cPlayのメモリ絡みのエラーについて

前回は、最後のところで次のように書きました。

「なぜか、ブルックナーを再生しようとすると「エラー」が発生するのです。おかしいなと思って、CUEファイルをテキストエディタで確認ししても、ファイル そのもには何の問題もないようです。そこで、「cPlay」のエラーログをチェックすると、Windowsのメモリが足りないと文句を言っているように見 えます。」

しのぽんさんよりも「当方でも「cPlay」導入してみましたが同様な現象がおきました。メモリの開放がうまくいってないのでは?と思い、「メモリの掃除屋さん」というソフトを常駐させてみたところ、とりあえず改善したみたいなので、しばらく様子をみようと思っております・・・」とのコメントもいただきました。

私も早速試してみたのですが、若干の改善が見られたものの、やはり大きなファイルはエラーが出ます。

そこで、あれこれ調べてみたのですが、概ね、以下のようなことではないかと思われます。

まず、仕様のところに

「Maximum available RAM used………..1GB」

と書いてあるのは、「全ての機能をフルに使うには1Gb必要ですよ」、ではなくて、普通に読めば「このソフトでは1Gbまでしかメモリは使えません」と読むべきですよね。高校時代の英語の成績は欠点すれすれの人だったのであまり自信はないのですが、普通に読めばそうですよね。

「Minimum available RAM required…….160MB」・・・最低限160Mb必要ですよ、と来ると、普通は「フルに機能を発揮するには1Gb必要」と読むのがPCの世界の常識だと思うのですが、どう読んでも「Maximum available RAM used」って、書いてありますね。

って言うことは、このソフトは「最大1Gbまでしかメモリは使えません」と言うことになります・・・よね。(違うかな・・・?)

そうなると、このソフトはファイルをメモリに読み込んでから再生しますから、当然のことながら「大きなファイルはロードできない」と言うことになります。フォ?ラムの記事を探ってみると、CUEファイルも列挙されているWAVファイルを先読みしてファイルサイズを計算してメモリチェックするような事を書いてありました。(全部英語だったのでかなり怪しいですが・・・)

そうなると、「メモリが足りません」エラーは、「バグ」ではなくて「仕様」ということになります。(+_+)?アイタタタ

しかし、それではいくら何でも・・・と思って、さらに調べてみると、「Setting画面」にあった、「AWE(Address Windowing Extensions )」と言うのに突き当たりました。どうやらこの「AWE」というのがこの制限をクリアするための項目のようなのです。

「Address Windowing Extensions 」というのは、「32 ビット アーキテクチャで 4 GB を超える物理メモリを割り当てることができる。」というものらしいのです。

ここであらためて、32ビットPCのメモリ認識の限界について詳述しませんが、興味がある人は「RamDisk」関係のページでも見てください。つまり、この「AWE」というのをオンにすると、3Gbの壁を越えて4Gbまでメモリを認識してくれるらしいのです。そして、この余分に追加されたメモリがcPlayで自由に使えるらしいのです。

ただし、この「AWE」という奴、残念なことに、XPのHome Editionでは使えないのです。調べてみると、XPのProfessionalだと使えるようです。もちろん、VistaやWindows7なんかでも大丈夫だろうと思います。

と言うことで、残念ながら私の環境では「AWE」オンの効果は試せませんでした。

Windows7に乗りかえようかな・・・びみょう?(?。?)

誰か、環境のある人のトライと報告を求めます。


6 comments for “cPlayのメモリ絡みのエラーについて

  1. mituo
    2010年1月10日 at 6:34 PM

    1GBの壁より1トラック160MBの壁もあるようですが。
    69トラック3GBのファイルはエラー無く動きます。
    よくわかりませんが....

  2. ユング君
    2010年1月10日 at 8:38 PM

    そうなんですね、ホントに不思議なので、私も今色々やっているところです。
    分かったことは、小さなファイルがたくさん羅列されているときは全体の容量が大きくなっても問題なく動くのですね。たとえば、モーツァルトのピアノソナタ全集を単一のCUEファイルに読み出すときちんと開くのですね。だのに、ベートーベンのピアノコンチェルトの4番が開かないんです。おそらく、第1楽章が(つまりは、最初のファイルが)20分超えるとメモリエラーが出るようです。

    こうなると、これは「仕様」ではなくて「バグ」ですね。
    改善されることを祈りましょう。

  3. ひらっち
    2010年1月11日 at 10:11 AM

    初めまして、ひらっちと申します。
    いつもユングさんのHPを参考にPCオーディオを楽しんでいます。

    私もcPlayを使い始めましたが、女子十二楽坊のThe best of coversでエラーが出ます。
    16トラック、73分、746MBの普通のアルバムです。

    4トラック、64分、647MBで、最初の曲が32分あるアルバムは再生出来ております。

    やはりバグでしょうか。

    ちなみに、4GBメモリーでRAMDiskを開放したので、OS管理外メモリーも1GB使えているはずです。

  4. mituo
    2010年1月12日 at 9:07 PM

    トラック容量680MBと560MBのの合計1.2GB超えファイルを作って、CUEファイルを作ってcPlayで再生してみましたが、エラー出ません....
    このPCは2GBしかメモリー積んでいませんが....
    何か別の原因があるかもしれませんね....

  5. ビンジー
    2010年1月14日 at 4:34 PM

    はじめまして。
    最近、このサイトを知り楽しく読ませてもらっています。

    私も cPlay を試してみました。
    アナログから CD-R に録音した1トラックのみの CD をリッピングし、800MB 80分弱の WAV を
    作成し、cPlay で再生してみました。

    その結果、読込み・再生共、問題なし。エラーは出ませんでした。
    さらに、エディッタをいじって小さい曲が集まった cue ファイルの真ん中あたりにこの曲を
    放り込んで試して見ましたが、やはり異常なし。

    でもエラーが出てる人も多いんですよね。何かの相性でしょうか?
    特定のマザーボードやサウンドカードとの相性、XPの pro と Home、SP2 と SP3 の違いとか。
    ファームウェアのアップデートとかで解決しないでしょうかね。

    ちなみに、私の環境は Sempron 3000+ の乗った古いマザーボードで、メモリーはたったの 1GB
    という貧弱さで、サウンドカードは ProDigy 192VE 、OS は XP pro SP3 です。

  6. 白髪おやじ
    2010年6月21日 at 9:57 PM

    このサイトで cMP + cPlay のことを教えていただきました。
    旧来のソフトとは格段の差があるので驚いています。
    さて、ファイルが開かない、cueファイルで開こうとしてもエラーとなる、と報告されています。
    私の経験から言いますと、ファイル名に「英語の」アルファベット以外の文字が含まれていると認識しないようです。ドイツ語のウムラウトとかエスチェットみたいなやつ。その文字を削除するか、ファイル名を単純に track_01 とかに書き換えると、すんなりと再生します。なんだか国産のソフトみたいですね。そうすれば Recursive Cue Creator でのcue作成も問題ありませんでした。
     皆さんのご指摘は、もっと別の問題かもしれませんが、念のため。

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