アナログ時代の趣味性が復権するPCオーディオ(2)~次は再生ソフト

デジタルイコライザについて書いておきたいこともあるのですが、今回も勢いで「アナログ時代の趣味性が復権するPCオーディオ(2)~次は再生ソフト」について自分なりにまとめておきたいと思います。

歴史を振り返る

PCオーディオにおいて「再生ソフト」に何を使うのかという「選択」は再生システムの根幹に関わる問題です。
通常のオーディオ(私はこれを「レガシー・オーディオと呼ぶことにしています)ならば、ここはCDプレーヤに何を選ぶのかというレベルの問題になるのですが、さすがにこの部分を取っ替え引っ替えして試すことができる人は希です。しかし、PCオーディオならば再生ソフトを取っ替え引っ替えして楽しむことは簡単にできますし、取っ替え引っ替えして、それぞれの再生ソフトによる音の違いを簡単に聞き比べをする事ができます。
ですから、この分野に関しては「デジタル不変神話」は早い時期から崩れていました。
さらに言えば、ユーザーサイドも受け身ではなく、音のいいソフトが登場したと聞けば多くの人がそれに飛びつき、その可能性や課題、そしてその限界までもが徹底的に検証しつくされました。ですから、再生ソフトにおける趣味性の問題はソフト開発と密接に結びついていたとも言えますので、その歴史的な流れを概観しながら再生ソフトの選択と趣味性の問題について考えてみたいと思います。
ただし、全体の見通しを良くするために話は端折ります。他にも音のいい再生ソフトはあっただろう・・・と言う突っ込みは、とりあえずは脇に置いてください。(^^;

前史

PCの黎明期においては「音は出ればよい」というレベルからスタートしました。
しかし、私がPCをさわり始めた1990年代後半にはいると既にネットでMIDIによる音楽配信が始まっていました。やがて、1998年になるとMP3による音楽配信も始まり、それらを再生するためのソフトにも少しずつ注目が集まるようになっていきました。

自分の書いたものを振り返ってみると、私がPCでの音楽再生に始めてふれたのは2001年のことでした。(「パソコンにおける音楽再生の可能性」)

20世紀も終わろうかという時期には既に多くの人がPCオーディオに着目していたことになります。

当初、再生ソフトとして大きなシェアを誇っていたのが「RealPlayer」でした。1995年にスタートして今も根強く残っていますから大したものです。
これに対抗したのがマイクロソフトの「Windows Media Player」でした。
やがて、アップルの「iTunes」がWindows版を解禁すると一気にこの二つを追い越していきました。

しかしながら、これらのソフトはPCに付属しているようなスピーカーで再生されることしか想定していませんでした。言葉をかえれば、PCがオーディオシステムの中に組み込まれるようになる事などは想像もしなかった時代の再生ソフトなのです。
さすがに、「音が出ればよい」というレベルは卒業していましたが、それでもデザインやPC上で音楽を再生するための使い勝手が優先されていて音質面への配慮は2次的なものにとどまっていました。
ですから、この時代は「Cubase」のような極めて高価なDAWソフトを再生ソフトとして使う猛者もいたりしました。(^^;
これが再生ソフトの前史でした。

Frieve Audioの登場

PCオーディオにおける再生ソフトの可能性を一気に切り開いたのが「Frieve Audio」でした。

「昨今のPCの有り余るCPUパワーをふんだんに利用することにより、これまでにない高音質再生を実現しています。」
これが「Frieve Audio」のキャッチフレーズでした。

このソフトをインストールして、その再生音を始めて聞いたときの驚きは忘れられません。「iTunes」などの既存の定番ソフトと比べたならば、その圧倒的な音の良さに心底驚かされたものです。

個人的にはこの再生ソフトに出会ってPCオーディオのシステムをメインシステムにつなぐことを決断しました。

言葉をかえれば、これで本気に取り組むに値する再生ソフトが誕生したわけで、私はここを持って再生ソフトの紀元前と紀元後を分かつ分岐点にしたいと考えています。

また、このソフトは単に音が良いと言うだけでなく、上位ヴァージョンには自動音響特性補正機能も搭載されていました。これは、最近になって導入したデジタルイコライザの「AUTO EQ(自動補正)」とほぼ同じ機能です。
そう言う趣味性の面でもこのソフトは画期的な意味を持っていました。

