ALIXの後継機は昨年の暮れあたりからアナウンスされていて、ミミズ工房さんのサイトにもベータ版のボードを使ったキットがVoyage Shopで販売されていることが報告されていました。残念ながら、その記事に気づいたときにはVoyage Shopではすでに売り切れており、さらにはVoyage Shop自体が今年の4月末で店をたたんでしまいました。<追記:最近になって再開したようです。→http://store.voyage.hk/)
ミミズ工房さんはこのALIXの後継機の音を「基本的にはcuboxと同じような感じですが、もっと楽器や声の存在感を豊かにし、実際にそこで楽器や声が鳴っているという感じがします。旧alixは持ってはいないので、正確な比較は出来ませんが、一回聴いた記憶と比較するとまったく違う音だと思います。旧alixは雰囲気で聴かせる音だと思いますが、こちらはリアルさで聴かせる音です。MM型のカートリッジとMC型のカートリッジみたいな違いがあると思います。」と絶賛されていたので、何とか入手して試してみたいと思っていました。
そして、5月に入って「スイッチサイエンス」や「ヤマモト・ツール・ワークス」などに在庫ありの記事を発見しました。6月22日現在でそれぞれ在庫が「6(スイッチサイエン)」とか「11(ヤマモト・ツール・ワークス)」になっていますので、今なら十分間に合うかと思います。
私の場合は5月の末に注文して、現物が届いたのが6月の2日でした。そこから、エルサウンドさんに「12V 3A」のアナログ電源を発注して(事情は後ほど詳述)、漸く音出しにこぎ着けたのが17日です。そこから、あれこれシステムの調整をして「CuBox-i4」との聞き比べも行って・・・と書きたいところですが、現実はALIX後継機の音が出たとたんに比べるまでもなくメインシステムの主は入れ替わってしまいました。
この数日は暇さえあればこの「新しい音」を聞き惚れていて、心のどこかに「もうこれで十分なんじゃないかな・・・。」という向上心のなさが頭をもたげてきています。(^^;
音の傾向はミミズ工房さんが報告されているとおりなのですが、ベータ版のボードと正式版のボードとでは多少の違いはあるかもしれません。
私のところでは、その音は一言で言えば「リアル」につきます。
こういう決めつけは図式的にすぎるかもしれませんが、再生システムを二分すれば「音場型」と「音像型」に分類できます。
「CuBox」に「light MPD」をインストールしたシステムが「音場型」の極だとすれば、このALIX後継機の音は「音像型」の極だと言えそうです。
楽器というものはきれいな響きだけでなく、結構雑音も出しています。演奏家はそう言うマイナスの部分はできる限り表に出ないように配慮しますし、録音する側もそのあたりはできる限り配慮します。それでも、そういう雑音の部分は完全に消してしまうことはできません。
たとえばヴァイオリンなんかはどれだけ配慮しても近くで聴けば結構汚い音が混じっています。弦楽器というのは基本的にそういう楽器です。
そして、このALIX後継機では、そういう「雑音」の部分まで実にはっきりと聞き取ることができてしまいます。
しかし、そういう雑音も含めた細部のリアリティが聞き手にも伝わってくるということは、結果として演奏する側の気迫が聞き手の側にもリアルに伝わってくるということです。
好みにもよりますが、演奏家の気迫をリアルに聞き取りたい事が第一の要求である私にとっては、このALIX後継機の音は最も望んでいた方向性です。それ故に最初の音が出たとたんに「CuBox-i4」の二軍落ちを決断できたわけです。
もちろん、こんな風に書いたかからと言って、ALIX後継機の音がセンター付近にこぢんまりとまとまった音場の狭いシステムだと言っているわけではありません。しかし、とにかく一つ一つの楽器の音色が濃くて太いので、まずはそちらに耳が行くという世界なのです。そう言う太くてどっしりとした音像に惑わされずに全体を眺めてみれば、十分すぎるほど広い空間に音が満ちていることは容易に確認できます。
もしかしたら、この音はデジタルにあきらめをつけてアナログの世界に浸っている人でも心を動かされるレベルにまで達しているかもしれません。
ALIX後継機 ~ APU1C
ALIX後継機という言い方をしてきたのですが、現物を見るとALIXの2倍程度の大きさなので全く別物と考えた方がいいようです。また、ALIX後継機には「APU1C」という型番が与えられていますので、以下は「APU1C」と記述していきたいと思います。
まずは、これが「APU1C」です。
ALIXのボードサイズが「10cm x 16cm」だったのに対して「APU1C」は「15.24cmX15.24cm」です。長方形だったのが正方形になったわけで、面積もかなり大きくなっています。そして、その広くなった基盤の上にいろんなチップが載っかっています。
