunes」に比べても遜色はありません。音質に関しては(批判はあるかもしれませんが)「EAC」や「PlexTools Professional」よりもさらに高音質です。
さすがはLINN推奨だけの値打ちはあります。
また、このソフトは基本的には「有料」ですが、21日間は完全に無制限の状態でトライアルができます。(その後も使い続けることはできるのですが次第に使い勝手が悪くなっていきます。)
ですから、実際に使ってみて、それから気に入れば購入することも可能です。
このソフトは、「CD Ripping (リッピングソフト)」と「Audio Conversion(変換ソフト)」とでできています。購入すると、おまけで「CD Burning(CD作成ソフト)」がついてきます。
まずは、リッピングソフトからみていきます。
<タグ情報>
ドライブにCDをセットして起動すると、こういう画面が表示されます。
ネット上から必要なタグ情報は全てひっぱてきてくれます。
このあたりは「iTunes」や「EAC」と比べても大差ないのですが、「dBpoweramp」の場合はこのデータをどこから引っ張ってくるのかが選べます。
「③」の「Review Metadata」をクリックするとこういう画面が開きます。
これを見れば、「AMG」と「freedb」からデータを引っ張ってきて、最終的に「AMG」のデータを選んでいるのが分かります。
もちろん、こういう機能は「EAC」でも実装は可能ですが、それなりのノウハウが必要です。
ただ、一つだけ不満なのが、国内発売のCDはいささか苦手だということです。見てもらえれば分かるように、真ん中の2つのデータベースにはデータはありませんし、アルバムアートを探してくることができていません。
アルバムアートに関しては、個人的にはあまり必要は感じないのですが、どうしても欲しいという人はネット上から落としてきて追加することは可能です。
「No Album Art」と表示された隣の「+」をクリックすれば簡単に追加できます。
<waveにもタグが打ち込める>
おそらくこれがdBpowerampの大きなアドバンテージだと思うのですが、こうして読み取った(作成した)タグはwaveにも打ち込まれます。そして、「Voyage MPD」使いには有り難いことなのですが、この打ち込んだタグは「GMPC」でも文字化けすることなく表示させることが可能です。
音質的にはwaveが有利なのだが、タグで管理できないということで「FLAC」を使っている人も多いと思うのですが、「dBpoweramp」を使えば、その悩みからは解消されます。
これは結構大きなアドバンテージかと思われます。
<アルバム管理>
次に、「①」をクリックして保存先を指定します。
ただし、これは「②」の「Naming」ところで上手くセットすればいちいち変更しなくても固定のままでいいかもしれません。
私は、「Album」名のフォルダを自動的に作って、その中にファイルを保存する設定([Album]\[title])にしていますから、少しばかり手間ですが、このあたりは、それぞれの環境に合わせて柔軟に設定を変更できます。
例としてあげた場合だと「徳永英明」というフォルダの中に「ビューティフル・バラード」というフォルダが作成されて、その中にファイルが保存されます。
<セキュア>
これで、基本的には準備完了で、丸ごとリッピングしたいときは左上の「Rip」ボタンをクリックすればリッピングが始まります。
もちろん、「一つだけ」「いくつかをまとめて」、さらには「複数のトラックを一つにまとめて」など、自由にリッピングの仕方は変えられます。
クラシック音楽の場合は、一枚のCDに複数の作品が収録されていることが多いので、アルバム名を適当に編集して作品単位でリッピングするということが多いですね。
リッピングは始まるとこういう感じの画面になります。
この時に「Rip Status」で「Accurate」と表示されれば問題なくセキュアにリッピングできています。
調べてみると、この「Accurate」というのは、読み取ったデータと同じようなデータ(波形や時間情報)がないかをデータベースまで照会しにいくそうで、データベースに限りなく近いデータがすでにある場合に「Accurate(8)」などの表示が出るそうなのです。括弧の中の数字はデータベースにあるお仲間の数らしくて、有名なアルバムだとこれが三桁の数字にもなるそうです。
しかし、CDの表面などがダメージを受けているとどうしても正確に読み取れず、その時はいろいろなエラーメッセージが出ます。
こう言うときにどう対応するかは「Options」ボタンをクリックすれば設定ができます。