趣味性の深まりが開発に勢いを与える

「Frieve Audio」の登場は、PCオーディオに取り組んでいた連中にやる気を起こさせました。そして、「Frieve Audio」を核としてアマチュア的突撃精神でなされた様々な試行錯誤はその後の新しい再生ソフトの開発に方向性を与えていきました。

まず、最初に取り組まれたのが再生用PCのチューニングでした。

きっかけは些細なことでした。
「Frieve Audio」を起ち上げた状態でタスクマネージャーから「explorer.exe」を終了させます。こうすると、PCは音楽再生しかできない状態になってしまうのですが、この時の音が通常の状態で再生するよりもはるかに素晴らしかったのです。
ならば、再生用のPCを徹底的にチューニングすれば音はもっと良くなるだろうと言う発想が生まれたのです。実に様々なトライがなされ、時にそのチューニングが行きすぎてPCが起動しなくなり再インストールを強いられる「悲劇」に見舞われながらもチャレンジは続けられました。

cMP2の登場

そして、こういうアマチュア的突撃精神の積み重ねが、一つの画期的な再生ソフトを生み出すことになります。
それが、「cMP2」です。
このソフトは、今までの再生ソフトとは違って「cPlay」と「cMP」という2つのソフトで成り立っていました。

音楽再生を受け持っているのは「cPlay」の方で、単体でもかなり優秀な再生ソフトだったのですが、このソフトの主張は音楽再生には直接関わらない「cMP」にの方に詰め込まれていました。
では、音楽再生には直接関わらない「cMP」が何をしているのかと言えば、「cPlay」が理想的な状態で動作できるように再生用のPCを自動的にチューニングして最適化することでした。

このソフトを最後のレベルまでしっかりと設定しきると、PCはなじみ深いデスクトップ画面ではなくて、最初から「cMP」だけしか表示されなくなります。
つまり、音楽再生に必要なプロセスだけを起動させて、普通のWindowsPCを音楽再生しかできないPCに変身させてしまう機能を持っていたのです。少しばかり詩的に表現すれば、再生用のPCを「試合前のプロボクサーのように、闘うために(音楽を再生するために)必要な筋肉以外は全て極限までそぎ落とした」状態にしてしまうのです。
そして、ここまで徹底できた背景には、アマチュア的試行錯誤の積み重ねによって明らかになった知見がバックボーンにあったことは明らかでした。

個人的には、この時点でメインシステムの入り口の主役がCDプレーヤーからPCへと交代しました。
これがその頃のリスニングルームの様子です。

audio_old

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今から見ればいかにも「PCオーディオ」という雰囲気です。(^^v
しかし、このソフトの素晴らしさは認めながらも、100%満足していたわけではありません。

この私でさえ「おそらく、ここまで来ると、あと残っているのは音楽再生に特化したOSを作ることだけだと思います。そして、最近の加速するPCオーディオの世界を見ていると、遠くないうちに新しいOSの提案も出てくるのではないかと思います。」と書いていたのですから。

「cMP2」にたどり着くことで、ようやく再生用PCのOSに関心が向くレベルにまでたどり着いたのです。

音楽再生に相応しいOSの模索

WindowsPCの最適化は「cMP2」の登場によって、ほぼ行き着くところまで行き着きました。ファイルのデータをHDから順次読み出すのではなく、再生前にメモリに一気に読み出して再生するという「メモリ再生」も実装されていましたから、当時においては疑いもなく「最強の再生ソフト」でした。

しかし、ここで疑問が提出されたのです。「再生用PCのOSは本当にWindowsでいいのか?」と言う疑問です。

Windowsは基本的にはオフィスソフトやネット、メールなどがもっとも快適に動作するように設計されたOSであって、音楽再生は副次的な意味合いしか持っていません。ですから、そのOSを音楽再生用に最適化しようとすると多大な労力が必要になります。
何故ならば、基本的には、音楽再生に不要なプロセスは停止させて無駄な負荷を減らしていけば音質の向上に結びつくのですが、その最適化も行きすぎると今度はOS自体が不安定になって音楽再生にとってもマイナスになると言う「さじ加減」の難しさを持っていたからです。
「cMP2」も環境によってはそのような不安定さを引き起こす事がありました。