スペックですがCPUは「AMD G series T40E, 1 GHz dual Bobcat core with 64 bit support, 32K data + 32K instruction + 512K L2 cache per core」となっています。
よく分からん部分もあるのですが、「CuBox-i4」の「ii.MX6 Quad 1GHz」と比べると落ちるようです。実際、初めて起動させると音楽ファイルをデータベース化していくのですが、明らかに「CuBox-i4」よりは時間がかかります。
メモリに関しては「2 GB DDR3-1066 DRAM」となっていますから、こちらは「CuBox-i4」の「2GB DDR3」と差はありません。
しかし、こういう表面的なスペック以上に「安定感」という面では大きな差があります。
今までも報告してきたように「CuBox-i4」はトラブル続きでした。あの小さな筐体に必要なチップを埋め込むのは至難の業のようで、そのための「無理」が「不安定さ」となって表面化していたように思います。それと比べるとAPU1Cの安定感は抜群です。
そして、Windows時代から言われてきたことですが、こういう再生系のPCで音を決める重要なファクタとしてシステムの安定性は大きなウェイトを占めていました。
濃くて太くて、そして透明感も抜群のAPU1Cの音はその安定性が大きく寄与しているように思います。
電源に注意
ただし、このボードを使うときは電源に注意する必要があります。alix3d2みたいに「min. 7V to max. 20V」なんて言う鷹揚さはなくて「12V DC, about 6 to 12W depending on CPU load」と記されています。ですから電源としてはDC12V(推奨1A)ということになります。
しかし、それ以上に問題なのは電源の入力端子が「電源プラグ: 2.5mm、センタープラス」となっていることです。
世間で広く普及している電源プラグの形状は「2.1mm、センタープラス」が一般的です。当然のことながらALIXの電源も2.1 mmだったので、ALIXで使っていた電源を流用しようとすれば変換プラグが必要となります。変換プラグは日本橋の部品屋にでも行けば一個100円もしないと思うのですが、手元にないとなればどうしようもありません。それに、音の最上流部とも言うべき電源部分にそんな変換プラグをかませるのは精神衛生上よろしくないので、結局はエルサウンドに12Vのアナログ電源を発注することにした次第です。
調べてみると、エルサウンドのアナログ電源12V3Aのプラグ形状は「内径2.5mm外径5.5mm」なので、仕様変更なしにそのままで使えます。
ケース
さて、本体のボードも手元に届き、電源も発注したとなると、残りはボードを収納するケースが必要です。流石に、目的が音楽再生ですからボード剥き出しというわけにはいきません。
しかし、調べてみるとAPU1C用のケースというのは用意されていないようです。困ったなと思ったのですが、見た感じが「ALIX.2D13用ケース」が使えそうなのでショップ(スイッチサイエンス)に問い合わせてみました。返ってきた答えはビンゴで、間違いなくAPU1Cでも使えるとのことでした。
ショップの方ではこのボードをそんな風に使うような奴がいるとは想像していなかったようで、私が問い合わせた翌日にはサイトの方でも「ALIX.2D13と基板形状やコネクタ位置の互換性がありますので、ケースはALIX.2D13用ケースがご利用いただけます。」という一文が追加されていました。
ただし、このAPU1Cは旧来のALIXのように、そのままケースにスライドインさせればおしまいというわけにはいきません。
なぜならば、CPUがデュアルコアになったために発熱量がALIXと比べるとかなり大きくなっているようなのです。ですから、「The apu CPU and south bridge are passively cooled by heat conduction to the bottom of the enclosure.」と書かれています。
つまりは、CPUからの熱を筐体の底部に逃がして冷却する仕組みになっているので、ボードに付属している金属板を以下のようにセッティングしてからケースに入れる必要があるのです。
1.CPUとサウスブリッジの上にシールみたいなのを貼ります。
2.そのシールに金属板を貼り付けます。
詳しくは「apu1c cooling assembly」のページをご覧ください。
なお、APU1CはALIXと違ってSDカードから起動させます。しかし、ALIXを起動させていたCFカードの内容をそのままSDカードに書き込めば何の問題もなくAPU1Cは動作しますので、ALIXユーザーだった人にはその後の手順はきわめて敷居が低いです。
ただし、今日は時間切れなので、CFカードの内容をSDカードに移し替える作業移行の手順は次回に回します。