この中の「Ripping Method」を「Secure」にして「Secure Settings」をクリックすれば設定画面が開きます。
しかし、いろいろやってみましたが、CDの状態が悪いときは、どうやっても正確には読み取れません。それならば、読み取り速度が落ちていらいらするよりは、そんないらぬお節介はいらないということで最近は「Burst」(No Error Recovery)の設定でリッピングしています。
現実問題として、これでもほとんどが「Accurate」でリッピングできるので、実用的にはこれで充分かと思っています。
<変換機能>
最後に、当然のことですが、waveだけでなく、好きな形式に変換してリッピングすることも可能です。
デフォルトでは組み込まれていない形式(WMAなど)もありますが、簡単に追加できます。
左下の「Rip to」をクリックすれば、変換したいファイル形式が選択できます。
これだけ多くのファイル形式に対応していれば不自由はしないでしょう。
なお、しつこいですが、「dBpoweramp」でリッピングしたファイルの音質は最高だと思います。この音質と使い勝手の良さを考え合わせると、38ドルというのは決して高くはないと思います。
購入はPayPalからできますので、5分もあれば完了です。私の場合は歴史的円高の時に購入したので日本円で3000円程度でした。それから、アップデートがあると親切にメールで連絡も来ます。
是非とも一度はお試しください。
なお、ネット上を調べてみると「【をんなもすなるLINN DS】第7回:ライブラリ管理の重要さを実感する」というページがありました。こちらも参考になるかと思います。
長くなってきましたので、コンバーター(変換)ソフトについては次回に回したいと思います。
「dBpoweramp」早速ダウンロードして使ってみました。この前タワーレコードで買ったワイセンベルグ10CDのDISC3、ジュリーニ/LSOとのブラームスのピアノ協奏曲第1番を、iTunes10.6でリッピングしたもの(AAC160kbps)と聴き比べてみたんですが、うちのオーディオシステムでは違いは分かりませんでした(^^;;
エソテリックの「D07-X」も調べてみると30万円超えてるとか。ダリのZENSOR1を買うか買うまいか迷ってるような私のシステムとは月とTOPPING、もとい月とスッポン。違いが分かるには相当オーディオに投資しないと駄目と半ば諦めています。
ユングさん今日は
いつも参考にさせていただいています。
私もクラシック音楽の大ファンですが、以前からPCオーディオに切り替えすでに3000枚程のCDをFLACに変換し1.5テラのハードディスクで管理しています。
1)リッピングに関してはEACを使いご存知でしょうがGracenote CDDBのタグ情報を取得して使っています。
Playerを使って「EAC」「CDex」「CD2WAV32」でCDDBの取得
http://homepage3.nifty.com/nanahoshi/player/player.html
EACの構造では一旦WAVで取り込みFlac.exeを起動させ(DosのWindowが開きます)
変換しているので最新バージョンのコンバータを使用することができます。
MP3の場合も評判の高いLameを使うことができます。
其の後MediaMonkeyに写りAmmzonからカバー画像を取得し見つからない場合はGoogleの画像検索で取得し埋め込みます。
CDDBに関しては
マイミュージック¥FLAC¥アルバムアーティスト¥アルバム名¥タイトル というルート構成にし基本英語表記に直してあります。
LINNのホームページにある豊田豊氏(DSユーザー) の解説も
http://www.linn.jp/ds/voice/02.html#
参考にし管理しています。
>どんなリッピングソフトを使おうとファイルのバイナリは一致するんだから音の差な>ど出るわけがない・・・だろう!!・・・と。
と考える人は多いでしょうけど、デジタルデータが実際にどのように構成されているかを考えると、なぜ音が異なるのかある程度推測がつきます。
デジタルデータは、データ本体(音楽データや文字データなど)だけで構成されているのではなく、それにアドレス情報などを含むヘッダ情報が組み合わされて構成されています。さらに音楽データではタグ情報などが含まれており、コンピュータがデータを読みに行くときは、当然のことながら音楽データや文字データだけを読み込むのではなく、それらすべてのデータを読みに行って処理します。ですから、データ本体のバイナリだけが一致していても、実際に処理を行なうコンピュータからするとヘッダ情報が異なれば同じデータということにはなりません。例のかないまるサイトでも、フォルダ階層の深さや事後のタグの編集により音質が影響を受けるという記述があるのは、そのためです。