ならば、何故に無理をして音楽再生用にWindowsを使わなければいけないのか?という疑問が出てくるのは当然の成り行きでした。
そして、多くの人が目をつけたのがLinuxでした。

やってみると、Windowsとは雰囲気の異なる再生音を聞かせてくれて非常に大きな「可能性」を感じさせてくれました。
しかし、肝心の再生ソフトが、Windowsで言えば「iTunes」などの定番レベルのものしか存在しませんでした。OSの素性の良さは感じるのですが、その素性の良さを生かし切る再生ソフトが存在しなかったのです。
結果として、「cMP2」まで進化したWindowsシステムの再生音を上回ることはできませんでした。
そのため、Linuxによる音楽再生にあれこれとチャレンジしながらも、メインシステムでは依然としてWindowsPCと「cMP2」が主役の座に座り続けていました。

しかし、私がLinuxによるヘタレなチャレンジを繰り返していたこの時期に、海の向こうではPCオーディオの未来を一気に切り開くことになるチャレンジがなされていたのです。

「Voyage MPD」の登場

私が「Voyage MPD」についてはじめてふれたのは2010年の11月のことでした。
自慢するわけではないのですが(^^;、この一文を読むと、この時点において「Voyage MPD」の革命的な内容をほぼ正確に把握してきたことが分かります。

しかし、2010年の段階では日本語の情報はほとんどなく、私のスキルでは「Voyage MPD」をインストールすることができませんでした。仕方がないので、最初は使い慣れた「Vine」というLinuxディストリビューションに「MPD」をインストールしました。(私はこれを「Vine MPD」と呼んでいました。)

Vine5でMPDを動かす」の冒頭にこう書いています。

「これは衝撃的な音です。正直言って、非常に複雑な心境です。

「徹底的にチューニングしたWindows XP」+「Fireface400」+「最強の再生ソフトCMP2」で再生した音が、「Vine5+MPD」+「ND-S1」で再生した音に負けているような気がするのです。
いや、負けているというような言い方はあまり正しくありません。
「Vine5+MPD」+「ND-S1」で再生される音は、今まで聞いたことがないような類の音なのです。きわめて高解像度な音なのですが、音色はとても柔らかいのです。これは明らかに、音楽再生をするPCの動作がきわめて軽量で負担が少ないことに起因しています。」

やがて、「Voyage MPD」の日本語情報も増えていく中で、私のスキルでもインストールすることができるようになりました。
そして、その音は「Vine MPD」の音をさらに上回っていました。常用システムの音は完全に過去のものとなってしまいました。

「Voyage MPD」が提案した内容は基本的に2つです。

  1. MPDという再生ソフトを採用し、再生用のPCとそれを操作するクライアントPCにセパレートして音楽を再生させた。
  2. 超軽量のLinuxディストリビューションである「Voyage One」と「MPD」をセットにした「Voyage MPD」としてリリースした。

音楽をPCで再生しようと思うと、再生以外にもいろいろな動作が必要になります。それは、曲目の表示であったり、再生・停止などの表示・操作などです。それらの表示や操作は再生そのものには直接関わらないのですが、ないと極めて不便です。
しかし、世の中にはそのような表示や操作をほとんど必要としない再生ソフトもあります。代表的なのが、Linuxの再生ソフトである「aplay」です。
このソフトはグラフィック表示を全く持たず、全てコマンドベースで操作します。極めて使い勝手の悪いソフトなのですが音が良いことは知られていました。とは言え、普通に音楽を楽しむには極めて使い勝手が悪くて常用することは到底不可能でした。
しかし、その経験から、再生用のPCに再生以外の仕事をさせることは音質的にマイナスであることは知られるようになっていました。