APU1Cのことは他のサイトでも見ていて、どんなものかなと考えていたところに、このyungさんの記事が出ていたので、早速ヤマモトツールワークスに発注しました(在庫8)。
また楽しみができました。次の記事を参考に取り組みたいと思っています。やっとCuboxi4が定着したばかりですが。
私もこのサイトを見て今年の4月から新旧ALIX、CuBox-i4とたて続けに3機種購入しましたが、私のAccuphase E-530+DAC-40程度のシステムではまだあまり違いがわかりません。旧ALIXは少し線が細いような気がしますが。
CuBox-i4はこちらで動作が不安定と書かれてあったことが記憶にあったので一ヶ月ほどしてAndroidのリモコンを受付なくなったりしてああやはりと思いましたが、どうやら最近購入したLANアイソレーター RLI-1が操作信号を雑音としてさえぎってしまうようで取り外したら今のところ不安定さはなくなりました。
Boyage shopでは新旧ALIX、CuBox-i4用のインストール済みSDカードを購入しましたが、このお店は頻繁に長期(1-2週間ほど)のお休みをとるようです。本日(6月23日)みたところ、まだやっているようですよ。
>Voyage shopでは新旧ALIX、CuBox-i4用のインストール済みSDカードを購入しましたが、このお店は頻繁に長期(1-2週間ほど)のお休みをとるようです。本日(6月23日)みたところ、まだやっているようですよ。
4月末までにバックオーダーはすべて処理をして店を閉めるというアナウンスがあったので、すっかりそれっきりだと思っていたのですが・・・、再開していますね。
http://www.voyage.hk/
Storeが確かにOpenになっていますね。(^^v
ユング君様、以前cMP2でお世話になりました。
大変ご無沙汰を致しておりましたが毎日こちらは拝見させて頂いておりましてvoyageMPD導入→Alixへ移行→Cubox-i4(mubox)導入→そして今回NewAlixを導入しました。
少し前まで稼働しておりましたAlixのCFカードを「DDForWindows」を使用してSDカードにコピーしましてNewAlixに挿入して立ち上げましたが(旧Alixはアドレスを192.168.0.4に固定)Pingを振っても反応が無く「TWSNMPv4」という自動ノード発見ツールを使用してもNewAlixが見えません。
最初にシンさんに提供して頂いたヴァージョンを使用したのですがうまくかないので、次に自分でインストールして使っていたものをCFカードに書き込んだものをSDカードに移行し(コピー)たものを使用したのですが
「TWSNMPv4」を使用しても認識しません。この上はクロスケーブルを使用しNewAlixの状態を観察してみようと思いますが、ユング君様は何を(どのようなバージョン)お使いになられたのでしょうか。
>少し前まで稼働しておりましたAlixのCFカードを「DDForWindows」を使用してSDカードにコピーしましてNewAlixに挿入して立ち上げましたが(旧Alixはアドレスを192.168.0.4に固定)Pingを振っても反応が無く「TWSNMPv4」という自動ノード発見ツールを使用してもNewAlixが見えません。
そうですね、困ってしまいますね(^^;
実は私も最初は同じ症状で困ってしまって、その辺のいきさつを次回にアップしようと思っていました。
おそらく、どんなヴァージョンであっても、ALIXとAPU1Cには互換性があるので、ALIXで動いていればAPU1Cでも動作すると思います。
問題は、LANポートが3つあることです。
ALIXにはLANポートは一つしかありませんので、
ネットワーク設定ではeth1しか記述がないはずです。失礼、これは私のケアレスミスです。ALIXで設定されているのはeth0です。
それをイメージ-ファイルにしてSDカードに書き込んだのですから、当然のことながらLANポートとして生きているのはeth1だけです。
もう少しわかりやすく説明しますとAPU1Cの3つのLANポートのうち生きているのは一つだけです。ですから、その生きているLANポートにLANケーブルを接続しなければ、NASともクライアントPCとも接続できないわけです。
では、どれがeth0のLANポートなんだというと、3つ並んでいるうちの「シリアルポート側」がeth0です。(後ろから見れば一番左側です)後の二つはLAN端子としては死んでいます。
ということで、おそらくLANケーブルを接続する端子を替えれば幸せになれると思います。
勇んでAPU1Cを買ってしまった、VortexboxとMubox(Cubox-i4)と進んできてAlixはやったことのない初心者です。
これまでのAPU1Cに関する話を読んでいると、AlixのCFカードとやらがないとAPU1Cは動かないような気がしてきましたが、やっぱりそうでしょうか。
こんにちは
いつも勉強させてもらってます。
みなさまのAPU.1Cですが
eSATAの接続はかのうでしょうか?
