結局は導入を見送った「tX-USB」

夏の暑かった時期に「USBポートの改善」ということで、「tX-USB」なるPCIカードを取り上げたことがあります。

その時は、残念ながら品切れ状態だったので購入できませんでした。その後、10月の初め頃に限られた数量が入荷したようですが、現在もまた品切れで「予約受付中」になっているのでそれなりに需要はあるようです。
実は、10月のはじめに入荷のお知らせが来たときに購入しようかと思ったのですが、寸前のところで思いとどまりました。おそらく、8月の時点で「現物」があれば躊躇せずに購入したでしょうが、それから2ヶ月あまりの推移でそれほどのメリットが感じられなくなったからです。
今回はそのあたりの経緯を報告して、できれば諸兄のご意見をいただきたいと思います。

「tX-USB」なるPCIカードについては、「USBポートの改善」の項で簡単に触れたのですが、あらためて紹介しておきます。

これが「現物」の写真です。

「Block Diagram」がこちらです。

この製品の特徴を簡単にまとめれば以下のようになります。

  1. USBポートから出力される電源をオフに出来る
  2. Ultra Low Noise Power Supplyなる技術で内部の電源のクリーン化を図っている
  3. USB HOST CONTROLLERにクロック信号を送り込んでいる

さらに、SOtM側は

「SATAフィルター、FANフィルターと組み合わせて使用すること」を推奨しています。

これらの諸点を一つずつ検討して、「ALIX.3D2」という一枚基盤でできている「Voyage MPD Starter kit」と、シンプルなファンレスPCにこれらのシステムを組み込んだシステムを比較していきたいと思います。

「SATAフィルター、FANフィルターと組み合わせて使用すること」を推奨

メーカーは「SOtMの製品はUSB信号の品質の差をできる限り吸収し高音質で出力するよう設計していますが、コンピューター側でもできるだけ信号の質を高める事ができれば、これも音質向上に大きな役割となります。」と述べています。
残念ながら、メーカのページのどこを見ても、前段の「SOtMの製品はUSB信号の品質の差をできる限り吸収し高音質で出力するよう設計しています」という内容に該当する技術的裏付けは見いだせませんでした。しかし、後段の「コンピューター側でもできるだけ信号の質を高める事ができれば、これも音質向上に大きな役割となります。」という内容については詳しく説明がなされています。

簡単にまとめますと、SOtMは信号の質を高める手段としてパソコンそのもののノイズの低減が重要であることを指摘し、その手段として、SATAのインターフェイスとモーターを必須とする冷却ファンにノイズフィルターをかませることを推奨しているのです。

SATA noise filter



FAN noise filter

これは、この間論議されてきた内容、「PCオーディオにおいてはパソコンそのもののノイズを可能な限り低減する事が音質向上につながる」という「定理」とも言うべき内容と合致します。
言うまでもないことですが、パソコンがノイズを発生させる最大の元凶はマザーボードとメモリです。しかし、その本丸に切り込むのは難しいのでSATAのインターフェイスと冷却ファンに目をつけて対策をしようというわけです。
この着目は的を射たものであり、非常に素晴らしいと思います。

しかし、お気づきだと思うのですが、「ALIX.3D2」という一枚基盤でできている「Voyage MPD Starter kit」には、そもそもSATAのインターフェイスも冷却ファンも存在しません。ノイズの発生源に対して「対策」を施すよりは、ノイズの発生源が「存在しない」方が有利なことは言うまでもないことです。
ですから、「Voyage MPD Starter kit」のユーザーにとっては、このような「対策」は余裕で見送ることができます。(^^v

ただし、一般的な汎用PCを使っておられ方にとってはこれらの対策は「かなりの効果」が期待できるのではないかと思います。

USBポートから出力される電源をオフに出来る

これに関わる内容については、『PCオーディオの都市伝説(4)~「USBケーブルで音が変わる(2)」』で詳しく述べました。
昨今のUSB-DAC(DDC)はバスパワーで動作するようなものは少なく、そのほとんどが自前の電源を持っています。ですから、PC内部から供給されるノイズまみれの電源などは持ち込まない方がいいことは簡単に理解できます。

