Category Archives: 録音クオリティの検証

「TAS Super LP List」をパブリックドメインで検証する(2)~シャルル=マリー・ヴィドール:オルガン交響曲第6番「Allegro」 1957年10月録音

全てのものは肥大化し巨大化します。 「進化」というものが持つベクトルの一つが「巨大化」であることは否定しようがありません。 それは、クラシック音楽においても一つの事実であり、古典派の慎ましい交響曲は20世紀の初頭には巨大

「TAS Super LP List」をパブリックドメインで検証する(1)~ラヴェル:舞踏詩「ラ・ヴァルス」 ポール・パレー指揮 デトロイト交響楽団 1962年3月録音

「TAS Super LP List」を眺めていると、その大部分が50年代後半から70年代までの録音で大部分が占められていることに気付きます。 それはアナログ・レコードを対象としているのですから仕方のないことかも知れませ

「TAS Super LP List」への疑問~プロコフィエフ:スキタイ組曲 アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1957年7月録音

この演奏と録音に関しては、とりわけオーディオファイルの方からは圧倒的な賛辞が寄せられてきました。 「TAS Super LP List」においてもとびきりの最優秀盤であることを示す「BEST OF THE BUNCH」の

ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 作品30 (P)バイロン・ジャニス アンタル・ドラティ指揮 ロンドン交響楽団 1961年6月2日録音~「初期盤信仰」への異議申し立て

前回も少しふれたのですが「TAS Super LP List」は毎年更新されます。 何の注釈もなしにサラッとそう書いたのですが、考えてみれば次々とアナログ・レコードによる新譜が発売されるような状況ではないのですから、毎年

「TAS Super LP List」ってご存知ですか:マーラー:交響曲第9番 バルビローリ指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団

ヨハンナ・マルツィによるモーツァルト(ヴァイオリン協奏曲第4番)の録音があまりにも素晴らしくて、それに関わる情報を探っている中で「TAS Super LP List」なるものに出会いました。 おそらく、ご存知の方からすれ

シベリウス:交響曲第1番 ホ短調 Op.39 アンソニー・コリンズ指揮 ロンドン交響楽団 1952年2月21~22日録音

既に述べたように、ヴァイオリンやチェロ、ピアノという「楽器一台」による楽曲であれば、録音がモノラルであることはそれほど大きなハンデにはなりません。逆に、かっちりとした音像が描き出されるだけにメリットになる部分もあるほどで

ベートーベン:弦楽四重奏曲第4番 ハ短調 OP.18-4 ブダペスト弦楽四重奏団 1951年2月2日録音

「アナログ・レコードの復活」という流れは一時の際物的なブームではなくて、どうやら本格化しつつあるように見えます。 一つはメジャーなレーベルからアナログレコードが発売されるようになったことです。 特に、昨年からアナウンスさ

ラフマニノフ:チェロ・ソナタ ト短調 作品19~(Cello)ザラ・ネルソヴァ (P)アルトゥール・バルサム 1956年録音

オーディオが全盛期だった時代は国内ブランドも元気でした。 大手家電メーカーもそれぞれにオーディオ専用のブランドを立ち上げて製品開発を進めていました。 三菱はダイアトーン、ナショナルはテクニクス、東芝はオーレックス、日立は

ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2 「モスクワの鐘」~(P)モーラ・リンパニー:1951年録音

こういう録音を聞かされると技術の進歩とは何なのかと考え込まざるを得ません。 ラフマニノフ:前奏曲 嬰ハ短調 作品3-2 「モスクワの鐘」~(P)モーラ・リンパニー:1951年録音 確かに、先に紹介したマイナルディの録音の