>eSATAの接続はかのうでしょうか?
このあたりは「思想」の違いかと思うのですが、対応はしていません。
小型PCとして動作させることを目的とするCuBoxやBBBと、産業用の組み込み用途で使うALIX(APU)の違いでしょうね。
>産業用の組み込み用途で使うALIX(APU)
なのですか。
やはりyungさんのファイルをSDカードにコピーして(DDwinで)起動しても,Cubox-i4+MuboxみたいにUSBメモリの音がDACから出てくるはずないですね。
Linux初心者の私でも使えるvoyage MPDファイル(Muboxみたいな)がいつか出てくることを期待しています(初めから手を出すべきでない?)。
。
私は音源を保存したHDDとAlix APUをSATA接続しています。Alix APUは基板上にSATA端子があるのでeSATA-SATA変換ケーブルで接続できます。
私は
http://www.akibakan.com/BCAK0015679A/
を使っています。
ただし、ケースの蓋ができなくなります。
alfabreraさん
私はCubox-i4とかAPU1Cを山荘に持って行くのですが、そこにNASがないので外付けHDD(eSATA)をAPU1Cにつないでみました。しかし、iPadのMPadにはusbmountしか表示されず、HDDのfileは表示されません。HDDを認識させるには、何か特別なコマンドとか、他のクライアントソフトとかが必要なのでしょうか。
私もAlix-APUとHDDをSATA接続しています。やり方は以下のとおりです。
http://www.symphonic-net.com/kubotayo/cgi-bin/read.cgi?mode=all&list=topic&no=2494#2496
alfabreraさん
Cubox-i4を山荘用に、APU1Cを自宅用に使うと決めて、Cubox-i4へのHDDのSATA接続を試みましたがうまく行かず、再起動しなくなってしまいました。改めてyungさんの記事に従ってMuboxをSDにインストールしました。
これからAPU1CへのNAS接続をyungさんの記事に従って行いながら、Linuxを勉強し、もう一度CuboxへのHDDを試みるつもりです。
やっぱりLinuxなどのソフトはいい加減ではうまくいかないですね。LANなどのハードの接続はtry and errorを繰り返せば何とかなりますが。
APU1Cの立ち上げがうまくいかなくて、ハードを疑っていました、misuzukaruです。
結果はハードは何ともありませんでした。(ヘボはすぐハードを疑うのです)
まず訂正させて頂きますがLANポートに向かって右側のLEDは1000baseの時はドライバが組み込まれれば消灯します。100baseの時はオレンジ色に点灯しますが100baseのドライバーが組み込まれなくても点灯しています。ユング君様に0.9.2ddiのファイルを公開頂きましたのでこれを使用してソフトとハードのどちらに問題があるか切り分けをしました。結果はハードは正常でしたので次に進むことになりましたが、この公開頂いたファイルはどういうわけか私の環境ではクライアントのMinionやGnome Music Player Clientからerror13と出て接続出来ませんでした。voyageMPDのサイトからliveCDの0.9.2をダウンロードをして最初からインストールをして立ち上げましたが、NASのマウント時に問題が起こりました。