ところが、電源系の信号を切るとほとんどのUSB-DAC(DDC)がPC側から認識されなくなります。
ですから、「USBポートから出力される電源をオフに出来る」というのは魅力的なのですが、現実問題としてはほとんど使い道のない機能だと言えます。
勿論、この機器は実際に使ったわけではないので、電源をオフにすると大部分のUSB-DAC(DDC)が本当に認識しなくなるのかどうかは分かりません。しかし、もしも大部分が「認識」できたとしたら、それは電源が完全に「オフ」になっていないことを意味しますので、それはそれで看板に偽りありになってしまいます。

Ultra Low Noise Power Supplyなる技術で内部の電源のクリーン化を図っている

電源をオフにすると認識しなくなるUSB-DAC(DDC)に関しては電源をクリーン化して送り出すという機能です。
これも魅力的な機能ですが、エルサウンドの「データ専用USBケーブル汎用版」のように、PC内部からの電源を切断し、あらためて外部からクリーンな電源を供給する方式が提案されると、いささか中途半端な感は否めません。

ですから、「データ専用USBケーブル汎用版」を使っているユーザーにとっては全くメリットは感じられないと思います。

USB HOST CONTROLLERにクロック信号を送り込んでいる

これがよく分からないのですが、私が理解できた範囲で報告しておきます。
まず、自分なりの結論から述べておくと「無意味」かな?と判断しました。

USB転送で音楽再生させるときは一般的に「アイソクロナス転送」が使われます。このあたりの内容については『PCオーディオの都市伝説(3)~「USBケーブルで音が変わる(1)」』で詳しく述べましたので参照してください。
この時、音楽データは1ms(1000分の1秒)のタイミングでUSB-DAC(DDC)に送り込まれます。この1ms(1000分の1秒)というタイミングはUSBの仕様として決められていますので、勝手に変更することはできません。しかし、PCは元々が音楽再生のための機器ではありませんから、オーディオ機器のような高精度のクロックは積まれていません。ですから、その1ms(1000分の1秒)のタイミングが結構怪しくなってくるので、それに「活」を入れて音質改善を図ろうというのが「USB HOST CONTROLLERにクロック信号を送り込む」機能だと理解しました。
もしかしたら、「SOtMの製品はUSB信号の品質の差をできる限り吸収し高音質で出力するよう設計しています」という売り文句の技術的裏付けがこれかもしれません。(ただし明言していないので断定はできませんが・・・)

しかし、最近のUSB-DAC(DDC)は「アシンクロナスモード」で動作するものが一般化しています。
「アシンクロナスモード」とはデータを送り出すタイミングがPCではなくてUSB-DAC(DDC)が主導権を持つ転送方式です。
つまり、オーディオ機器であるUSB-DAC(DDC)に搭載されているクロックが主導権を握ってデータを転送する仕様なので、USBポート側のクロックを改良しても意味がありません。この背景には「PC側のクロック<オーディオ機器のクロック」という暗黙の了解が存在します。「アシンクロナスモード」が一般化している最近の動向を見れば「無意味」な機能と言わざるを得ません。(私の理解が誤っていましたら突っ込んでください^^;) しかし、最近は「アシンクロナスモード」の欠点を指摘さする向きもあって(位相のズレがおこる・・・ほんまかいな?)、高精度のクロックを積み込んで「シンクロナスモード」で動作させるという提案も出てきているようです。そう言う「新しいタイプのUSB-DAC(DDC)」が登場してくると一概に「無意味」とも言えなくなる可能性はあります。 それから、「シンクロナスモード」で動作している」古いタイプのUSB-DAC(DDC)を使っているユーザーにとっては魅力のある機能だと言えます。

まとめ

おそらく、この製品が発表された一年前ならば、結構注目に値する製品だったのではないかと思います。もちろん、現在でも、普通のPCに少し古いタイプのUSB-DAC(DDC)をつないで音楽を聴いているユーザーにとってはかなりの音質改善が期待できるのではないかと思われます。

しかし、一枚基盤のPCで動作する「Voyage MPD Starter kit」のような機器が登場し、外部からクリーンな電源を供給する「データ専用USBケーブル」のようなものが登場してくると、その輝きは一気に失われた・・・と言わざるを得ません。
よって、「Voyage MPD Starter kit」+「データ専用USBケーブル汎用版」+「UDIF7(アシンクロナスモードで動作)」という構成と比較すれば、導入するメリットはないと判断しました。