MPDが革命的だったのは、ならば、そう言う再生に直接関わらない表示や動作は全て別のPCにまかせて、自分自身は別のPCにインストールされて再生のみに専念しようと割り切ったことでした。言われてみれば当たり前のことで、まさにコロンブスの卵でした。

このソフトの登場によって、再生ソフトはシステムに進化しました。
単一のアプリケーションソフトで音楽を再生する時代は終わり、再生ソフトはOSとタッグを組んで一つのシステムとして音楽を再生する時代を迎えたのです。そして、「Voyage MPD」の開発者が「MPD」のパートナーとして選んだのが「Voyage One」という超軽量のLinuxディストリビューションだっのは当然とはいえ賢明な選択でした。
「Voyage One」はMPD専用のチューニングが施されたうえで「MPD」が組み込まれて「Voyage MPD」へと変身したのです。

私はこの時点でメインシステムからCDプレーヤーを完全に引退させました。
これがその頃のリスニングルームの様子です。

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全くPCオーディオの匂いがしないと思います。唯一、隣の部屋のクライアントPCに伸びている白いLANケーブルだけが怪しい雰囲気です。(^^;

次への期待

PCオーディオの世界はドッグイヤーと言われてきました。
実際、「Frieve Audio」が登場してからの進歩は目覚ましく、チャンピオンの地位は一年も持てばいい方だというスピードで変化していきました。
しかし、「MPD」の地位は「Voyage MPD」としてデビューしてから3年がたちますがチャンピオンの地位は揺るぎそうにありません。再生用PCのハード面の話題は次にまとめようと思っているのですが、ハードが普通のPCから一枚基盤の「ALIX」へ、さらには「Cubox」へと主流が移り変わっても、そこに搭載される再生ソフトは常に「MPD」でした。

おそらく、今後も当分の間は「MPD」の地位は揺るがないと思います。
何故ならば、「MPD」以前のソフトはなにがしかの課題や限界を指摘することができたのに対して、「MPD」にはそのような明確なウィークポイントを指摘できないからです。ですから、「MPD」がチャンピオンの地位をゆずるとすれば、同じコンセプトを持ちながらより洗練されたソフトが登場したときくらいでしょう。

しかし、現状に満足して腰を下ろしてしまえば進歩は止まります。願望も含めて、次へのステップを予想しておきましょう。
おそらく、次に登場が期待されるのは、かつて「Frieve Audio M-Class(シェアウェア)」に搭載されていた自動音響特性補正機能をより洗練させ、さらには多様な音づくりが可能になるようなイコライジング機能を持ったソフトだろうと思います。個人的には、これと同じ作業をデジタルイコライザでチャレンジしていますが、こういう部分こそはPCでソフト的に作り込んでいける分野ではないかと思います。
当然のことながら、この機能が「MPD」と同居することは音質の劣化を招きますから別筐体のPCにインストールされるようになるでしょう。

そして、そのようなソフトが開発され、「MPD」とセットになったときに、ユーザーはリスニングルームが抱える宿命的な課題から解放され、フラットなF特と位相特性が完璧に揃った、今まで聞いたこともないような音の世界を手に入れることができるでしょう。

再生ソフトをめぐる現状と課題

振り返ってみれば、世紀の変わり目頃からスタートしたPCオーディオの歴史をほぼリアルタイムで経験してきたことになります。
そして、その事は本当に幸せなことでした。

何故ならば、「Windows Media Player」あたりからスタートして「Frieve Audio」→「cMP2」→「Voyage MPD」へという流れをリアルに体験することができ、そのおかげで、それぞれのソフトが主張するコンセプトを実感として受け止めることができたからです。「Frieve Audio」や「cMP2」は今では「過去の産物」になってしまったかもしれませんが、その「素晴らしさ」をリアルに経験できたことは、PCオーディオの経験値を積み上げていく上で大きな役割を果たしてくれました。

しかし、この流れの途中からPCオーディオに参入した人は大変だったと思います。
時代が後になればなるほど頂上部分への参入がより困難となっていきました。

「Frieve Audio」のように、ファイルをダウンロードしてきてインストールするだけで参入できた時代は楽でした。
「cMP2」になると、Windows上で動作すると行ってもその導入にはかなりの困難が伴いました。
これが「Voyage MPD」となると、Linuxでしか動作しないのでお手上げという人が続出しました。