/etc/fstabの最終行に//192.168.0.200/admin/Music /music cifs・・・・・・と記述しましたがmount -aとするとエラーコードが出てマウントできません。一旦rebootをして立ち上げ「remountrw」とするとwarning no final newline at the end of /etc/fstabのメッセージが出ます。今までにも何回かNASの記述はしてきておりましたので???となり2日が過ぎてしまいました。/etc/fstabの最終行に記述する時にカーソルがすんなり下におりましたのでそのまま記述をしていたのですが、カーソルが下におりるということは空白の行が1行必要なのかと思い(ここまで2日間)Enterキーで1行入れましたらあっけなく解決してしまいました。そういうものなのでしょうか。無事音出しができたので、不要なタスクを刈り込もうとremountrw,apt-get update,apt-get install sysv-rc-confとしたのですがインストールできません。(0.9rcのliveCDの時は出来たのですが)そこでこちらの2月16日の記事を参考にしてupdate–rc.d -fコマンドでavahi等の削除をして最終的には11のタスクが残りましたが、今のところ問題なく動作しています。(刈り込みすぎたか少し心配でした)
Cubox-i4Pro Muboxの音と比較すると音が伸びやかに感じます。Cuboxの方が緊張感のある音に感じますがどちらも良いと思います。
ヘボのドタバタぶりを公開させて頂きましたが、失敗が参考になればと思い掲載させて頂きました。
また今回はこちらのサイトに大変お世話になり厚く御礼申し上げます。
はじめまして。
APU1C用のlightMPDが公開されました。
是非インプレッションをお願いできればと思い、書き込ませていただきました。
予告されていたヴァージョンがいよいよリリースされたのですね。
Cuboxなどと比べるとAPU系列はヘッドレスなので音質面でのメリットが高いと言われています。かなりの音質が期待できるかと思い早速に試したのですが・・・何故かhiFace Evoを認識しません。
webconsole画面で確認すると、
—- /proc/asound/cards —-
— no soundcards —
となっています。
—— uname -a ——
Linux lightmpd 3.14.12-rt9-lightMPD #13 SMP PREEMPT RT Mon Aug 4 13:33:29 JST 2014 i686 GNU/Linu
なので、認識するはずだと思うのですが、不思議です。
ただし、こうなるとユーザーサイドでは全くの手の出しようがないのがlightmpdの困ったところかもしれません。
仕方がないので、しばらく様子を見守りたいと思います。
それから、なぜかtelnetでも接続できません。
これも不思議です。
show psで確認してもtelnetは起動していないようです。
yungさま
修正版と64bit版が公開されたようです。
32bitと64bit
cpuaffinity 1と2
kernel.ched_latency_nsのチューニングと、自分向きの音を見つけるのが楽しい苦労になりそうです。
yungさま
早速のテストありがとうございます。
hiFace Evo認識されないのですね。残念です。
私は、先ほどAPU1Cを発注したところなので、まだテストができません。
「デジファイのおと」さんへの皆さんの反響を待ちたいと思います。
P.S.