恐るべき、ドッグイヤーの世界です。


12 comments for “結局は導入を見送った「tX-USB」

  1. koroneru
    2011年10月29日 at 9:11 PM

    うちはATOM自作PC+データ専用USBケーブル汎用版+UDIF7です。
    いちおうFAN用のフィルタだけ入れてみました(一番安かったし^?^;)。

    たまたまオリオスペックさんは近所なので、こないだ店舗に行って購入しました。とあるビルの2階で、けっこうひっそりとした印象のお店でしたね。1階に看板があるのですが、蛍光灯が1本切れて点滅してる。。。どうしようかと考えたのですが、結局店の人には知らせないで帰ってきてしまいました。なんかわざわざ言うのも変かなーと考えたんです。ま-考え過ぎなんでしょうが。店内は結構狭くて、どちらかというと通販に力を入れている印象でしたね。オリオさんの近所にカスタムっていう似たコンセプトのお店があるのですが、そちらのほうが店内は充実してます。

    スターターキットもいいなとは思うのですが、せっかく組んだPCがなんだかもったいなくて結局そのまま使ってます。どうもNASから再生ファイルも引っ張って来るのがあまり好きではないのもあります。同じ筐体の中に一緒に入ってないとナゼか落ち着かない。。
    自分で書いていても古いなあとは思います、ははは。時代の流れに逆行してますよね。そのうち、スターターキットも考えてみようと思います。

  2. ユング君
    2011年10月29日 at 9:39 PM

    >たまたまオリオスペックさんは近所なので、こないだ店舗に行って購入しました。とあるビルの2階で、けっこうひっそりとした印象のお店でしたね。1階に看板があるのですが、蛍光灯が1本切れて点滅してる。。。

    へぇー、そうなんですか!!
    オリオスペックはファンレスPCの世界では有名なので、私も今まで2台も注文したお店です。ネットの雰囲気では大々的に商売している雰囲気なので、ちょっと驚きました。

    >どうもNASから再生ファイルも引っ張って来るのがあまり好きではないのもあります。同じ筐体の中に一緒に入ってないとナゼか落ち着かない。。

    うーん、どうなのでしょう?理論的には、LANケーブルからデータをひっぱてくるのは問題はないように思うのですが・・・。
    さらに言えば、ハードディスクの存在そのものが大きなノイズ源ですから、データは外に置く方が音質的にはメリットがあるように思います。

    >そのうち、スターターキットも考えてみようと思います。

    私も、オリオスペックで購入した2台のファンレスPCを泣く泣く隠居させました。機会があれば是非とも取り組んでみてください。

  3. 2011年10月29日 at 10:07 PM

    このサイトのおかげで
    スターターキットを動かし、USB・ハードディスクに音楽データを入れて楽しんでいます。
    念のため、ハードディスクは自作リニア電源で動かしています。
    NASはネットワーク関係の知識が乏しいので敬遠していますがどうなんでしょう。
    NASは私にとって、えたいのしれない存在なのです。
    NASは購入したものの、押し入れの中です。
    音を考える時、どのような構成が一番有利なんでしょう。
    できるだけシンプルな構成がいいと感じていますが・・・。

  4. koroneru
    2011年10月30日 at 12:43 AM

    >らに言えば、ハードディスクの存在そのものが大きなノイズ源で>すから、データは外に置く方が音質的にはメリットがあるように思>います。

    あーなるほど、言われてみればそうですね。ちょっと考えを改めてみるべきかもですね。しかし私のヘッポコな耳でどこまで差が分かるか自分で疑問だったりしてます。

    でもそれを言ったらそもそもこんな趣味を始めた意味が無いわけですし。

    しかし自分で色々と構成を考えてPCを組むのも面白いんですよね。だと言って構成を変えた事による変化が聞き分けられるかと言われれば。。まぁlinuxとWin7は「かろうじて」聞き分けられました^^;なんかwin7のWASAPIは元気な音のような気がする?とか程度です。でもたぶんブラインドテストされたら分からないかなあ、あははは。