リッピングソフトの場合は、リッピング時にそのソフト独自のやり方で音楽データにいろいろな情報を付加しますから、それが音の違いになって現れたとしても不思議ではありません(これ以外にもいろいろ要因があると思いますが)。とくにiTunesの場合は楽曲整理を重視している分、そのための情報をより多く追加している可能性があります。だから、便利な半面音が悪いのでしょう。
実際に、たまたま今日リッピングしたアバド指揮のメンデルスゾーン交響曲4番第1楽章のデータで比較してみると、dBpoweramp でリッピングしたWAVファイルのサイズは179,342,402 バイト、同じくCUBASE4 でリッピングしたものは179,340,044 バイトです。CUBASEはリッピングソフトではないので余計な情報を付加しないため、常にサイズが小さくなります。バイナリは当然一致しています。でも、これをまったく同一のファイルであるとは言わないですよね。
最近はやりの「バイナリ一致」とか「ビットパーフェクト」という言葉は、それだけでわかったような気にさせるものがあるだけに危険な言葉です。リッピングはやり直すのが大変なだけに、こういう幻想を信じて最初の選択や処理を誤ると、後で泣きを見ることにもなりかねません。自分は何を優先させるのか(音質、整理、使いやすさ)を明確にしておいたほうがいいでしょう。私は、リッピング後のタグの編集などは一切行わないようにしています。また、フォルダ名やファイル名も日本語は使わず、英数字だけを使用して、できるだけ短くするようにしています。多分に精神安定剤的な要素が大きいですが。ただし、みゆき姐さんのCDなどは、その日本語に敬意を表して正確にそのままの日本語を使っています。タイトルも音楽の一部ですからね。
また、CUBASE の場合は読み取りのオプションで Secure を選択するとどうも音がよくないようなので、最近常用している dBpoweramp でも Secure ではなく Burst を選択しています。なぜ Error Recovery を使用すると音がよくないのかはわかりませんが、おそらくソフトウェアの動作が異なるのでしょう。
ソフトやドライブなど、リッピング環境の違いによって、音楽ファイルの音が違うか?、という問題はやっかいだなぁ、といつも思います(笑)。もちろんバイナリ一致は前提です。
違いを感じないわけでもないのですが、最近は、「だいたい同じ」ということにしています。
その理由を思いつくまま挙げてみますと、
1、違いが微妙。正確な聴分けに自信がない(オイオイ)。
2、再生環境のほうがよっぽど影響が大きいと思う。
3、ファイルの扱いや違いの検証に、いままで以上のレベルを求められると思うが、それについていけない。
3、について少し補足します(あまり信用しないほうがいいかも、なんならやってみて下さい 笑)
A、ファイルの扱いの問題例
1、数回コピーすれば違いはなくなると思う(コピーもできない?)。
2、そのまま放っておいても、磁気や電荷が馴染んで音が変わると思う(どうすりゃいいの)。
B、検証の際の問題例
1、HDDは同じディスクでも場所によって音が違うと思う(まあ、隣なら許せるかな)。
2、HDDもNANDも周囲や隣の磁気状態や電荷状態によって音が違うと思う。その検証も微妙。
記憶媒体には結構やっかいな問題があると思います。ちゃんとやろうとすると気が遠くなります(笑)。まだわかっていない問題もありそうです。なので、あまり細かいことは気にしないほうがいいかな、と考えるようになりました (^^ヾ
この件については、わたくしも悩んでいるところです。
SecureとBurstで状況が変わるのもそうですが、再生音の微妙な違いはHDDへ吸出し後数日経過すると消えるか、または状況が変化している(ように感じる?)というのが、その理由です。なので、リッピングのときのセッティングが適切だったかどうかの判断を下すまでには、数日を要します(汗)。
#自分のウェブページで未だに施策を公開できないのは、これが主な理由。
やはり、はっきりわかるような変化は、パーツそのものの素性や取付方法など、ハードウェアに依存する部分が多いのでしょうか?
失礼を省みず一言。
たとえ話になりますが、同じ銘柄の缶ビール、同じロット(製造年月日が同じという程度の意味合い)であっても、今夜と昨晩で味が違うように感じることってありませんか?