ですから、現状は二分化が進んでいるように見えます。
「Frieve Audio」のように簡単にインストールできるソフトでより高音質を目指したソフトを使用する人と、「Voyage MPD」や「Cubox」を目指す人への二分化です。

確かに、「Wave File Player」に代表されるように、簡単にインストールできてかなりの高音質を実現しているソフトが次々と誕生している事は評価すべき事です。その敷居の低さがPCオーディオの裾野を広めてくれていることは事実ですから、その点はしっかりと評価しなければいけません。

しかし、趣味としてのPCオーディオを追求するならば、いつかは、是非とも「Voyage MPD」や「Cubox」に挑戦して欲しいと思います。
何故ならば、長いPCオーディオの試行錯誤の中でたどり着いた「Voyage MPD」や「Cubox」には、Windowsにインストーする単一のアプリケーションソフトでは到底到達できない音の世界を生み出す力があるからです。

口幅ったい言い方ですが、困難にチャレンジしてこそ趣味の醍醐味があるのだと思います。
是非とも勇気を出して、一人でも多くの方がこの困難にチャレンジしてほしいと思います。


16 comments for “アナログ時代の趣味性が復権するPCオーディオ(2)~次は再生ソフト

  1. old boy
    2013年10月26日 at 8:22 PM

    これからの方向と云えるかどうかは分かりませんが、私も最近よく使用しているBugHeadについて、どなたかご意見あれば教えてください。

  2. ぽこぴー
    2013年10月27日 at 2:55 AM

    ユングさんお久しぶりです。リッピングの方で書き込みをさしていただいた、ぽこぴーです。いつも楽しく、参考になる記事を有難うございます。

    ユングさんは現在Cuboxをお使いとの事で一つ伺いたいのですが、Cuboxでの音楽再生ではシークバーは動かすことが出来るのでしょうか?

    それと言うのも現在僕はオーディオPCとしてVoyage MPDを使っており、クライアントソフトにはGMPCを使用しているのですが、なぜかシークバーがまったく動かせません。音質には満足しているのですが、やはりシークバーを動かせないというのはなかなか不便であり、Cuboxの導入にもそれで二の足を踏んでいるしだいです。

    何度も色々聞いてしまい申し訳ないのですが、できたら教えていただけたら幸いです。

    • 2013年10月27日 at 8:51 AM

      >Cuboxでの音楽再生ではシークバーは動かすことが出来るのでしょうか?

      動きます。
      私は音楽を聴いているときに動かすようなことはないのですが、動きます。
      ちあみに、「Voyage MPD」でも動きます。ただし、ヴァージョンによっては上手く動作しないものもあると聞いたことがありますので、もしかしたらその「特定ヴァージョン」だったのかもしれません。

  3. ぽこぴー
    2013年10月27日 at 11:45 AM

    いつもすぐにお返事をして頂き有難うございます。

    >動きます。
    そうなんですか。一安心です。
    「Voyage MPD」もバージョン変えたら動くのですね。有益な情報を頂けました。
    自分としてはファイルがDSDであるからだろうか、などと考えていたのですが……。
    ただのバージョン差なんですね。

    本当に色々教えていただき有難うございます。自分ではなにのお返しも出来ませんが……。
    これからもブログの更新楽しみにしてます。それでは。

  4. 2013年10月27日 at 12:51 PM

    >自分としてはファイルがDSDであるからだろうか、などと考えていたのですが……。

    いや、DSDに関してはどのような挙動を示すのかは分かりません。あちこちで何度も書いていますが、私個人はハイレゾにもDSDにも現時点では何の興味もないので試してみたことがないのです。
    ただ、通常のPCM音源と違ってDSD音源は未だに実験段階のレベルなので不安定あることは事実です。