  5. ユング君
    2011年10月30日 at 12:00 PM

    >NASは私にとって、えたいのしれない存在なのです。
    NASは購入したものの、押し入れの中です。

    NASを利用する最大のメリットは「使い勝手」の良さです。
    USB接続のHDだと、接続しているPCからしか利用できませんが、NASであればネットワーク上の全てのPCから利用できます。
    ですから、クライアントPCからリッピングしたファイルをNASに保存すれば、そのファイルをVoyag MPDから自由に再生ができます。

    音質面でも、理論的にはNASの方が有利なように思うのですが(LAN転送とUSB転送の違い)、聴覚的にはあまり差異は感じ取れません。
    ですから、基本的には「使い勝手」の違いが決定的かと思います。

    江川さんはリッピングしたファイルをどのようにしてUSB接続のHDに転送されているのでしょうか?

  6. 2011年10月30日 at 6:51 PM

    ユングさん

    こんばんは

    私、MacとラシーHD、バックアップにセンチュリー「裸族のお立ち台」HD、インターフェースにFF400という系統を持っています。
    voyage MPD のHDも「裸族のお立ち台」HDを使っています。
    そんなわけで、バックアップ用「お立ち台」にvoyage用HDをさしてデータをコピー。
    こんな具合にデータをHDに転送しています。
    「お立ち台」はぬきさしが簡単なので、データのアップデートはそんなに面倒ではありません。

    理論的にはNASの方が有利なんですか、やはり試す価値はあるんですね。
    ALIXの使い方、いろいろ試して可能性を追及したいと思っています。

    別件ですが、今日気になったことですが、しばらくvoyage MPDを使っていると、音がにぶくなるということ、ありませんか?
    音がおかしいと思い、バックアップ用に購入したスターターキットに交換すると、音がよみがえって、切れのいい鮮度の高い音が出てきたのです。
    それは設定も同じで、エージングも済ませたものです。

    Macなどでは、メンテナンス・ソフトを使いクリーニングすると音がよみがえるのですが、voyage MPD ではどうなんでしょう?
    何か、メンテナンスの必要はないのでしょうか?
    私の、思い過ごしかな?

  7. ユング君
    2011年10月30日 at 7:45 PM

    >バックアップ用「お立ち台」にvoyage用HDをさしてデータをコピー。
    こんな具合にデータをHDに転送しています。

    やはりコピーをするしか手はないわけですね。私はその手間が面倒なのでNASを使っています。

    >理論的にはNASの方が有利なんですか、やはり試す価値はあるんですね。

    現実問題としてはほとんど気にすることはないと思います。あくまでも「使い勝手」の差が大きいと思います。

    >しばらくvoyage MPDを使っていると、音がにぶくなるということ、ありませんか?

    私の場合はそう言うことは気になりませんね。
    ただ、文面から推測しますと、Starter Kitともう一台別のPCにインストールされたVoyage MPDをお使いのようで、音が変化すると感じられたのはStarer Kitとは異なるPCの方なのでしょうか?
    PCはできる限りシンプル構成にするのが音質的にはベストなので、現時点では一枚基盤のALIXで構成されているStarter Kitが最も優れていると思います。

    つまりは、PCはお金をかければかけるほど音が悪くなるらしいのです。実に不思議な話ですが、どうやらそれが真実のようです。

  8. 2011年10月30日 at 8:49 PM

    もう一台も同じALIX。voyageストアのものです。予備に購入しました。

    ユングさんが気にされていないということは、私の2台のALIXになんらかの違いがあるのかもしれません。
    どちらかの組み立て具合が悪いとか。
    一台は穴開けに失敗し、基盤がグラグラしています。
    これかな?問題は・・・。

    ALIX上のvoyage、シンプルなので使いこなしでずいぶん音が違いますね。
    電源、USBコード、置き台

    電源やUSBコードは話されているので、置き台についてですが、私は黒檀のブロックの上にサンシャインのメタルインシュレーター、その上にALIXをのせて重りで押さえています。
    音がしまってきます。

    みなさんと使いこなしについて、アイデアを交流したいものです。

  9. ユング君
    2011年10月30日 at 10:18 PM

    >一台は穴開けに失敗し、基盤がグラグラしています。
    これかな?問題は・・・。

    確かに、Starter Kitはシンプルなだけに、ちょっとしたことで音質は変化しますね。
    基盤がグラグラというのはかなり拙いかもしれませんね。

    オーディオでは振動対策は必須ですが、PCオーディオでも基本は同じかなと思います。
    私の場合は、Starter Kitの足下にタオックのインシュレーターをはかせて、それを鉛のインゴット(TGメタル)を布でくるんだものでサンドイッチにしています。
    それからセッティングしているのはヤマハの「GTR-1」というかなり重量級のラックです。