既に音出しに成功されている方もおいでるようです。
私のコメントを報告していただけたようで、デジファイさんの方で早速に修正版をアップしていただいたようです。
早速に試させていただいて、二つの問題点が無事にクリアされていることを確認しました。そのことは、デジファイさんのサイトにも報告させていただきました。
音質面ではかなりの優れものと見ました。
じっくりとメインシステムで使い込んでみてから報告はしたいと思います。
lightMPDのAPU1C版、不具合修正版が公開されていましたのでインストールしてみました。
折角なので64bitの方を入れてみました。今までにCubox-i4ProにmuBoxとlightMPD、 APU1CにvoyageMPD 0.9.2とlightMPDを入れて聴いてきましたがこのAPU1CとlightMPDの組み合わせが一番良いと感じました。高品位な(どんな音?)ピアノの繊細な余韻など素晴らしいと思いました。
ただ、私もユング君様同様にCubox-i4Pro+lightMPDで感じた「音の軽さ」はありません。
しかしこの音を聴いていると軽快な音とかはどうでも良いように感じられます。
私の環境ではNASをnfsでマウントできないのでcifsでマウントしていますが何がいけないのかお分かりになる方はおられますでしょうか。NASはアイオーデータのRockDiskNextを使用しfnsは有効にしてみました。
直前の投稿の「NASがnfsでマウントできない問題について」が文章になっていませんでしたので以下を追加させて頂きます。
APU1C+lightMPDのlightmpdの記述、現在はcifsでNASの箇所は
[nas:NASID1]
type=cifs
host=192.168.0200
remotedir=admin/Music
remoteuser=admin
remotepass=admin
iocharset=utf8
file_mode=0644
dir_mode=0755
rsize=61440
wsize=65536
[mpd]
load_module=mpd-0.17.6dsdrt
music_directory=NASID1
playlist_directory=NASID1/mpd/playlists
db_file=NASID1/mpd/tag_cache
sticker_file=NASID1/mpd/sticker.sql
この記述でマウントでき、音楽再生も出来ておりますが
[nas:NASID1]
type=nfs
host=192.168.0.200
remotedir=admin/Music
proto=tcp
rsize=65536
wsize=65536
この記述ではNASがマウントできません。
NASはアイオーデータのRockDiskNextを使用しnfs有効にしました。
nfsの方が音質に有利とのことでnfsを使用してみたいと思っております。
初めまして。
外していたら申し訳ありませんが、
cifsでマウント出来ているので、
http://www.yung.jp/bony/?p=2717
で、yungさんが書かれている、
>ここで注意が必要なのは、NASによっては「nfs」コマンドでマウントされる時と
>「cifs 」コマンドでマウントされる時とでは、
>共有フォルダの位置の表示の仕方が変わることです。
>Synologyの「DS212J」では「Classic」という共有フォルダが何故か、
>nfs → 「/volume1/classic」
>cifs → 「/classic」
>となります。 #「lightmpd.conf」の編集では先頭の¥や/は含みません。
が怪しいかも知れません。
>私の環境ではNASをnfsでマウントできないのでcifsでマウントしていますが何がいけないのかお分かりになる方はおられますでしょうか。
別にcifsでマウントするのが悪いわけではありません。
ただ、以下の2点でnfsの方が有利かと思われるので、私はnfsを使っています。
1.Windowsのファイルサーバー機能がオフにできる。
2.nfsはcifsよりもオーバーヘッドが少ない、つまりは軽い。
音楽再生に「Cubox」を使っていれば、NASとCuboxの関係は「Linux→Linux」ですから、音楽を再生するときにNASの側でWindowsのファイルサーバー機能が動いているのは無用の長物です。さらに、調べてみると、このWindowsのファイルサーバー機能は結構重いのです。ですから、「Cubox」や「Voyage MPD」のユーザーならば、NASの側のWindowsのファイルサーバー機能はオフにできるならばオフにしたいのです。
そして、もしもオフに出来たならばcifsではマウントできなくなりますから、必然的にnfsでマウントしなければいけなくなるわけです。
ただし、このファイルサーバー機能はオフにするチューニングは音質面でかなり効きます。おそらく、誰が聞いてもはっきり分かるくらいに音場のノイズレベルが下がります。
ただし、NASの側でWindowsのファイルサーバー機能をオフに出来る機種はあまりないようです。
もしも、お使いのNASがファイルサーバー機能をオフにできないのならば、無理をしてnfsでマウントする有り難みは(2)だけになりますので、効果は(1)ほどには大きくはありません。
それから、nfsとcifsでは共有フォルダの位置の表示の仕方が変わる場合があるそうです。