人の感覚はその時のコンディションでそれほど変わってしまう物のようです。
オーディオに話を戻して、正直、私は耳が悪いのか、MP3とWAVEの違いはわかっても、それ以上の違いはわかりません。それより自分の肉体的、精神的なコンディションにより、日によって聞こえ方が違ってくるほうが大きいように思います。ここで皆さんが熱心に議論されている違いとはどの程度のことなんでしょうか?
私はそれよりいま聞こえてくる演奏に、演奏者が何を伝えたいと思っているのかを聞きとることに時間を割きたいと思っています。
無礼な物言いご容赦を。
>私はそれよりいま聞こえてくる演奏に、演奏者が何を伝えたいと思っているのかを聞きとることに時間を割きたいと思っています。
これについては、何度も繰り返される論議ですね。
少し前に、「行きつ戻りつ」と題して私なりの考えを書きました。
http://www.yung.jp/bony/?p=1727
それが私のスタンスです。
はじめまして。
最近かなりこだわってPCオーディオを作り、ソフトを色々研究中です。
今のところはiTunesです。(iPodがあるので切り離しは出来ません)
リッピングソフト試しました、差は・・微妙でした。
環境の差もあると思いますが、再生ソフトの差の方が大きいと感じました。
再生ソフトも音質が良くて操作性が悪いか、その逆しか無いように感じます。
やっぱりメインiTunesで、一部の曲だけcPlayでしょうか?
「行きつ戻りつ」難しいですね。
私は気楽に音楽を聞いたら良いと思うのですが・・・。
私は趣味でピアノを弾きますが、いつも先生は「楽しく弾くのが一番」と言われます。聞くときも楽しくです。
プロの演奏家は何も考えなくても心に響きますし、必死に聞き取らないと分からないような演奏はプロとして・・と思ったりします。
ある程度の装置(音質)があることが前提ですが。
もちろん微妙な音質にこだわる事が趣味のように、演奏を細かく分析する事が趣味の方もいるとは思いますので、それはそれぞれの趣味と言う事で良いのではないでしょうか。
ちなみに私はどちらかというと前者です。
yung君さん、replyありがとうございます。
決して私はオーディオの趣味やそのあり方を批判するつもりはありません。
ひとそれぞれの楽しみ方があっていいのですから。
上の書き込みは、自分なりの音楽を聴く際のスタンスを述べたまでです。
そういう私もそれなりに工夫(voyageをフウフウいいながらセットアップ
したり、CDをせっせとリッピングしたり)しています。
ただ、やった上で違いが見いだせなかったり、プラセボ効果と思しき結果
に終わったら一端引いて、しばらくはそこで聞こえてくる音楽(音ではなく)
に耳を傾ける方向に行くのが自分には合っているなと思った次第です。
ひとつには”**もすると「もっといい音で聞けるのではないだろうか?」”と、
いつ思うかの違いかもしれませんが。
それと、上に書いたように、いい音になるかどうかはこれまでに述べられてきた
皆さんのいろんな工夫によることもさることながら、聞き手のコンディションに
非常に大きく依存すると言う点はやはりあると思います。そのバイアスは
どのようにして補正するといいのか、自分でもまだ定かではありません。
☆いちてつ さん
>再生音の微妙な違いはHDDへ吸出し後数日経過すると消えるか、または状況が変化している(ように感じる?)