    また、いくらシークバーを動かせるからと言って、あまり頻繁に動作させるとMPDがクラッシュすることもあります。

    個人的には、何か調べ物でもしていない限り、あまりシークバーは弄らない方がいいかと思います。

  5. Fuji
    2013年10月28日 at 5:20 PM

    old boy さん、お久しぶりです。

    >私も最近よく使用しているBugHeadについて、どなたかご意見あれば教えてください。

    BugHeadは、私も以前使用した事があります。現在使用しているPCはCPUにcore 2 duo e8400を乗せた物で、元々はFrieve Audio、その後cMP2と再生ソフトを入れ替えながら使用しておりました。これに現在はVine mpdをインストールして聴いております。このPCに本年5月頃BugHeadをインストールし聴いて見ました。CPUの能力が低いので100%の能力を発揮した状態では確認出来ませんでしたが、確かに音質は素晴らしくcMP2を超えていると思います。しかしながら、私の環境ではVine mpdの方が明らかに音質が良いと判断しBugHeadでは聴いておりません。CuboxやALIXでmpdを聴いておられる方々はBugHeadに付いてどの様に思っておられるか私にはわかりませんが。

    • old boy
      2013年11月7日 at 8:49 PM

      Fujiiさん

      このコメントを見逃していて、遅れました。
      確かに5月頃はまだ古いバージョンで4 coreのi5でもぎこちなかったのですが、
      現在は非常に安定しています。
      通常はVortexBoxですが、ゆっくり聴くときにはBug headを使っています。
      昨日、DDCをhiface twoからhiface evoへグレードアップしたので、
      堅い音から柔らかい音色まで自在に、さらにいい音で聴けるようになりました。
      本当はCubox+MPDにしたいのですが、まだLinuxに自信がなく、これで当分我慢します。

      • old boy
        2013年11月8日 at 2:54 PM

        hiface evoを導入したらhiface twoの時の数倍も解像度がよくなり、交響曲などを聴いても疲れません。
        ところで、PCオーディオではPCのデジタル信号をUSB-DACでアナログ信号に変換すれば良いと思うのですが、その間にDDCを入れると云うことはいったいどういうことでしょうか。
        どなたか教えてくれませんか。
        なお、私はDACにONKYOのDAC1000を使用しています。

        • old boy
          2013年11月8日 at 10:02 PM

          この件でオーディオメーカの技術者(知人)に質問したら、

          「結線状態を理解いたしました。この結線でキーとなるのはPCのUSB OUT信号のノイズだと思います。PCのUSB出力はPC電源から供給されています。オシロで波形を見ていただければわかると思いますが、たくさんのノイズが重畳されていると思います。途中にDDCを入れることによってこれらのノイズが除去され、S/Nが改善されダイナミックレンジが拡大し、薄っぺらい音に厚みが出てきたものと思います。このような波形整形は有用だと思います。」

          と教えてくれました。
          DDCはノイズを取るためのものだそうです。

          • nino
            2013年11月8日 at 11:24 PM

            ノイズの問題よりもクロックの問題のほうが大きいように思いますが。最近のDACでは、光デバイスやアイソレータなどを使って、PC側からのノイズを遮断するものも増えています。

            デジタル伝送では、受信側のクロックに送信側が同期するのが原則です。PCからUSBでDACに直結すると、通常はPC側のしょぼいクロックにDACが同期して動作するため、高音質は望めません。DDCを入れると、S/P DIFに変換されることで、DDCのクロックに同期するようになります。この場合、DDCのクロックが高性能であれば音質は向上するはずです。

            アシンクロナス転送に対応したDACだと、PC側のクロックに関係なくDACの高性能なクロックで動作し、伝送経路でジッターが増えることもありませんから、理論上はベストです。

            ただし、残念ながら、アシンクロナス転送に対応したDACが少ないのと、Linux系のOSではアシンクロナス転送が使えないので、高性能のDDCを使ったほうが音が良くなるようです。

          • old boy
            2013年11月9日 at 7:43 AM

            ninoさん、早速教えて頂きありがとうございます。
            私の知人は電子技術者ですが、オーディオにそれほど興味がなく、一般的な答えだったのかもしれません。
            ninoさんのお話で、DDC、DACへの知識をさらに深めることができました。
            こういう技術的なことを知れば、これからどうしようという目標もできます。
            またいろいろと教えてください。