そして、どう変わるかは、お使いのNASによって変わってきますから、そのあたりはマニュアルを熟読されるかメーカーのサポートに問い合わせしていただくしかないと思います。
私が使っているSynologyはmitsuさんがコメントしてくれたとおりですが、それが全ての機種に当てはまるわけではありません。
RockDiskNextをサブのNASとして使っています。
nfsでマウントできますし、Windowsのファイルサーバー機能をオフにもできます。
やり方は次のとおりです。
RockDiskNextの管理画面からプリファランス→サービス→NFSを選択し、NFSを有効にする。
次に同じ画面から「追加」をクリックする。
ディレクトリの選択画面が出るので、「音楽」を選択して「開く」をクリックする。
そうするとNFSの画面に「/home/admin/Music/」が追加される。
同じ画面で「ホスト」が「192.168.0.*」ないし「192.168.1.*」になっていることを確認する。
また、「読み取り専用」と「Insecure」のチェックボックスにチェックが入っていないことを確認する。
最後に「保存」クリック。これで、nfsの設定は終了。
音質向上の観点からは、同じサービス画面から、AFP,FTP,iTunesの機能を常時停止させておく。
さらに、SMBA(Windowsのファイルサーバー機能)もリッピングしたデータを書き込むとき以外は停止させておきます。
また、私のlightMPDの記述は、
[nas:music]
type=nfs
host=192.168.1.XXX
remotedir=home/admin/Music
proto=udp
rsize=8192
wsize=8192
です。(私はmusic_directoryをmusicにしています)
このように、cifsでは「admin/Music」がnfsでは「home/admin/Music」となります。
RockDiskNextは多機能で音も良かったのですが、私はたまたま初期不良品にあたってしまい、動作が不安定で、その間にQNAPに乗り換えてしまいました。
なお、I.Oデータのサポートは良心的で結局基盤を交換してもらい、その後は安定して動作しています。
mitsu様、yung様、Rocky様、迅速で丁寧且つ適正な情報誠に有り難うございました。
おかげさまをもちまして、nfsでマウントし、Windowsのファイルサーバー機能を停止し、tcp→udpの状態で視聴することが出来ました。
大変に鮮度が高く、骨格のしっかりした音で且つ繊細さもあり低ノイズな音だと感じました。
以前はQNAPを使用していたのですが「SAMBA」を停止できるとのことでRockDiskNextに換えた経緯があったのですが、そちらも解決でき、今回の皆様のご回答が大変に役に立ちました。
お力になれて何よりです。
>以前はQNAPを使用していたのですが「SAMBA」を停止できるとのことでRockDiskNextに換えた経緯があったのですが
QNAPもSynologyと同じく「SAMBA」機能を停止できます。その他いろいろな音質向上の調整もできます。
また、QNAPはnfsとcifsで共有夕フォルダの位置は変わらないようです。
RockDiskNextで質問ですが、以前、かないまるさんの紹介ページでは、NFSは使えないと書いてあったのですが、現在は使えるのでしょうか。
http://kanaimaru.com/0130813RockDiskNext/0f.htm
使えるならサブで買ってみようと思っています。
また、同様にDLNA機能をOFFにすることは出来ますでしょうか?所有者の方がいらっしゃましたら情報頂けると幸いです。
所有者じゃないですけど、「アイオープラザ」の公式ホームページで対応が明記されています。
ファームウエアのヴァージョンアップで対応したのかもしれません。
ただし、2GB以上のファイルは転送には対応していないようです。
http://www.ioplaza.jp/shop/contents/rdnext.aspx
【以下引用】
ネットワークサービス
Sambaサーバー
AFPサーバー
NFSサーバー
FTPサーバー
UPnP-AVメディアサーバー(DLNA1.5相当)
iTunes サーバー
HTTP / FTPダウンローダ
ウェブポータル(リモートログイン)
ソーシャルネットワーク接続(Facebook、Flickr、YouTube)
※2GB以上のデータの転送はSAMBA、AFPを御利用下さい。
【引用終わり】
私は次期メインNASの候補のひとつにしています。
RockdiskNext 2台所有していますが、NFSマウントは不安定です。
NASを立ち上げた際に、NFSサービスも起動するはずなのですが、起動せずマウントに失敗することがあります。この場合、web設定でNFSサービスのページを開くと、エラーが表示されています。そこで、あらためてNFSサービスをオンにすると、サービスが始まるようでマウントできます。しかし、MPDを再生しようとするたびに、NFSマウントがうまくいくか気にしなければならないのは不便ですね。
toshiさま
所有者の貴重な情報ありがとうございます。
この機種はやろうと思えばNFS以外を全てOFFにすることもできるのでしょうか。
精神衛生上、NFS以外を落とせるNASを探しています。