書籍やネットで私が見た範囲ではいままで誰も書いてなかったことを、自分のHP以外で初めて思い切って書いたのですが、同意いただける方がいて、とても勇気づけられます。有難うございました。
☆失言居士 さん
「オーディオという趣味」は「缶詰音楽の鑑賞という趣味」から派生したものではありますが、また別の趣味、だと思います。コイン収集が趣味の人に私が意見することは何もありません(笑)。
ま、とは申せ、たぶん、あまりの内容?に一言言いたくなったお気持もわかります。私のA2とB1は、目にする範囲では私が初めて書いたことかも知れませんので、文句を言われてもしかたありません。
A2はおいとくとしても、B1はMP3とWAVEの違い以上のものだと思っています。なんなら、200G以上のHDDの最初(外周)と最後(内周)に数Gのパーティションを作って比較してみて下さい。ちなみに、SSDやUSBメモリーなどはウェアレベリングがあるのでこれは無意味です(笑)。
ここは「PCオーディオ実験室」ですから、私はあくまでオーディオの観点から議論します(笑)。
音の違いがわかるとかわからないとかいう場合、それは耳がいいとか悪いとかの問題ではなく、実は使用するスピーカーの能率(Sensitivity=感度)が大きく関わっていると感じています。最近主流の低能率スピーカーは高能率のスピーカーにくらべて違いがわかりにくいと思います。
yungさんのスピーカーは現在では比較的高能率な部類に属するスピーカーで、それが「可逆圧縮では音が丸くなるような気がする」という発言につながっている気がします。「違いは感じられなかった」と結論づけた人のスピーカーの能率もぜひ確認してみたいところです。
人間は鼓膜だけで聴いているのではなく脳で音楽を聴いているわけですから、体調や心理状態が大きく影響するのは当然のことですが、この脳内イコライザーの機能は結構強力なものがあって、多少の周波数特性の問題やレンジの狭さなどは、気にしなければ音楽を鑑賞するうえではまったく問題にならないほどに補正してくれるような気がします。
しかし、過渡特性の補正は難しいようで、過渡特性に優れた高能率のスピーカーでないと、音楽の持つ躍動感や繊細な表現が微妙に失われる気がします。
いささか極論ですが、もし今のスピーカーが95dB程度の高能率のものが主流であるなら、「バイナリが一致すれば音も同じである」という認識が一般的になることもおそらくなかったのではないかとさえ思います。
それはさて置き、
>再生音の微妙な違いはHDDへ吸出し後数日経過すると消えるか、または状況が変化している(ように感じる?)
とは、なかなか興味深い見解ですね。
リッピングソフトからう~んと離れますが、結果を議論するのに関係するかもしれないので、少し追記します。
前回書いた「時間を置いたら状況が変化しているように聞こえる」件。もちろん、聞き手の体調も影響しますが、実は電源のせいかもしれないと考えるようになりました(結局、いつものオーディオ議論?)。
「ニュアンスが変わったように思える」WAVEファイルも、iPod(フラッシュメモリのほう)に転送したほうを再生すると、時間が経過しても音のニュアンスが残っていたというのが、その理由です。相手はいつもバッテリ駆動であり、電源による影響はほぼないと考えられますので。
家庭での電源事情は、刻一刻と変化します。インバータ蛍光灯、液晶テレビ、そうして携帯電話等の充電器……。なので、リッピング時の電源事情や、再生時の電源事情まで考慮しないと、ソフトのよしあしを判断するのは難しいかもしれません。
とりあえず、昨日入手した絶縁トランスを介してPCへ電源を供給するようにし、しばらくの間、この仮説を検証してみます。そうして、「聞き疲れ」しない環境を安定して確保できたとき、はじめて「『音』を聞くから『音楽』を聴く」に移行できると思っています。
ちなみに、自分は今でも
Exact Audio Copyで吸出し→iTunesに登録、タグは手打ち
をしています。もともと、リッピング中はネットワークに接続したくない派だったので(汗)。
いちてつ さん
言葉だけでは難しいのですが、私が聴いているものとは違うかもしれません。
私の場合、微妙な違いを何日も覚えておくことは不可能です。せいぜい数分ですね。なので、数日前にリッピングしたファイルと今リッピングしたファイルを聴き比べます。ただ、これは私も「なんとなく」という域を出ませんし、条件の微妙な違いもありますので、折に触れて追試を重ねるようにしています。
リッピングソフトの違いなど微妙な違いを扱うためには、それを扱ったり評価したりするのも1レベル上の細心さが必要になるよ、と言いたかったので、その例として出させていただいた、とご理解下さい。
私の場合、とりあえずこのレベルはパスです。神経質になりすぎても面白くないし、再生系のほうがよっぽど影響が大きいですから。
失礼します。可能でしたら今度、メインシステム図に描かれているvoyage MPDの矢印の先も書いてもらえると非常に参考になります。どのようなDAC等をお使いなのでしょうか。
こんにちは、ブルーベリーと申します。
私もdbpoweramp買ってみようかと思っているのですが、trial版で分からなかった事をいくつか教えていただきたいのですが。
CDをwavpackにして、それを持ち出し用に、WAVやAIFFなどに曲ごとに分割して出力は、できますか?