    これがベストかどうかは分かりませんが、とりあえずは「重量」で押さえ込んでいます。

  10. hiro
    2011年10月30日 at 11:12 PM

    再度おじゃまいたします。HIROと申します。

    tX-USBの記事読ませて頂きました。何となく自分が思っていたことをはっきり指摘された感じです。
    自分はATXのPCにUSBカードを挿して使用していますのでこのカードにかなり期待していたのですが、結局
    USB DUAL AUDIOを使用して電力線のノイズを対策する方法で逃げちゃいました。正直いろいろ比較をしたいのですが先立つモノが無いので。
    ノイズ対策効果ですがそれまで使用していたND-S1とは基本から違いますので音を聴いてもどこまでできているかは分かりません。但しひとつ勉強したことはケーシングの事です。はじめは基板むき出しで使用していたのですが思ったより音に差が無いのです。試行錯誤した結果お菓子の入っていた空き缶に自作電源込みで入れたら化けてくれました。バカな話でノイズ対策しているなら同じ事ですよね。

    また音源の話ですが自分の実験では以下のようになってます。

    内蔵SSD(XFS)>内蔵HDD(XFS)>MPD外付けUSBHDD(XFS)>MPD外付けUSBHDD(EXFAT)>WINDOWS USBHDD(EXFAT)を共有LAN接続

    何でこうなるのか、LANにはそれなりに気を使っていたつもりですが?
    (LANカードはどちらもインテル、スィチングハブもリニア電源使用、yanさんのパッチでも優先上げてますが)まあプラシーボも有るとは思いますが、内蔵SSDとLANでは間違いなく別物なんです。

    で、現在はOSが入った32GBのSSDを2パーティションに分け、ハードディスクも内蔵としました。正直心理的にかなり抵抗が有ったんですけどそれなりにPCのノイズ対策はしているし、結果が全てかなと。

    管理ですが、WINDOWS側に2つ共有フォルダを用意し/以下に別々ににマウント、/MUSICの下にSDA2とSDB1を用意してパーティションをマウント、端末でcp ?r又はrsync -avuでコピーしたり削除したりでスマートじゃないですね。
    難点はrsyncの–deleteが動かないので同期ができない事、あまり深く調べてないのですがどなたかわかる方教えていただけないでしょうか。

  11. ユング君
    2011年10月31日 at 8:10 PM

    >た音源の話ですが自分の実験では以下のようになってます。

    内蔵SSD(XFS)>内蔵HDD(XFS)>MPD外付けUSBHDD(XFS)>MPD外付けUSBHDD(EXFAT)>WINDOWS USBHDD(EXFAT)を共有LAN接続

    なるほどね。
    ただ、私もここまで突っ込んで聞き比べはしてませんが、SSDは独特の軽さみたいなものが出るので好き嫌いはあるだろうなと思います。ちなみに、私はあまり好きな傾向な音ではないです。

    LANとUSBではあまり差は感じませんでした。
    よって、現在は圧倒的に使い勝手のいいNAS接続でシステムを組んでいます。
    頻繁にリッピングして新しい録音を聞きたい私にとっては、いちいちコピーしたり同期させたりするのはちょっと「耐えられない」です。

  12. hiro
    2011年11月1日 at 9:11 PM

    ユング様へ

    実は前回の書き込みをしてからも何故これだけデジタルデータで差が出るか気になって調べてみたのですが理由が分かりました。

    自分のスレッドのプライオリティーはかなり以前に固定化してままでLANをMPDの上位に置いていたのですが、これを下位に落としたら内蔵HDDと同等になりました。
    サーバーに直接接続した場合、プライオリティーはデフォルトで20になるのでここが差になっていたようです。内蔵SSDでもMPDの上位に置くと寸詰まりのような音に変化し、おそらく間違いないと思います。
    OSの方もいろいろやっていましたので条件の確認を忘れておりました。お詫びいたします。

    これですっきりとHDDを外せます。

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