          • nino
            2013年11月10日 at 11:08 PM

            前のコメントに明らかな誤記があります。

            >デジタル伝送では、受信側のクロックに送信側が同期するのが原則です。

            正しくは、

            デジタル伝送では、送信側のクロックに受信側が同期するのが原則です。

            混乱した人もいたかもしれません。申し訳ありませんでした。

            ところで、DDCで音が良くなる場合があるとはいっても、DDC自体が必要悪であることに変わりはありません。S/P DIFに変換するというDD変換が増えることで、厳密にいえば音質は劣化します。DD変換であっても、yungさんの言葉を借りるなら生成り感のようなものが減退するようです。したがって、アシンクロナス転送が使えないという点で、VoyageMPDはWindowsやMacに対して音質面で不利な要素も持っています。

            PCオーディオの常識として、PCの機能を極限まで削るとか、軽量なOSがいいとかいう、いわば「禁欲主義」的な流れはyungさんがうまくまとめられています。以前の環境では、DACがPCのクロックに同期して動作していたことを考えれば、その理由は容易に理解できます。

            ALIXの場合だと、基板上のY4のクロックがUSB送り出しのクロックとなっており、これがDACのマスタークロックとなります(DDCを使用しない場合)。すぐ横にあるCPUに余計な仕事をさせれば、電源の変動やノイズの増加によりクロックがモロに影響を受けてジッターが増加し、音質が劣化するであろうことは容易に想像がつきます。

            ところが、最近になってアシンクロナス転送という技術やUSBアイソレータなどが出てきて、クロックやノイズを簡単にPCから分離することができるようになりました。そしてこのような分離を徹底させた環境では、従来に比べて明らかにPCの状況が音質に与える影響の度合いが低下するように感じます。

            そうなると、禁欲主義的なマシンのほうが音がいいという考えにも疑問が湧いてきます。一般にロースペックマシンの音は、ハイスペックマシンの音に比べて繊細さや透明感はあるものの、音楽の持つ生命感や躍動感には欠けるような傾向があるように思います。VoyageMPDのユーザーの中にも、わざわざクアッドコアのハイスペックマシンを好んで使用する人もいます。

            事実、ALIXよりも高スペックのCuboxのほうが音がいいという時点で、すでにロースペックマシンのほうがいいという方程式が崩れています。あくまで個人的な考えですが、環境の変化に応じて、PCのオーディオの常識も一度考え直す時期にきているのではないかという気がしてなりません。

          • old boy
            2013年11月11日 at 11:54 AM

            nanoさん

            なるほどよく分かりました。
            これからまたPCオーディオの世界に変化がありそうで楽しみです。

  6. Fuji
    2013年11月8日 at 3:06 PM

    old boy さん

    >DDCをhiface twoからhiface evoへグレードアップ

    hiface evoの導入おめでとうございます。Cuboxはhiface evoも認識すると思いますので
    ぜひトライして見て下さい。

    • old boy
      2013年11月8日 at 4:06 PM

      Fujiさんのおっしゃるように、Linuxでもhiface evoを認識するようですが、yungさんのそのサイトを見ると大変難しそうで、とても私のVortexBoxレベルではダメなようです。
      ちなみにhiface evoをVortexBoxにつないでみたのですが、ダメでした。
      hiface twoでは全く問題ないのですが。

  7. Fuji
    2013年11月9日 at 8:14 AM

    old boy さん
    >ちなみにhiface evoをVortexBoxにつないでみたのですが、ダメでした。

    hiface evoは専用のドライバーをインストールする必要があると思います。私の使っているラステームのDDCはUSBコントローラーにXMOSをICチップメーカーの仕様のまま動作させている為、vine mpdでも認識してくれます。hiface evoはUSBコントローラーにXILINXを使用ししていますが、M2TECH社独自のファームウェアで動作している為、専用のドライバーが必要になると思います。従ってvine mpdでも認識しないはずです。尚、これらの事柄に付いてはあまり詳しくありませんので間違い等有れば、どなたかご指摘戴ければ幸いです。

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