その際タグやアートワーク等はそのままつきますか?
最後にdbpowerampは、player.iniを参照できますか?
質問ばかりですが、よろしくお願いいたします。
一般的に言えば、「dbpoweramp」のfree版と有償の製品版で機能的な差はなかったと思います。違いは、だんだん使いにくくなる・・・ということだけです。(私が導入した段階ではそうでした)
ですから、free版でできなければ、有償の製品版でもできないというのが答えになると思います。
>CDをwavpackにして、それを持ち出し用に、WAVやAIFFなどに曲ごとに分割して出力は、できますか?
申し訳ないですが、この文面だけでは私には何をしたいのか全く理解できません。
>player.iniを参照できますか?
「player.ini」ってなんでしょう?
ご回答ありがとうございます。
やりたいことは、一度CDをwavpackと言う形式(.wvと言う拡張子で、cue+wavを圧縮した物)をWAVやAIFFなどの形式で楽曲ごとに個別に分割することです。
分かりにくいかもしれませんがよろしくお願いいたします。
>wavpackと言う形式(.wvと言う拡張子で、cue+wavを圧縮した物)をWAVやAIFFなどの形式で楽曲ごとに個別に分割することです。
申し訳ないですが、やはり私には理解できません(^^;。
「WAVやAIFFなどの形式で楽曲ごとに個別に分割する」ならば、最初からWAVやAIFFでリッピングすればいいと思いますし、一度wavpackでリッピングしたものをWAVやAIFFに変換したのならば然るべきソフト(WavPack frontendなどなど)を使えばいいか思うのですが?
ちなみに、dbpowerampはデフォルトではwavpackには対応していませんが、
http://www.dbpoweramp.com/codec-central-wavpack.htm
から落としてきて組み込めば対応すると思います。
当方家では、wavpack(形式変換時にタグうちをしないですむように。)で外出時は、AIFFかWAVなので、もしdbpowerampがwavpack→AIFFに対応しているなら、リッピングから形式変換まで全部できて便利だなーと思って質問しました。
よろしくお願いいたします。
はい、初めて了解しました。(^^;
dbpowerampはリッパーとコンバーターがセットになっています。
・リッパー:dBpoweramp CD Ripper
・コンバーター:dBpoweramp Batch Converter
デフォルトでは対応していませんが、メーカサイドで「dBpoweramp Codec Central: WavPack」が配布されていますので、それを落としてきて組み込めばwavpackでリッピングは可能だと思います。
当然、dBpoweramp Batch Converterを使ってwavpack→AIFFも可能だと思います。
コーデックの組み込みはfree版でも確かめられると思いますので、一度ご自分の手で確認されるのがいいかと思います。(だんだん使いにくくなってきて・・・やっぱり有償版を買うか!となってしまうのですが・・・。)
ちなみにそちらでは、wavpack→AIFF(ファイルをトラックごとに出力)は、できましたか?
無料版をためしてみたのですが、wavpack→AIFFにすると、ファイルがトラックごとでなく、一つの長いファイルになってしまうのですが。
設定が悪いのでしょうか?
また、変換時に自動でタグを引き継げますか?(アートワークや曲名など。)
よろしくお願いいたします。
冷たいようですが、有償版のソフトを購入しようかどうしようかと言うときの判断材料としては、基本は自己責任で、なおかつ絶対に正しい情報を元に判断したいと言うときは、メーカー側のサポートに問い合わせるべきだと思います。
以下述べることは、あくまでもネット上にある、責任を伴わない情報として受け取ってください。
>wavpack→AIFFにすると、ファイルがトラックごとでなく、一つの長いファイルになってしまうのですが。
私の環境ではそんなことはおこりません。3つのファイルならば3つのファイルとして変換されます。
>変換時に自動でタグを引き継げますか?
iTunesで確認した限りでは引き継がれているようです。
最後は自己責任で判断してください。
ありがとうございました。
自己責任にて購入いたします。
情報ありがとうございました。